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秘密の飛行愛好家チャールズ・デルシャウ(アウトサイダーアート)

秘密の飛行愛好家チャールズ・デルシャウ(アウトサイダーアート/アール・ブリュット、そして、ビジョナリーアート)

チャールズ・デルシャウ(Charles Dellschau,1830–1923/US)
チャールズ・デルシャウは、アメリカの初期のビジョナリーアート(Visionary art/テーマが精神性・神秘性・幻視芸術)のアーティストだ。
図面、コラージュや水彩画等で、飛行機や飛行船を描いているが、それは、宇宙に至るまで、風変わりな飛行物体かも知れない。
そして作品は、2500点以上が、12冊のスクラップブックに収まっている。
そこには、手描きの「エアロス」には、「プレスブルーム」と呼ばれるコラージュされたページが点在し、当時の政治的な事象や技術の進歩に関連する実に多くの主に新聞や雑誌からの切り抜きが使われていた。デルシャウのデザインは、幻想的であり、視覚的には詳細だ。そして、コラージュ、テキストでまとめられている。1923年に没、93歳だった。

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Charles_Dellschau_ジャック・デイヴィソンのティルダ・スウィントン_01

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Charles Dellschau (public domain)

そして、それらは、ヒューストン(Houston)の実家の屋根裏部屋に保管されていた。そして、作品は彼の死から数十年後に発見されたのだ。
作品は、その後、サンアントニオ美術館(San Antonio Museum of Art/テキサス州)、ヴィット博物館(Witte Museum/テキサス州)、アメリカン フォーク アート ミュージアム(AMERICAN FOLK ART MUSEUM)、フィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)等々、また、コレクター(UFO研究家)、abcd(アール・ブリュットの知識と広報)に収蔵されている。

そして、このチャールズ・デルシャウの資料は、年代的にも、極めて少ないのだ。そのあたりから、考えても本来的なアウトサイダーアートの原点に近い存在だろう。

チャールズ・デルシャウには、家庭もあったようだし、そして、南北戦争にも参加しているらしいのだが・・・
いずれにしても、これらは、自らのために描かざるを得なかったのだ。
アメリカで、最も初期のアウトサイダー・アーティストの1人だろう。

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