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やっぱりあれこれ足を動かすのが1番


ピーマンが終盤に差し掛かり、今は、ほうれん草・水菜・春菊・チンゲン菜の4種類の葉物を育て、スーパーに卸しています。

ココ最近気温が高く、葉物の野菜がどんどん大きくなっています🥬
敢えて、水やりをせず、ハウスを開け温度が高く保たれないようにしましたが、生命力の強さは凄まじいものです。
人間ができる範囲のことはやりましたが、袋からはみ出してしまうまでの大きさになってしまいました。
味は変わらないのですが、袋に入らないと、袋を閉じれなくなり、鮮度が落ちたり、見栄えが悪くなったりします。
スーパーには卸せない品物になってしまい、どうしようかと頭をかかえました。

市場に出してみることにしました。
専用の箱もなく、詰め方も初心者なので、とても安い価格でした。買ってもらえるだけで、ありがたいとは思いつつ、半日かけて収穫しているので正直残念でもありました。

他にこのほうれん草の活かし方は無いかなと模索し、乾燥ほうれん草を作ってみてはどうかと思いつきました。
作り方も簡単で、栄養も高まり、人気がありそうだったので、いいじゃんと思いました。ただ、一緒に農業をしている甲斐さんは、手間がかかることと売り先の目処がたっていないため反対でした。

もう少し考えてみて、もっといい方法が思いつかなかったら、乾燥させてみようと思いました。
SNSを使って、知り合いの中で葉物が欲しい人を探しました。遠くに住んでいる人には配送料がかかってしまうので、難しいなと思いました。

しばらくして、配送業者ではなく、自分が直接届けたらいいのかとひらめき、週末地元に帰るタイミングで、親戚やお世話になっている人に配ろうと思いました。
最初は売ることばかり考えていましたが、見習い農家をしている姿を見てもらえること、応援してもらえること、喜んでもらえること、お金以上のものを受け取れそうでワクワクしてきました。

姉と電話をした時に、私が「母校に突撃して野菜をプレゼントする」アイデアを伝えたら、おもしろいことしたいんだったら、「歩いて販売してみたら?」と言われ、やってみた〜い!ヒッチハイクしてる気分になれそう!と思いました。

地元に帰り、実際に市民広場で歩いて販売してみました。11:30頃だと貰い手が多そうだと思い、お昼ご飯を調達していざトライ!!

なんとなく、ヒッチハイクみたいでしょ?!

何の躊躇もなく「こんにちは☀️阿蘇の方で農業している者ですが、ほうれん草・水菜いかがですか?」と話しかけることはできました。ですが、値段を伝えるような場面ではモジモジして、どう伝えるか迷いました。始めの方は、「お気持ち量で」と濁してみましたが、気まずかったので、その後は「ほうれん草・水菜を販売しています、いかがですか?」というふうに変更しました。
財布を持っていない方、万札しかないんだよねという方もおられました。売れることも嬉しいけど、野菜が活かされることが1番嬉しいので、プレゼントしました。

どうしても、どうにか活かしたいなと思う気持ちから、思いついた方法を実際に試してみれてよかったなと思います。
喜んでくれる人がいることが嬉しいし、お金以外の楽しさを実感できる自分にも嬉しいし、あれこれやってみて探究してるな〜と思ったし、とても幸せな気分です。

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