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ごぼう茶づくり探究

地元菊池市の名産「水田ごぼう」で、ごぼう茶を作っています。

「水田ごほう」とは、その名の通り、水稲の裏作として、田んぼで育てられるごぼうです。
昭和40年頃までは畑で栽培されていて、連作障害などの問題を抱えていました。対策として試験的に水田での栽培を検討したところ、柔らかく、香り豊かなごぼうが生産できることがわかり、本格的に生産されています。
肌が白い、柔らかい、あくが少ないなどの特長があります。

昨年夏から見習い農家をしている私ですが、1.2月は農閑期のため、実家で暮らしています。
ごぼうの仕入れ先の農家さんのところで、収穫や選別の作業を手伝っています。こちらの農家さんは無農薬のごぼうを育てておられます。

ごぼうの栽培には、掘る・選別・洗う機械があり、たくさんあることに驚きました。機械が導入されている分、人の作業が軽減されているのかと最初は思いましたが、そんなことはありません。1本1本、ごぼうから横に出ている根っこや土を取る作業や二股になっているところから分ける作業など、大変でした。初めての時は、永遠に終わりが見えなかったです。回を重ねるごとに、スピーディーになっていてとても嬉しいです。

お土産に頂いているごぼう

収穫と選別作業の際、長さが足りないものや切った後のハシタのごぼうをありがたいことに頂いています。現在はそのごぼうでごぼう茶を作っています。
ひとつのものが生まれるまでの過程に、これまでよりも関われていることに喜びを感じます。

ごぼう茶は、ごぼうをささがきし、乾燥させ、煎って、完成です。
ごぼう茶を作っていく中で、焦げるギリギリのところまで煎ることが、美味しさの鍵なのではないかと思います。そこで、煎ったあと、時間を置いてもう一度煎るという「二度煎り」をしてみました。
飲み比べをしてみて、味の違いは正直分かりませんでした。ですが、ごぼう茶の色が濃く綺麗に出ることと、お湯を注ぎ始めてから香りが鼻に届くまでの時間が早いという違いを少し感じています。

ラッピングも改善してみました。
以前は、マステで全て止めていました。時間はかかるし、マステの量を使うし、左右均等にならないし…とやっていくうちに課題にポツポツ気づきました。
そこで、両端だけ止めてみることにしました。

左=改善後
右=改善前

二度煎りにしても、ラッピングの仕方にしても、やってく中で「こうしたらいいんじゃないか?」と思ったことを試せていることがとてもとても嬉しいです😌

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1袋=10g・200円で販売しています。
1袋で1Lほどのごぼう茶が作れます。
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