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練馬美術館: 生誕110年 香月泰男展

戦争後シベリア抑留の悲惨な体験がこもった絵。非常に重い作品群。これをみてしまうとこのような体験や思いをもたない人間が絵をかく価値があるのだろうかと、芸術の意味を問われる気がする。戦争で現れる人間の本性を直接表し、アウシュビッツ収容所に匹敵する歴史的意味と重さ。ぜひ常設展示してほしい。収容所で飯盒にこつこつと彫ったと思われる絵が痛ましい。晩年は明るめの絵もかくようになったようで少し救われる。

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https://www.neribun.or.jp/museum.html



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