すき間に落としたハミガキ粉を取り出す中で得た学び
学校って、大事なことは一つも教えてくれない。
サインコサインタンジェントとかいう謎の呪文は覚えさせられるのに。
洗面台と洗濯機のすき間に落としたハミガキ粉は、どうやって取り出せばいいの?
教えておいてよ!先生!!
取り組んだこと①状況を把握する
洗面台と洗濯機の距離は、手前が狭く、奥に進むにつれて広くなっている。
洗濯機が横揺れをくり返してきた結果、手前側は洗面台に寄っていき、奥側は洗面台から離れていくという形ができあがった。
そして、広がった奥のすき間から、ハミガキ粉はするりと落ちていった…。
ここで一つの問いが浮かぶだろう。
どうやって奥のすき間からハミガキ粉が落下したのか?
洗面台で歯を磨くなら、手前のすき間をめがけて落ちていくはずだ。
答えは簡単だ。
ハミガキ粉がペラペラだったからだ。
ぎりぎりまで使い切ろうと、軽くて薄っぺらい姿になったハミガキ粉のチューブを無理やり絞った瞬間、手から吹っ飛んだ。
「もう捨てる予定だったなら取り出さなくてもよくない?」
という心の声が聞こえるが、待ってほしい。
引っ越しのときまで、すき間に落ちたハミガキ粉を意識しながら生活するなんて、心が重いじゃないか。
取り組んだこと②救出までの作戦を立てる
必要なものはおそらく長めの棒だろう。
それをすき間に差し込んで取り出す。
手前が狭くなっているとはいえ、あいつが通れないほどのすき間ではないはず。
そう、クイックルワイパーのことだ。
クイックルワイパーでちょちょいのちょいだ。
完全にゴールが見えた。
さあ、このままでは状況は変わらないぞ。
行動しなければ現実は変わらないのだ。
取り組んだこと③クイックルワイパーでちょちょいのちょいする
早速クイックルワイパーを持ってきて、いざ出陣!
すき間にドーン!
…
………
入らない。
すき間が狭かったんじゃない。
思ったよりクイックルワイパーが太かったんだ。
やってみないと分からないもんだなあ~!
頭でどれだけ考えても、やっぱり行動には勝らないもんだ。
ただ、わたしは内向型人間だからしっかり考えたい。
自分にとって無理のない範囲で、行動に移していこう。
じっくり考えて実践する、その回転率を上げられるといいのかもしれない。
経験から得た学び
ハミガキ粉は取り出せなかったが、ここまでたくさんの学びを得た。
そしてこのnoteを書きながら、さらに気づいたことがある。
手前から長い棒が入らなかったなら、奥の広いすき間めがけて上から差し込めばいいのでは?
アウトプットしながら気づくこと、本当にあるんだな~!
アウトプットの重要性を再認識しながら早速行動に移したところ、なんと取り出すことができたのだ。
「ハミガキ粉を」ではなく、
「わたしがハミガキ粉だと勘違いしていたものを」。
その正体は、数か月前にすき間に落とした、コンタクトの錠剤が入った袋だった。
どんだけすき間に落としてんねん!
っていうかハミガキ粉どこ行った!?
結局ハミガキ粉は、浮かせて設置した洗濯機の下の、取り出しやすい位置に落ちていました。
正しい状況把握も大事だね!!
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