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「くまもと」について

こちらの記事。

熊本の旅で、幣立神宮の宮司さんと会ったというお話をしました。

こちらのYoutubeで詳しくお話ししていますが、

とにかく、パワースポットにあやかって「エネルギーちょうだい!」「運気ちょうだい!」なんてやっても意味がなく(笑)、そうじゃなくて「自分がパワースポット」になることですし、なる、というより「気づくこと」でしょうね。

こんなポストもしましたが、やっぱパワースポットは「人」だなと、つくづく思います。

さて、熊本県。

昔は熊本は、江戸時代までは「畏本くまもと 」という漢字でした。しかし「畏」の字が、おそれる、と読むので、加藤清正が「熊」に変えたと言う話ですが、真意はどうだか。川が蛇行することを「くま 」と言ってたとか、現在のクマさんの「熊」の字は、500年くらい前から。

ただ、漢字というものはあくまでも「外来」のものであり、日本語としては「くま(KUMA)」という音です。

これは古代の「熊襲(くまそ)」と大いに関係があるでしょう。

日本神話において、九州高千穂から「天孫降臨伝説」が始まり、神武東征、そして畿内平定、今の天皇家に連なる「大和王権」が成立し、日本という国ができました。

しかし、不思議なことに、九州高千穂という、宮崎県と熊本の県境のあたりが今の天皇家の「天孫降臨」の地にもかかわらず、この地は大和王朝ができてから、「まつろわぬ民」が治める地方国家だったのです。

まつろわぬ、とはまつ ろわぬ、まつろわぬ、と書きますが、要するに大和王朝=天皇家の傘下に入らなかった者たち。

ただ、これは説明するまでもないですが、大和側の視点であり、ただ単純に、日本に普通に暮らしていた人たちが、大和だかトマトだかなんだかの軍隊がやってきて「おまいらを支配する!逆らうとぶっ殺す!」と武力制圧してきたことに対して、服従(征服された)か、そうでなかったということです。

東北の、関東などを拠点にしていた「|蝦夷《えみし 》」が有名ですね。だから坂ノ上田村麻呂を「征夷大将軍」にして、東北の平定を行った。それが後に「侍大将」の官職名になったから、源頼朝から始まる武家政治の将軍は、皆天皇から征夷大将軍の役職をいただくわけです。

あとは、蝦夷と同族のような者だと思いますが、「出雲族」と呼ばれた、出雲、丹後〜越後(今の新潟)と、日本海一帯を支配していた勢力や、岡山県のあたりも勢力圏だったようです。他にも、全国に伝承がある「土蜘蛛」も有名です。

そして九州は、今の鹿児島県の「隼人族」と、そして、鹿児島北部からいまの熊本県にまたがる地域にいた「熊襲」。

もちろん、これらも大和側の記録です。なぜなら、全て滅ぼされたか、歴史の闇に葬られたからです。彼らが残した記録は、正史にはありません。

そして時代背景も、何百年単位なので、あるときは隼人で、あるときは熊襲だったかもしれませんから、そこのところははっきりはわかりません。

しかし、関東北部から東北、そして九州南部の熊本や鹿児島には、大和朝廷とは別の流れの民族が暮らしていたことは間違いないです。

今の日本人は、完全に「大和」が作り上げた国家としての流れをくんでいます。アイヌだって、琉球だって、だいぶ原型が失われているのですから、本州から九州にかけての、大和の支配が1000年以上続く場所は、もう
すっかり大和としての「日本」です。

それが悪いこと、とは思っていません。彼らの作り上げた日本は、世界に誇るべき国であり、原住民とも混血があったのは間違いないので、我々には「まつろわぬ民」とか「縄文」と呼ばれた平和な時代を生きていた先祖のDNAも流れています。

しかし、僕は隠された歴史、というのはどこか不健全なものを感じます。

「歴史はエネルギー」と、尊敬する矢作直樹先生がおっしゃっていました。

「本当の歴史が伝わっていないということは、日本に流れている本来のエネルギーが流れていないということです」

我々の知ってる歴史なんて、ほぼほぼ嘘っぱちが多いです。誰かが、その都度その都度、権力を守るため、また行使するために、都合よく改ざんしています。

暗号のような形で残されたものがありますが、暗号だからそれはもちろん多くの人にはわからないようにできています。

僕のような凡人では、その暗号を解き明かしたり、何か秘密の情報を知ってるとか、伝承を受け継いだとかはありませんから、何にもわかりません。日本本来のエネルギーから外れていることでしょう。

でも、僕はなぜだか「まつろわぬ民」と呼ばれた人たちのいたとされる土地や、そういう史跡に昔から惹かれるし、実際に行くと、何かしらの気配を感じ、そこから読み取れる情報もあれば、または直感や、インスピレーションを受け取ります。

ぜひ、あなたも行ってみるといい。動画を見たり、本を読むのもいいけど、それで「わかったつもり」にならないで、実際に足を運んだりしみてる。直接行けない方は、さらに動画からもう一歩深く調べながら、よくよく感じてみることです。

僕は今月も、出雲や、またまた九州とか、あちこち行きます。何かを得るとか、知るために行くのではなく、とにかくそういう古い記憶の残る土地へ行って「感じる」ことで、僕は常に忘れていた自分自身に出会ってる、そんな気がしています。

さて、熊本では現在「TSMC」という、世界トップの半導体メーカーが一大拠点を築いております。

あまり知られておりませんが、実は現在、台湾はかなり力を持っているそうです。中国共産党との対立や、台湾有事を起こしてその勢いを弱めたいのか、実はその情報すら撹乱や目眩しなのかわかりませんが、とにかく半導体が台湾に牛耳られていて、車やウォシュレットトイレですら「半導体待ち」で入荷できないとか、そんな状態です。

半導体、といえば、今はあらゆる電子機器に使われていますが、元々は日本がトップでした。それが、どういうわけか、半導体メーカーに不都合な政策ばかりを政府が実行し、日本の半導体メーカーは軒並み減退し、代わりにアジア諸国が半導体を製造し、トップに立ちました。

多分、日本に作らせたくなかったんでしょうね。だって、必ず世界のあらゆる製品に関わるので、日本がこれ以上経済大国になったら困る勢力がいるわけですから。

まあ、そんなことを言っても陰謀論になるので、言及はしませんが、一つの事実です。

熊本は「火の国」なんて言われます。肥後という地名の「肥の国」でもありますが、やはり「火山」の火。つまり阿蘇山の由縁だと想像できます。

そして火の国は同時に「水の国」なんです。火と水は合わせて対になります。

熊本は水が豊かで、熊本駅前や、熊本城付近の繁華街に近い場所のホテルに1泊ずつ泊まりましたが、とにかく水道水のレベルが高くて驚きました。普通に飲めます。

そんな水の国だからこそ、火とのバランスを保ってるのです。

しかし、そのバランスが今、崩れようとしているのでは?

こちらの記事にありますが、

「新工場は年間310万tの地下水をくみ上げる」、とのこと。

地図を見て僕も驚いたのですが、熊本空港に近いこちらの付近、

めちゃくちゃ「工場」が多いんです。すでに年間130社が工業用水を年間2260万tくみ上げているそうです。

同じ地下水盆を共有する熊本市や大津町など11市町村は上水道の100%を地下水で賄っているのですが、ここにさらに310マンt。

でも、これは「第一工場」ですから、すでに第二工場は建設予定で、そのまま第三と続くとどうなるのか?

地下から貴重な水を汲み上げ、工場で使う。排水はどうなんでしょう?

疑念や不安はキリがないですが、現在有機フッ素化合物の問題など明るみに出ています。

一部だけなので、判断できませんが、

2キロ東に離れた場所で、井戸の水位が10メートルほど下がったとか…、

地主さんから「畑を返してくれ、半導体メーカーに得るから」と言われたとか…、そんな話もありました。

こういう話はたくさんあったでしょうし、たくさんの農地や牧地を売って、工場などができたのは事実です
(これは今日本中で起きています。外国人が、日本の土地を買いまくってます。何も知らないで、売ってしまう老人たちを責める気はないです。金に目が眩んだ人もいるでしょうけど、後継者もおらず、管理もままならない放置された土地や山林を売るしか選択肢がなかった人も多いでしょう)

熊本県は過去にも何度も行っていて、大好きな土地。しかし、色々と見聞きする情報から、「ネガティブ」なものを、僕は熊本県に対してたくさん持ってました。

素晴らしいところがたくさんあって、

幣立神宮
拝ヶ石巨石群
阿蘇神社
押戸石

行きたい場所もたくさんあって行って、色々と巡って楽しんだのだけど、

矢嶽神社と巨石
天草、キリシタンの歴史
龍ヶ岳展望台
天草の祇園橋

TSMCと地下水のことは妙にひっかかっていた。

奇しくも、熊本に到着した25日の前日、2月24日に第一工場の開会式があったそうです。

では、僕に何ができるか?

何もできませんし、当事者でもありません。

でも、熊本の未来を案じ、より良い世界のvisionを描き、祈ることはできます。

ネガティブな世界ではなくて、それを知りつつ、ポジティブな世界のvisionを見つめる。

このnoteも、読んだ方にネガティブな印象を与えてしまうかなと、アップするのに躊躇いました。しかし、事実は事実。目を背けず、ネガティブなものは「受け入れ、許し」、そして我々は「どうする?」ということを考える。

どちらかに偏るのではく、中庸の世界を構築する。

九州のヘソである「阿蘇」を擁する火の国、そして水の国。豊かな未来を信じましょう。かつていたクマソたちの、力強い息吹の復活と共に。

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