南の川から(気まぐれダイアリー)3月25日

最高気温17、1度(最低気温14、6度)。
雨ときどき止む。

週末からだらだら降り続く春の雨は、今日も止まず。
ポチャポチャと降っています。
咲きはじめた花に、水を差すかのような長雨。
サクラも、Waiting on a sunny dayです。
*ひと足早く咲きはじめた山桜は、ほぼ満開ですが。

でも、春に目覚めた生き物たちには、ヨロコビの雨。
ケロケロとにぎやかな合唱が、雨音に混じって聞こえてきます。

 この雨で、四万十川は、少し水位が上がってます。
水位は、平水+1、1メーター(川登)。

今週末は、晴れ間と暖かさが戻る予報。
水量たっぷりの川は、春濁りの速い流れに。
それは、春うららの川を、カヌーでスイスイと長い距離を下るのによい流れです。ぜひ。

長雨に閉じ込められたノーテンキなガイドは、アームチェア・トラベラーに(そろそろ飽きてきた・・・)。

「ほんまに大事なもんはいっつもニキにあるとだんだんわからんようになる。あって当たり前や思うてしまうからよね。
そんでも、なくしたらわかるという事では悔やんでも悔やみきれんじゃろ。
大事やといちばん意識しにくいのが、ニキにあるもん。
けど、それがいちばん大事なものやけんね。
意識しよるんは、なかなかむずかしいわ。

夫婦もそうやけんど、川もそうやし、自然もそうよね。
自分のニキにあるもんが何か。何が大切なもんか。
そういうことをわかるようになったら、
しみじみ人生は深(ふこ)うてええもんになっていくじゃろうと思うわ」
「四万十川がたり」 野村春松  *ニキ:身近に 近くに

 そんな一文を読めば、冬に遠方から四万十に思いを馳せていたガイドは、うんだ、うんだ、とうなずきつつ思う。
(遠く離れずとも)いつも近くにある、本当に大事なものを、大切にする気持ちを忘れずにいよう、と。
でもまぁ、三歩あるけば忘れちゃう鳥頭、なんですけどね。ザンネン。

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