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文章力がほしい❕ 一応文章検定2級持ってます‪(ᯅ̈ )

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マガジン

  • 私の吹奏楽部での時間とその後

    音楽が大好きです!! 中学時代に2年いかないくらい吹奏楽部に所属していました。 今の夢?目標?は少しでも多くの学校の吹奏楽の演奏を聴きにいくこと!!

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私と吹奏楽(1)

演奏が終わった後、観客から拍手をもらえたあの時間が大好きだった。 あの拍手をまだ求めている自分がどこかにずっといて、消えてくれない。 この世に神様がいるのだとしたら、神様はとても残酷だ。 音楽ができなくなった時、最初は正直ホッとしていた。 もう、大変な日々が終わる。もう、音楽と向き合うことに苦しまなくて済むんだと少しだけ嬉しかった。 だが、すぐに気がついた。寂しい、音楽のない生活は、寂しくて仕方がないと。 それまでの私のストレスの吐口は音楽だった。何かあっても、音楽がある

    • 私と吹奏楽(10)(最終話)

      前に進むため、過去を忘れようと努力した夜があった。過去は過去。未来に進むためには必要ない。そう思っていた。だが、忘れようとすればするほど過去の自分が夢に出てきて忘れられなくなった。そこで気づいた。 過去を受け入れなければ、前に進めないのだと。 過去を受け入れることは怖い。自分の過去と向き合わなければならないからだ。しかし、このままでは前に進めない。そう思い、過去の出来事を思い出すことにした。 私の過去は暗い。 特に、吹奏楽部時代の過去は思い出すことが苦しく、暗く、黒い過

      • 私と吹奏楽(9)

        吹奏楽は、私にとって苦い思い出だ。吹奏楽部に入っていなければ、もう少しマシな人生をすごせたのではないか。苦しい思いをしなくてよかったのではないかと思う。 でも、吹奏楽を経験したからこそ知れた演奏をする楽しさ、皆んなで音を合わせる楽しさ、お客さんから拍手をもらえた時の嬉しさがある。吹奏楽部に入っていなければ、感じれなかったものはたくさんある。だから、吹奏楽部に入ってよかった! 中学1年生の頃の私、ありがとう!! 吹奏楽は思ってたよりハードなこともあったけど、でも、やっぱり楽

        • 私と吹奏楽(8)

          それから1年2ヶ月ほど経過した今、私は今までで1番といっても過言ではないくらいに吹奏楽にハマっている。きっかけは、GWに開催された母校の定期演奏会の動画を見たことだ。そこには、私と同級生でかつては一緒に音楽を奏でていたOB・OGも多くいた。 当たり前だが、定期演奏会は現役生がメインだ。しかし、私が聴いた演奏の中で最も心を動かされたのはOB・OGのみの演奏であった。練習時間はそれほどなかっただろうし、ブランクがある人もいたはずだ。だが、それを感じさせない演奏だった。 現役生

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        私と吹奏楽(1)

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        • 私の吹奏楽部での時間とその後
          10本

        記事

          私と吹奏楽(7)

          高校を卒業後、入れるところが他になかったため特に興味も関心もない大学に入学した。体調的に無理だろうと思い、サークルに入るつもりはなかったが、思いの外時間割に余裕(授業の内容に余裕)を感じたため、サークルを探した。 最初に目に止まったのは、そう、吹奏楽だった。ただ、この身体で、しかもブランクが大きい中で吹奏楽は不安が大きく、比較的ゆるそうな軽音楽サークルに入ることにした。 音楽ができることは楽しかった。しかし、身体に支障をきたすほどの大きな音を聞くのは辛いものがあった。11

          私と吹奏楽(7)

          私と吹奏楽(6)

          練習する楽器の音が休み時間や放課後に聞こえると、耳を塞ぎたくなった。 音がうるさいというよりは、音楽が好きだという気持ちを抑えるためだったのだろうか。音楽室の前を通ることも避けるようになった。大好きだった音楽の授業も少しだけ苦痛に感じた。音楽ができない今の身体で音楽を好きになりたくなかったのだと思う。音楽は1人でもできる。だが、誰かと奏でる音楽が好きだった。 色々あり、中学3年生は少しだけ部活に参加した。色々な理不尽に心が何度も折れそうになった。でも、この経験があったから、

          私と吹奏楽(6)

          私と吹奏楽(5)

          中学2年生。 初めての後輩ができた。私に指導できることなんてあるのだろうかとも思ったけれど、それなりに指導できていたように思う。 1年生の頃よりも、鍵盤楽器やティンパニなど小さな打楽器以外を演奏する機会が増え、その分難易度も上がった。 5月頃、また予想外のことが起きた。同じパートの先輩2人が諸事情により、コンクールに出られなくなったのだ。だから、私は実力と関係なく、コンクールに初めて出場することになった。 コンクールは、順位がつく。遊びのように楽しんで演奏すればよい演奏会

          私と吹奏楽(5)

          私と吹奏楽(4)

          3月、最初で最後になるとは思いもしなかった定期演奏会に参加した。 少し難しい曲もあったが、それほど苦労はしていなかったような気がする。ただ、体調を崩すことが明らかに以前よりも増えてきた。 定期演奏会の当日も体調が良い状態ではなかったが、楽しく演奏できたと記憶している。 当時の動画や写真を見返すと、姿勢は悪いし、髪はボサボサで、なぜその状態でステージに立っていられるのかと疑問だったが、どこか輝いても見えた。 すごく楽しそうとまではいかないが、少なくとも学校や家にいる時とは全く

          私と吹奏楽(4)

          私と吹奏楽(3)

          私が最初に憧れた楽器は、トランペットだった。華やかで迫力のある音が好きだった。もしかすると、目立ちたいという思いもあったのかもしれない。吹いてみるとお世辞にも綺麗とは言えない音だったが、音が出るだけで嬉しかった。それに、何より楽しかった。 しかし、希望者が多く、担当楽器を決めるオーディションを受けることとなった。そのオーディションに落ちてしまった私は、人数の空いていた打楽器を担当することになった。打楽器は最も想定外のパートだったが、何だかんだ楽しかった。吹奏楽部員として、演

          私と吹奏楽(3)

          私と吹奏楽(2)

          私は、吹奏楽部に入部するまで音楽漬けの日々を送っていたわけではなかった。ピアノとエレクトーンと1年だけ入っていた音楽クラブで触れたいくつかの打楽器。本当にその程度だったし、どれも特別力を入れていたわけではない。 ただ、音楽は好きだった。小学生の頃、学校から帰ってきて、真っ先に音楽を聴いていたような気がする。最近の流行りの曲、というよりは昔の曲が好きだった。 音楽を聴いていると学校であった嫌なことを忘れられる気がした。 中学校に入学した頃、最初は吹奏楽部に入るつもりなど全く

          私と吹奏楽(2)

          MV『ガラス花』感想・考察

          松村北斗さんのソロ曲『ガラス花』、とても好きで何度も聴いてます。 前にもハマった時期があったのですが、最近またハマってきています。 あくまでも個人的に感じたことなどを書いていきます。 ・優しく、静かな歌い出し、1番はずっと、静かで優しい表現 ・全体的に美 ・繊細さを感じる ・どこか儚さを感じるが、力強さもある ・切ない  ・マイクを大切に扱っている ・お芝居を見ているよう ・欅坂46『角を曲がる』に似ている ・後半に進むにつれ、表現が力強くなる(2番から動きが大きくなる、サ

          MV『ガラス花』感想・考察

          映画『14歳の栞』感想

          4月8日に鑑賞しました🍿 この映画は、とある中学校の2年6組に密着したドキュメンタリー映画です。 前日の夜、Xで見つけて観たい!と思ったので、観に行くことにしました☺︎ 何か大きな出来事が起きるわけではないが、ある意味こういった映画の方が救いになる人もいるだろう。私も、その1人だ。 どこか自分と重なる部分のある中学生たちを観ていて、色々なことを思い出した。 吹奏楽部の練習風景が観れたことが個人的にとても熱かった。吹部だったあの頃を思い出した。エルクンバンチェロ、懐かしか

          映画『14歳の栞』感想

          小説『推し、燃ゆ』感想・考察

          ⚠︎1.~3.は、高校生の頃に書いたものなので特に拙い文章だと思います🙇‍♀️ ツッコミ?入れたりもします!笑 1.なぜ読もうと思ったか 私自身に「推し」がいる(いた?)こと、そして、芥川賞の受賞作であることから興味を持ち、読んでみることにした。 2.内容(あらすじ) 勉強やアルバイト、何をしても上手く行かないあかり(主人公)が唯一打ち込めるもの、それは推しを「推す」ということだ。 彼女の推しは、アイドルの上野真幸(まさき)。しかし、ある日突然推しが炎上してしまう。そ

          小説『推し、燃ゆ』感想・考察

          映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』感想

          初投稿になります!あたたかい目で見てください!(?)   2023年12月9日に映画館で鑑賞しました。その日に書いたメモを見つけたのでそれを見ながら書いていきますね☺︎ まず、石丸(伊藤健太郎さん)が良すぎた…泣 弱虫ペダルぶりにスクリーンで見たから、感動するようなシーンではなくても感動した。最初に登場してきた時にもう声ですぐ健太郎さんだ!わかったのでやばかった。(語彙力) ほんとうに良いお芝居をする方だなと改めて感じた。普段は、明るく振る舞っているけれど、重たいシーンでは

          映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』感想