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【個展】ROLF BENZ TOKYO×奈良祐希 Synergism

【2020年開催】
Artill株式会社(本社:大阪市北区/代表取締役:三輪昌徳)では、ROLF BENZ TOKYOとのコラボレーションにより、奈良祐希氏がROLF BENZにインスパイアされた最新作「Bone Flower meets Rolf Benz」シリーズ10点を発表する個展「Synergism」を開催いたしました。


展覧会概要

奈良祐希個展 “Synergism”
会場: ROLF BENZ TOKYO
会期: 2020年10月23日(土) - 11月3日(火)11:00-19:00
*水曜日定休
VIP Preview: 2021年10月21日(水)18:30-21:00, 10月22日(木)13:00-19:00

洗練された佇まいのインテリアに絶妙にマッチした作品

「Synergism」

個展名称になっている“Synergism”(相互作用)は古来からの日本文化にもあります。

万葉集に始まり、日々の暮らしの中で感じたことを表現できる魅力を持つ短歌や俳句で行われる詠み合い、能・歌舞伎での即興舞踊や演者の絶妙な掛け合い。

現代においては漫才やラップバトルにも見られる、2つのものが相互に影響し、引き立て合う関係性に着目しました。

従来、アートは個の感覚、ファーニチャーは全体の感覚と乖離した別々の思考回路で考察をするため、お互いに混ざり合っていない状況があります。

しかし本来には、親子のようであり、恋人同士のようでもある、対になることで相互に高め合う関係がアートとファーニチャーにはあると奈良は考えます。

敗戦からの奇跡的な復興・経済成長という共通点のある日本とドイツですが、芸術分野においても互いに影響し合い、文化交流を育んできました。

美術の規範となる教育法や合理主義・機能主義で、日本のデザイン界や建築界、教育界に多大な影響を与えたドイツのデザイン学校バウハウス、有田焼の影響を受けたとされるマイセン磁器など、枚挙にいとまがありません。
日本とドイツの親和性を本展で感じていただけたらと思います。

奈良が常に意識してきた、建築と陶芸、伝統と最先端の融合に加えて、アートとファーニチャー、日常と非日常、日本文化とドイツ文化という関係の掛け合わせも内包した新たな奈良の世界をこの機会にご高覧頂きたくご案内申し上げます。

奈良祐希 Nara Yuki 

陶芸家・建築家

1989 年石川県金沢市生まれ。
2013 年東京藝術大学美術学部建築科卒業、2016 年多治見市陶磁器意匠研究所修了、2017 年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻首席卒業。

陶芸分野では、Art Basel / Design Miami( スイス)、TEFAF( オランダ)、SOFA( アメリカ) などに招待出品。
主な受賞歴に金沢世界工芸トリエンナーレ審査員特別賞(2017)。
作品は根津美術館( 東京)、ヴィクトリア&アルバート博物館( 英国) などに収蔵されている。

建築分野では、主な作品に「障子の茶室」(2018/ 金沢21 世紀美術館、台南市美術館)。
金沢と東京の二拠点を中心に陶芸と建築、二つの領域をまたいだ創作活動を行っている。
公式サイト: http://yukinara.jp/

ROLF BENZ

ROLF BENZは、1964年、丈夫なフレームづくりや丁寧な椅子張り技術など、ソファづくりに欠かせない技術が盛んなドイツのナーゴルド市で創立。

世界ではじめてコーナーソファを発表し、新しいライフスタイルを確立したことで知られ、それ以来、業界のリーダーとして常に注目を集めています。

そのドイツを代表する高級家具ブランド「ROLF BENZ(ロルフベンツ)」が昨年世界市場に向けて発表した「グローバル・フラッグシップ・デザイン」による世界初のROLF BENZ公式認定フラッグシップショップ「ROLF BENZ TOKYO(ロルフベンツ東京)」を会場とし、奈良祐希初となるインテリアとのコラボレーションが実現いたしました。

日本初登場となる最新作ソファ「Liv」もあわせてご体感ください。

公式サイト:https://www.rolf-benz-tokyo.jp/

限定のレインボーカラー作品

お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

本展覧会のメディア掲載はこちら
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noteではこれまでに開催したアートプロジェクトをアーカイブとして紹介しています。
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https://www.instagram.com/artilljp/

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