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念願の場所へ(人生初の体験を増やしていきたいPart2)

「人生初の体験を増やして行きたい」の第2弾。

先月(12月)中旬、宣材写真を撮りに恵比寿へ。ガーデンプレイスはイルミネーションが綺麗で、バカラのシャンデリアが展示されていました。が、一人だし、特に何処にも寄らずに帰路へ。笑

バカラのシャンデリア
イルミネーション


帰路の車内で、

『あっ!今日がチャンスかも…』

時間も6時。ちょうどいい。

思い立って、ずっと行ってみたいと思っていた蕎麦屋さんへ。

人生3度目くらいかな、お蕎麦さん。笑

子どもの頃、長野の家族旅行で、父が蕎麦につゆをちょこっとだけ付けて食べるのが不思議で尋ねた思い出が鮮明ですが、あと2回くらいかな?笑

この年まで外食経験が少なく、人生損してきたなと。笑

老い先の方が短いのだから、いろいろやってみたいという中にあった練馬区の蕎麦屋「にはち」さん。

着いたのが7時前。こじんまりしたお店の木戸をガラガラと開けるとお客さんはいない。

奥へ行きかけて、『あっ、一人だから二人がけ席の方がいいか…』と戻りかけると、「奥へどうぞ」と促された。お言葉に甘えて、奥の席へ。

杉浦日向子さんのご本が並んでいたので拝借。メニューの中から天もりを注文しました。

店内をぐるりと見渡す。メニューの中のあれもこれも美味しそう。

エッセイを読みながら待つ至福の時間。そう。ここは、作家杉浦日向子さんのお気に入りのお店なのです。

エッセイを読んでいると、卸金の音、次にパチパチと天ぷらのはねる音が聞こえます。やがて天ぷらが置かれ、もりそばがやってきました。

細く角が立ち見た目からまず美しいお蕎麦。口の奥へつるつると吸い込まれていきます。曖昧さのない、潔い蕎麦。つゆは濃く、蕎麦をぐっと引き立てます。

天ぷらは海老が2本と野菜3種盛り。里芋の天ぷらがもう絶品でした。蕎麦湯もすっかりいただいて大満足。腹八分目くらい。私にはちょうど良かったです。

杉浦日向子さんは、「おかず」と「料理」は別物。料理は、生存のためのエネルギー摂取でなく、「香を聞く」、「花を生ける」などと同等の趣味であり、風流である、と述べられていますが、「にはち」はまさに「料理」。数ある蕎麦前のどれも食べてみたいと思いました。

途中、男性が一人来店。ビールと蕎麦前を何品か頼まれ、後はお酒でと。

『ああ、これがお蕎麦屋さんだよな』


私は若い頃、大人になったら、一人で飲みに行けたらかっこいいナと憧れていました。でも、一度も体験することなくこの歳まで。

昔のイメージは“バーで飲む”かっこいい姿。もうすぐ59歳のおばさんがしかも初体験では絵にならん…。かなり抵抗あり。

『でも、此処なら叶えられるかも』

新たな夢ができてワクワク♡

帰りがけにも、ご夫婦orカップルお二人が来店。やはりビールと蕎麦前と蕎麦とお酒を注文されました。

『やはりゆくゆくは…』

私のことだから、次回はまだ勇気が出ないかもですがそのうちに…。

それに次回は、どうしても“そば汁粉”が食べたい♡笑
気になって気になって…笑。
自分の許容範囲でお蕎麦とお汁粉くらいかな。その次にお酒と蕎麦前を頼もうかな。わさび芋と玉子焼き…など、もうワクワクしながら次なる夢を妄想…。

小さな夢を叶えていけたら、自分を大事にする[自分改造計画]もできそうで⁉︎笑

「美味しかったです」とお店を後にして、帰路に着くまでに驚きました。全く胃がもたれていない。

『私、何か食べたっけ?』

腹八分くらいた満たされた感はあるのですが、体が軽く、凄いと驚愕。

『天ぷら何処へ行った?』

メニュー全部を食べてみたい。本気でそう思いました。

お店もスッキリ、見た目もお味もスッキリ、体もスッキリ、心もスッキリ。

来年(年が明けてしまったので今年)の新たなワクワクを見つけました。

小さな幸せが大きな幸せ。

ありがとうございます。
また、行かせていただきます。

「料理」をいただきに♡

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