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寒暖差が激しく心身ともに弱ってしまってる晩秋?に、ウクライナ・ロシア戦争やガザ侵攻などの秋に「なぜ私達は道を誤ってしまったのか?」について、考えていく。

割引あり

 さて、又一ヶ月が経ってしまいました。

 ここんところ、一気に気温が下がったのはいいんだけど、お天気も不安定な日が多いし、そもそも昼とそれ以外の気温の差も激しくて、私も相変わらずの肩や腰の痛さだけではなく喉が微妙に痛い日も出たりして、結局、毎日朝起きたら体力を消耗し尽くしててふらふらになって目が覚める体たらくです。
 みなさんも、どうか、おだいじに(´;ω;`)

 さて、今回は、とりあえず前回の続きという感じで行こうと思います。

「なぜ私達は道を誤ってしまったのか?」

 前回の文章を書いてから、「私たちはなんで道を誤ってしまったのだろうか?」ということについて、実は頻繁に考えてるんですよね。

※前回は:

この辺りの記事の続きでも、あります(´・ω・`)

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 別に、私が前回怒りの矛先を向けてしまった加藤直樹くんやその周辺の人たちだけじゃない。自称左翼とか自称フェミニストも、もちろん誤ってる。そして、今はドロップアウト気味とは言え自分が左翼の本筋・王道を行くように必死に心だけはそうであるように必死にやってきたつもりの私も、誤ってしまってる


https://mainichi.jp/articles/20231012/k00/00m/040/067000c

https://note.com/koemonn7/n/naf27c9883eb1

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/12/25/kiji/20221225s00041000422000c.html

 例えば、前回も書いたウクライナとロシアの戦争の件。私がこの分野でかなり異常な方向性の「マニア」であったから、こう言う風に異端とも言えるような物言いを突っ張ってられるけれども、例えば、今まさに起きてる、イスラエルとパレスチナの戦争。というのすらおぞましく思えるような一方的な虐殺にまつわるいろいろな国々の事に対して、パレスチナ近辺はともかくとしてイランとかシリアとかエジプトとか、そういう辺りになってしまうと、私も完全に「教養が薄い」訳で。

https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_102203/

 今回、ガザでイスラエルによって起こされてる「虐殺」「民族浄化」の発端となった10月6日にハマースがガザの近くのイスラエル入植地のキブツ(集団農園)で行われてた音楽フェスを襲撃した事件、実は、第4次中東戦争=ヨム・キプル戦争(十月戦争)が始まってから丁度50年目に当たる当日で、なおかつイスラエルが軍や極右の民間人を使って「銃とブルドーザーで」強引に奪った土地である入植地でも最も重要な場所であるキブツで起こった事件である。と言う辺りで、ものすごく大きな政治的アピール性があって、第二次世界大戦でのナチスがポーランドのワルシャワや周辺に置いてた強制収容所で起きた「ワルシャワ蜂起」に近いものだと思うのですが、細かいことは書けるようであれば、又別の機会に。

https://www.riabou.net/entry/20100123/1264221599

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1cc358d4997b79070663d1a7616342a719623854

 そういう所に深刻な問題が広がったときに、もっともらしいことを言って特定の人達にだけ都合のいいようなウソを刷り込もうとするような人たちをどこまで見抜けるか?どこまで抵抗できるか?と言ったら、正直自信が一切持てない訳ですね。

 それを乗り越えるのには、いろいろな角度からいろいろな話をどんどん取り込んで自分なりに整理し直すことを絶やさないようにするしかなくて、これは結構エネルギーのいる作業なんだよな。というのが、私の結局の所の考えで。

個人の能力も関心も限界があるから、どうしても人に頼ることになる。でも、そこには大きな落とし穴もある。

 そうなると、結局はある程度は「もっともらしいことを言ってるだけなのかも知れない」他人の主張や取材に依存せざるを得ないし、その上で自分がそれまでに溜め込んできた・築き上げてきた考えというものを言われてることや自力で集めてきたことにぶつけて必死に照らし合わせる作業が大事になる訳ですね。

 そして、ここには大きな穴がある。

 他人の主張や取材に「もっともらしいウソ」があるかもしれないと警戒し続けるか、警戒しないで丸呑みするか。

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1990年代後半から00年代終わりにかけて、ネットの友人であったけどその後消息を絶った友人のことを思い出しつつ考えていく

 大昔、ネットを通じた友人に、河上イチロー(松永英明)という方がいました。最近は音信不通ですが、何年か前にネット媒体のインタビューに答えてはいたので、なんとか生きてくれてるのでしょう。元気で生き続けてほしいしなんかの機会に立ち話でもまたしたいものだとは思ってますが、連絡先を知らないので…。

 彼は、2000年くらいまでオウム真理教の信者だということを徹底的に隠していたのだけど、結局バレたんですよね。その後アレコレあって、確か06年の冬だったか07年の頭だったか位に高熱を出して私を含めた友人たちで救急車を呼んでどうにか入院させたら、結核だったことが判明して、そこで長期入院してる間に完全に「宗教から足を洗った」のですが…。

https://www.asahi-net.or.jp/~VB7Y-TD/kak2/1211061.htm

 彼がオウムの信者であったのがバレかけてたときに書いてた言葉で印象に残ってるのが、

「誰が言ったかではなく、何を言ったかを重視すべきだ」。

 これ、多くの人たちからは河上氏の自己弁護に過ぎないと批判されてましたし、たしかにそういう部分が少なからずあったかも知れない。
 でも、その中には、多分半分以上は自己弁護ではないものもあったと私は思ったんですよ。それまでにいろいろな人たちと接したりいろいろなことを見たりして、そもそもイジメだ吊し上げだ家柄差別だと、小学校から中学校にかけて散々な目にあってきたのもあったからだと思うのですが、「誰が言ったか」では権威主義に勝てないし・周囲が悪いこと(人の道に外れたこと)をしだしたときに、呑み込まれてしまうんだ。と言うのを肌で感じてたからではあったのですが。

「誰が言ったかではなく、何を言ったか重視すべき」と「価値観のアップデート」のとてつもない相性の悪さについて。

本題に戻しましょう。

「価値観をアップデートせよ」「認知をアップデートして認知の歪みを直せ」。

https://www.theheadline.jp/articles/392

https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/society/a40343769/political-correctness/

 こんな事が、自称リベラルとか自称左派の間では、絶対にやらねばならない事的に、長い間言われ続けてきました。これは、場合によっては「でわのかみ」として出てきたり、いわゆるスノッブとか…わかりやすく言うと、「おそ松さん」「おそ松くん」のイヤミ先生みたいな感じの鼻持ちならない物言いですね…で出てきたりして、そのたびに多くの人達がそれおかしいだろうとツッコんではそれを「アップデートした」側が鼻で笑って小馬鹿にしたり見下したりするようなゴタゴタとして、現れてきてた訳です。

https://dic.pixiv.net/a/イヤミ

 さて、そんなすったもんだが何十年も繰り返された末に、とうとう、人々と「アップデート」の間がかけ離れすぎて悲劇の素になってるのが、この十年弱ほどだと思うんですよ。

 結局、「価値観のアップデート」と言うのは、もっぱら、「誰が言ったか」に依存しまくってる訳です。「何を言ったか」については、非常に小さい。

※少し関係しそうな、昔書いた記事の紹介です:

「価値観のアップデート」が実は悲劇や崩壊を助長する結果になったと疑ってる、戦後ドイツの事例。

 例を挙げてみましょう。

 ドイツが、第二次世界大戦の前から敗戦まで、国家社会主義ドイツ労働者党(通称、ナチス党)のヒットラーの独裁政治の下で、ユダヤ人などを沢山殺していったことは、極めて有名な事実です。
 その後、ドイツはアメリカ・イギリスやソ連に占領され、西ドイツと東ドイツに分裂して、1990年に東ドイツの政権が倒れる形で再統一を果たして今に至ってるのですが、西ドイツが積極的に行ってきたものの中に「戦う民主主義」と言う物がある訳です。

 要は、ナチスや(ソ連的な)共産主義に関して「よかった」と捉えるような言葉や行動は、人権ではない。徹底的に処罰すべきだ。と言うところから始まり、ユダヤ人に対する批判やヘイトスピーチなども同じ様に「自由に入れてはならない」となった訳です。そして、他にもナチスに虐殺された人々として、ロマや共産主義者や社会主義者、精神障害者などがたくさんいたのですが、それらの人々に対してのヘイトスピーチについては、ごくごく限られた部分しか「自由に入れてはならないもの」とされて、多くが野放しに近かった訳ですね。

http://ictj-report.joho.or.jp/2108-09/sp07.html

https://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/minority/history_of_roma.html


 こういういびつさが、実は、1970年代末にネオナチが出てきた背景にあって、西ドイツだけでなく80年代の早い時期には体制が揺らぎつつあった東ドイツ側にもネオナチが多く現れてくるような形で、もちろん、イギリスを含めた西ヨーロッパや東ヨーロッパにもどんどんと拡がっていった訳です。特に、サッカーなどのスポーツ観戦のお客さんで若くて貧乏だったり身の回りの事への不満が強いような人達がどんどんと絡め取られていった。

http://kwww3.koshigaya.bunkyo.ac.jp/wiki/index.php/ネオナチ

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsss1993/11/0/11_0_33/_pdf/-char/ja

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「無条件のタブー」「無条件の悪」を決めつけて思考停止を強いることは、容易に悪事の復活を助長するものになる。


 タブーとすることは、世の中に反発を持ってる人や身の回りに怒りを感じてる人たちに対しては、そういう怒りや不遇の原因が「タブー」としている状況時代にあると、捉えられがちだからですね。これは、日本でネット右翼が伸びていった1990年代末から2010年代半ばまでにも同じようなことがじつは起きている。

 で、1980年代から90年代当時に、西ドイツに住んでいた日本人の文化人たちは、こぞって、「西ドイツの戦う民主主義はすばらしい。日本にも輸入すべきだ」と日本の雑誌や新聞などに度々書いていた訳です。これには、もちろん、第二次世界大戦で日本がかなり酷いことをやったのにも拘らず・責任を撮るべき人々がろくに責任を取らずに戦後早々に政界や財界に復帰して日本を仕切り続けてる。と言う問題があったから、それに対する比較として。だったのですが、それでは済まなくなって、戦う民主主義を採用しないで言論の自由や表現の自由を殆ど認めてる日本は遅れてる・差別大国だ。と言う話が、ずーっとされてきてた訳ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/梶村太一郎

 ここでは、西ドイツやドイツの「戦う民主主義」が多くの問題を抱えていて、ドイツの内側では社会の矛盾や格差を拡大させるために使われてネオナチ運動やネオナチ的な政党への支持を却って加速させているという問題や、ユダヤ人以外の被差別者を殆どスルーする形で結構最近までやられてきてしまったことによって、主に、ロマの人たちが00年代頭まで見捨てられ続けて・今もまだ権利が回復できていない状態であると同時に、今回のイスラエルの虐殺の背景にある「シオニズム」と呼ばれるかなりいびつで傲慢で残虐な思想に関しては批判ができないのも、続いてる訳です。

 ここでは、「誰が差別されたと言ったか」で差別されてるのかウソをついてるのかがほぼ自動的に決められていて、それで「ウソだ」と決めつけられた人たちは、ただただ見捨てられ、一部は恨みを抱えるし多くは泣き寝入りを強いられてきた。

※少し関係しそうな、昔書いた記事の紹介です:

ドイツでの「戦う民主主義」「いびつな反差別思想」は、ナチスの被害者たちを分断し、弱者も救われるべき弱者と自己責任論的に片付けられる弱者へと分断していった。

 その部分を自覚しないがままに、1990年代から今に至るまで、東欧や中東からの移民や難民を「人道的理由」という言い訳で、実際の所激安の給料と待遇でこき使う為に「輸入」して、移民してきた人たちと元からいる人たちの文化の違いやその他のいさかいに対して、著しい思考停止と極端に暴力的な取り締まりで解決したつもりにしてる訳ですね。

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