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私たちの挑戦を妨げる失敗の正体とは?

こんにちは。
2、3年後に開業する臨床心理士のarisanです。

この記事では「失敗するのが怖い」「失敗したら恥ずかしい」等、みなさんが新しい挑戦をしようと思う時に、
行動をおこす制限になりうる「失敗の正体とは何か」、
私の考えを書きたいと思います。

皆さんは失敗したことありますか?

心を静かにして思い浮かべてみてください。

皆さんはこれまでどんな失敗をしたことがありますか?

  • 鍵をかけ忘れて泥棒に入られた。

  • 事業に失敗して一文無しになった。

  • 広告に目が眩んで、じっくり検討せずにものを購入したら粗悪品だった。

  • 得意満面でリリースしたものの、思っていた反響がなかった。

  • 清水の舞台から飛び降りて購入した服が似合わなかった。

間違えること、注意を怠ること、忘れることを失敗というならば、私も日々、沢山の失敗をしています。

でも、それが
私たちの挑戦や新しい行動を妨げている「失敗の正体」
でしょうか?

失敗に対して日本とシリコンバレーでは受け止め方が違う

そんなことを考えるきっかけになったのは、
シリコンバレーで活躍する一人の女性の言葉でした。

開業を考えて以来、参加している日本の女性起業家の支援団体Amelias代表の堀江愛利さん。

日本生まれの彼女は高校生で初めて渡米し、米国の一流企業等を経てシリコンバレーで女性起業家のためのアクセルレーターWomen Start Up Laboを立ち上げました。

日本を出て、キャリアを積み重ねる過程で、
世界で名だたるリーダー達から篤い信頼を得た彼女。

独創的アイデアと起業力を持ち合わせいるにも関わらず、
女性であることを理由に投資家と話す機会さえ得られずに舞台を去っていく女性達に出逢い、
彼女達の為に、ご自分の築き上げた信頼を惜しみなく使い、投資家と繋いだり、起業家としてのマインドセットを育てること等に邁進されています。

そんな彼女は言います。

「シリコンバレーと日本では失敗に対する受け止め方が違う」

複数の事業を失敗した人への投資家の日米での反応の違い

これまでに複数の事業の失敗を経て、今の事業を成功している方が、事業をスケールさせるために投資を受けようとしているとします。

日本の投資家やベンチャーキャピタルは、
この起業家の「これまで何回も事業を失敗している」という側面をマイナスに評価して、投資を避けます。

一方、シリコンバレーでは、複数の事業を失敗して今に至る起業家を

serial entrepreneur
(新しい事業を連続的serialに立ち上げる起業家)

とみなし、起業経験者としてポジティブに評価するそうです。

事業の失敗という同じ出来事でも、
環境が違えばこんなにも受け止められ方が違うのです。

つまり、失敗というのは、自分たちが居る環境(国、会社、業界、集団)によって評価が簡単に変わってしまうということです。

シリコンバレーが最高!で日本が遅れていると言いたいのではありません。

日本人の繊細さ、細やかさ、正確さ、責任感の強さによって維持されている素晴らしい文化、私達が受けている恩恵は沢山あります(必ず時間通りにくる電車等)。

ただ、自分の恐れている失敗の正体について、今一度考えてみる必要があると思うのです。

私たちの恐れている失敗の正体とは?

開業、起業することを考えた時に浮かんだ、
私の恐れる失敗とは次のようなものでした。

  • 開業してマネタイズに失敗し、事業を諦めて、お金も時間も自信も失うこと

  • うまく行かない自分、必死に頑張っても空回りしている自分をせせら笑う人たちにイタイ人と思われて、恥ずかしい想いをすること 

  • 訴訟などのトラブルに巻き込まれて経済的、精神的に消耗してしまうこと

これらが実際に起きれば、確かに精神的、経済的、身体的なダメージは大きいと思います。

でも、これって何かを始めて、継続すれば、
誰でも必ずいつか出会う困難のような気もします。

これって本当に私が怖がっている失敗の正体なのでしょうか?

自分の子ども達にみていて欲しいのはどんな自分の姿ですか?

堀江愛利さんの言葉です。

自分の子どもたちにみていて欲しいのはどんな自分の姿ですか?

失敗しても幸せになれる
失敗しても誰かが助けてくれる
失敗しても挑戦する、人生へ向かう自分の姿勢

そういう姿こそ、子どもに見せたい姿じゃありませんか?

2023/7/21 AmeliCoDayより

この言葉に、私は腹の底から力が湧き、胸が熱くなりました。

私は自分の子どもに、自分よりも若い人たちに、

失敗を恐れて不満を持ちながら、渋々仕事に向かう自分の姿より、
失敗しないように小器用に振舞う自分の姿より、
失敗を恥じて隠れて生きる自分の姿より、

失敗のその先にも人生は続く

止まらなければ、失敗は経験値として必ず認められる

ということを自分の姿を通して伝えていける親、人間でありたいと思います。

失敗の正体とは見たい未来から目を逸らし、諦めてしまうこと

私の考える失敗の正体は、

  • 恐れている失敗の正体から目をそらすこと

  • 見たい未来を諦めてしまうこと

です。

壮大な夢かもしれませんが、

私たちの社会を
もっと大らかに失敗を見守る社会にして、

みんなが、もっと気楽に新しいことにトライできるようになればいいなと思います。

みなさんの恐れてる失敗の正体は何ですか?

#この経験から学べ
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#起業

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