公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。

岸田総理が解散を宣言した岸田派は宏池会。

だから「宏池会政権の軌跡」という本を読んでみました。

この本では岸田総理のことを「ゆるふわ」と表現しています。

ゆるふわ＝ゆるくてふわふわした指導者

安倍総理・菅（すが）総理は強いリーダーシップで政策を進めていった。

他方、岸田総理は反発係数が低い。
なんとなくするするとものごとが進んでいっている。

たとえば「反撃能力の保有」は安倍政権の置き土産。
「グリーンとデジタルの推進」は菅（すが）総理が打ち出したテーマ。

こなしているのは前々任者・前任者から先送りされていた課題。

ここまでが「宏池会政権の軌跡」​に描かれていた内容です。

この本の出版した後に「派閥とカネ」の問題が自民党を直撃します。

ゆるくてふわふわした指導者と書かれた岸田総理がいきなり「岸田派＝宏池会を解散する」と決断することになります。

宏池会は「お公家集団」と揶揄（やゆ）されることもありました。
宏池会は政治的なケンカが下手・・・というあかケンカがあまりできない印象。

しかし岸田総理は意外とケンカできるのかもしれません。

自民党総裁選に出た時は二階幹事長にケンカを売りました。

そして岸田氏は総裁選に勝ち、総理・総裁になりました。

総理・総裁になったら「岸田派を解散する！」と言い出します。
今度は麻生太郎副総裁にケンカを売っています。

麻生氏は「うちの派閥は悪いことやってない」との主張のようです。
しかし国民の大半は「派閥政治＝悪」だと思っています。

このまま行けば麻生派は世論に追い込まれている可能性もありえます。

ちにみに二階派は解散。
ケンカを売った岸田氏が二階氏に勝ったようにみえます。

岸田総理ってイメージと違っていざというときは勝負師であり、しかも勝てる勝負師なのかもしれません。

＊このブログ記事は楽天ブログに書いた２つの記事を１つにまとめ編集したものです。

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