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私は今が一番幸せ。勉強体質は大切な遺産相続


いつの時代も、己に正直に生きられた人の勝ち。

今は、私の若い頃より更に自由なはずなのに、未だにその恩恵を受けられていない人もいる。(かつての私がそうでした。私の若い頃も、昔とは比べものにならないくらい自由だったのに、不自由だったな、と。)



自ら枠を嵌めている。
自らブレーキを踏んでいる。
勝手に面倒臭い思考をしている。

等々、理由は様々だろう。



そもそも、若いとは不自由なものだ。

私は若い頃に戻りたいとは思わない。

まして、子ども時代なんて。あんな不自由な時代は、まっぴら御免だ。



穏やかに自由でいられる今が、私は一番幸せ。





私の母は、よく勉強していた。
戦後、家庭の事情で高卒だったけど、一日中勉強していて幸せそうだった。お金もかからないし(笑)。

この幸せを見つけられた人は最強だな、と思う。

母からもらった一番の遺産は、【勉強する楽しさを見せてもらったこと】だと思う。



567療養中も私は幸せだった。ただひたすら家に籠っていられた。ずっと書いていられたし、創作できた。
私の内向型100%は本領発揮。



世間では75%の人が外交型とか。
そして、世間は外交型向きの人に合わせて作られているとか。

外交型の人は、人といると回復する?

信じられない。
表向き?嘘言ってるんじゃないの?

人といるとリラックスして体力が回復していくなんて!?
人と会うことでどんどん元気になるなんて!?


あり得ない





内向型の人は、外に出て人に会うだけでエネルギーを使う。
充電式のバッテリーのように、蓄えられたエネルギーがどんどん減っていく感じ。

一人の時間は、絶対に必要なのだ。



外交型の人は、人と話したり、外で活動したり、人や活動に囲まれて働くのが好きで、人や外界と接していない時に孤独や疲労を感じるらしい。



よくわからない。というか、


全然わからない。





一般的な好人物像に当てはまるという。社交的で明るく、話題が豊富。

(確かに私は、いつも聞き役だったわ。)



母は、“一度会ったら忘れない”という人だった。万人に一度で覚えられる。

それは、3人の子どものうち、私だけに受け継がれた。内向型なのに、目立ってしまう(泣)。

だから、自分も錯覚してずっと生きてきた。でも、人が多く集う場所は、本来は苦手だ。保護者会とかも苦手だった。でも、頑張ってきたな、と今は思う。子育て中も自分の部屋は無かった。でも、基本、アルバイト以外の時は、家で一人でいられたから、今思えばありがたかった。今も、家を出て、一人で暮らさせてもらっている。ありがたいことだ。

全てがありがたい。恵まれている。幸せだ。

私は、今が一番幸せだ。一人でも。孤独でも。

一番無理がない。一番自分らしい。

今思うと、母のことを社交的な人に感じていたけど、本来は違ったんじゃないかなと、わかり始めたところだ。



子育ては楽しかった。
このnoteにも書いたことがあったか、私は母になるために生まれてきたと思っている。私を絶望の淵から救ってくれたのは双子だった。その後に生まれた次女。3人の子ども達は、私の一番の宝だ。
それは、変わらない。

それでも、末の次女は大学生。
自分の時間が増えた今、「幸せ」だ。



子育ても幸せだった。
思えば、全てが幸せだったな(笑)。

でも、本当の(何が本当かしら?あれもこれも本当だと思うけど笑)、「本来の楽に在れる自分」「やりたいことができる幸せ」があるから、「今が良いな」と心から思える。



「今」が一番幸せなら、ずっと幸せだ。だって、未来は「今」の積み重ねが作るものだし、毎日は「今」の積み重ねの連続だから。



だから私は、【「今」が一番幸せ】をずっと続けていきたい。


私の母は勉強することが好きだった。

若い頃からカルチャーおばさんで、学歴は高卒だが、家庭の事情で進学できなかった分、自ら「◯◯講座」なるものを受講して学んでいた。



例えば、仏像が好きで(信仰には全く興味が無く)、専ら国宝や文化財として学び、巡り歩いていた。中国に行ったりもしていた。



また、中世の文献を読んだりもしていた。『吾妻鏡』は、師が亡くなった後を託され、母が引き継いでお仲間と勉強を続けた。今も捨てられず、沢山の書き込みのある書物が少しだけ取ってある。



源氏物語も、母が教わっていた先生がなんと私の大学の非常勤講師で、たまたま私のクラスの授業に当たって、親子二代で学ばせてもらったこともあった(笑)。



歴史も大好きで、細かい年号もよく知っていた。
俳句もトイレのカレンダーの横に書き込みがあったりしたが、その分野はあんまりだったかな?(笑)



私が子どもの頃は、落語やチャップリンの映画にもよく連れて行ってくれた。



自分が高校までしか学べなかった分、生涯、学び続けていた。



県立金沢文庫で、展示の解説もしていた。それが楽しくて楽しくて、母の生き甲斐となった。



私は、極々たまに実家に行っても、母が嬉しそうに喋るのが鬱陶しくて、ほとんど話を聞いてあげなかった。今思えば、聞いてあげたら良かったなと思う。



奈良・京都や鎌倉に詳しく、私も何度か一緒に旅したが、見事なまでの博識だった。



亡くなる少し前、双子と京都を旅する計画をしていたが、叶わなかった。
母の死後、2人は母の計画通りの経路で二人旅をした。母の残してくれたお金で。お賽銭用の5円玉も袋に沢山用意されていた。
母は、いろんな解説をしながら、二人を連れて一緒に歩きたかったのだろう。





学ぶことは本来、楽しい。



勉強は我慢してやるもの、という意識が植え付けられてしまっている人が多いのか、日本の大人は、世界と比べて勉強しない傾向にある。

25歳以上の通学率は、日本は僅か2%。OECDの平均は21%だ。

アメリカ人の大人が1時間勉強している時に、日本人は5分しか勉強しない。



また、日本の社会人の勉強時間は平均で1日7分。(1日たったの7分!!)
国の成長も止まるわけだ。





毎日、何かしら勉強すると、毎日必ず変化する。

少しでも勉強すると、明日は今日と違う自分になっている。


勉強は、大切な遺産相続となる。

勉強体質は、土地や金、どんな遺産より大切だ。





【勉強の楽しさを知ると、人生は無敵だから】




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