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「今」を生きていますか?

このnoteにも書いたけど、

僕は「映画」が好きです。

「コレが観たい!よし、観よう!」と狙い定めた映画を観ることもあるけど、最近はサブスクのおかげもあり、自宅やホテルにいながら、スマホやPCのモニターを眺めながら、レンタルビデオ屋をうろうろしているかのごとく、作品を物色できる。
(ちなみに最近見た映画の感想などは最後に掲載します)

で、今日のタイトルにもなったこちらの映画。

「いまを生きる」

ざっとあらすじを紹介します。

全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBである英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してきた。
厳格な規則に縛られている学生たちに、キーティングは「プリチャードの教科書なんか破り捨てろ」と言い放ち、詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。キーティングの風変わりな授業に最初は戸惑う生徒たちだったが、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えや、規則や親の期待に縛られない自由な生き方に目覚めていくのだった。

Wikipediaより抜粋引用

今は亡きロビン・ウィリアムズ主演で、若き日のイーサン・ホークも出演している(これを書くために調べててあの少年がイーサンだと初めて知った)。

原題は「Dead Poets Society」。直訳すると「死んだ詩人の会」。これは物語に出てくる「死せる詩人の会」のことなんだけど、「いまを生きる」という邦題は、劇中に出てくる重要なワードであり、タイトルにしたのは見事だと思う。

1989年の作品で、僕が最初にこれを見たのは小学生6年生の頃だったと思う。父や兄と一緒に、ビデオで観たような気がする。

小学生の僕には、これは「年上のお兄さんたち」の青春映画であり、中学生の頃も、同年代の高校生の頃も観たし、大人になってからも定期的に観ている。

息子が小さい頃に、繰り返し観たアニメ映画とかはあったけど、僕が自分の意志でこれを同じ映画をたくさん観たのは、タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」と、この「いまを生きる」だろう。

小学生にわかるのか? というくらいけっこう重い話でもあり、胸くそ悪くなるような部分もあるけど、小学生の僕なりに、この映画は衝撃的だった。

それは中高生になっても、大人になってからも、この映画はいつも胸を打つ。

少し脱線するけど、僕の中の「好きな青春映画ベスト3」を上げるのなら、3位「フット・ルース」2位「サタデー・ナイト・フィーバー」1位はこの「いまを生きる」なんだけど、フット・ルースはハッピーエンドだけど、上位2つは青春の葛藤と矛盾があってとても心に残っている。

10代の少年たちは弱く、繊細で、無知でかつ愚かであり、でも情熱的であり、暴走と抑圧の葛藤の中で、ビクビクしながら、時に強がったり、時に我を忘れて前のめりなりながら、10代という最も多感な時期を駆け抜ける。

そこでこの世界は嘘と理不尽と欺瞞に満ち溢れており、「大人」とか「学校」とか、いわば“社会”というものに対峙していく。そしてそれと同じくらい、この世界の美しさや楽しさや、生きる喜びを全身で味わい、表現する。

その姿は10代の僕にとてもポジティブな共感と、同時にネガティブな感情のシンパシーを引き起こした。

そしてそれは大人になってからも感じたし、先日の鑑賞も、大きく胸を揺さぶられた。きっと、何か普遍的なものがあり、いつでも僕の胸を打つ。

「今を生きる」

この言葉は言うほど簡単じゃない。

なぜなら人は常に過去の記憶ベースで判断し、いつも未来に向けて動いているからだ。

思考そのものが過去を漠然と思い出したり、ああでもない、こうでもない、ああすればよかった、こうすればよかったと思いを逡巡させるか、もしくは計画や目標を立てるか、漠然といつかどこかの空想に奪われる。

僕らは「今」にいない。今はいつもお留守になりがちだ。

唯一、今にいるときは「感動」するときであり、「感覚」に身を置いたときだろう。

「感じること」だけが、今に意識を置く唯一の方法とも言える。まあ、それは少し「瞑想的」な話であり、ここでいう「今を生きる」とはちょっと違うってことはわかっている。

でも、今を生きている人は少ない。そして、今を生きるという意味も定義も内容もわかっていないのではなかろうか?

君は「今」を生きていますか? 君の「今」は、どんなところですか?

お知らせの後に、まだ少し続きます。

Youtube「インタビュー」

5月26日 Awakening(目醒め)

☆ ワークショップなど

5月24日 京都

6月8日 東京

歩く、奥高尾 5月2日 (満席)

歩く、稲荷山 5月22日

映画の話、続き

最後に、最近見た映画の感想と共に。

これは実話です。僕の世代ならWinnyにお世話になった人は多いと思う。僕も違法ながら、友人のPCで映画を観たことがあったし、Youtubeがなかった時代に、くだらないお笑い動画のようなものも見聞きした。

だけど、開発者が逮捕された。

「誰かが包丁で人を殺した。包丁を作った人は裁かれるべきか?」

という話が出るのだけど、開発者が逮捕されるというのは、いったいどういうことなんだろう?

東出昌大さんが、こんな役柄をこなすんだとおいう驚きもありました。よかったです。

お次は、

そして僕は途方に暮れる。映画館で何か見に行った際、CMで見て気になっていた。

映画の出来としてはどうだろうなぁ、ちょっと「大袈裟かな」という印象は正直あった。豊川悦治が面白かった。

これは、3作目。御多分に洩れず、やはり最初のが一番面白かった(笑)。まあ、2も観たし、「どんなもんよ?」という気持ちで鑑賞。正直、僕個人としてはあまりおもしろいと思わなかったかなぁ…。

これはドラマ、ですね。テレビはないのだけど、ネトフリで観れる。

VIVANTの製作陣とあり、VIVANTが面白かったし、色々と示唆を含んだメッセージがあり、観てみることに。

まだ始まったばかりで、2話しか観てないからなんとも言えないけど、大島優子とか、野村萬斎とか木村佳乃とか、脇役たちもいい感じで、今後が楽しみです。

何かおすすめの映画あったら教えてちょ。

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