(今日のフォトアート)写真家ケルテース・アンドルのディストーション・ヌード
どこにでもありそうなヌード写真が、ケルテース・アンドルにかかると、そこには、異世界的な魅力を持つ、肉体美を追求があるのだろう。ディストーション(歪み)によるヌードのシリーズだ。
このケルテース・アンドルの作品は、計算された構図とデザイン、軽妙な面白さに特徴がある。
そして、ケルテースは、インパクトある構図に端正と言える作品が多い。
(c)Kertész Andor
略歴-Kertész Andor
ケルテース・アンドル(Kertész Andor,1894-1985)
ハンガリー出身の写真家。シュルレアリスムにも傾倒していた。
1894年、ブダペストに生まれ、そして、アメリカ合衆国に渡り、多くのキャリアを残して、1985年、ニューヨークで没した。
戦時下に活躍した写真家にハンガリー出身の写真家は多いが、その中でもリーダー的な著名な1人だ。
そして、ブラッシャイ(Brassai)に写真の手ほどきをしている。
Fig.Kertész Andor
(追記)このケルテース・アンドルは、多くの実験的なフォト・アートを試みている。その流れは、ブラッシャイ等のモンパルナスのアーティストたちの表象にも影響を与えている。ある意味、核を成したケルテース・アンドル・・そのコンセプトはインパクトあるものだったからだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?