ダニエル・ジャック・ライオンズ：Like a River

「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。

ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカの写真家)の「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。

グローバル化された世界において先住民族は？

そして、その現代の先住民性はどのようなものであり、将来どのようになるのか？
私たち自身が、歴史や現代社会の表現形式のあり方を決定付けようとする「西洋の伝統と理想」にしっかりと捕らえられているだろうか？

現代の先住民性については

ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカのアーティスト・写真家)は、外部からの観察者として、この非常に複雑な問題について自分自身の仮説や主張をしない。そして、対立と、むしろ慰めを与えてくれている、アマゾンの人々に耳を傾け、そこから学ぶ。
Daniel Jack Lyonsのドキュメントは、現代の先住民性については、理論的な探究（リサーチ）の問題ではなく、むしろ、そこに生きた経験からの現実の問題だろう。
参照：Casey Delport レポート（学術的ライター）

その内容が、冗長に見えて、そこにある単一の画像の美しさに対する反応を超えて・・・何の感情も、行動への呼びかけも伝えてこないこの写真プロジェクトに驚くかも知れない。
ただ、100ページ以上に渡って70枚の写真が息を呑むほど素晴らしいものだ。
それは、現代社会で、必要なときには柔らかく繊細に、また、現代社会で、提起された問題に取り組むときには厳しく感情的になるだろう。

先住民族の現代問題を明確かつ意識的に構築している

概ね3年にわたって撮影されたこのプロジェクトでダニエル・ジャック・ライオンズが生み出したものは、それは、ジェンダー（Gender/文化的・社会的に構築された性差の概念）と伝統、アイデンティティ（存在証明）と人種、急速に変化する現代の風景の中での、1人1人の成人の現代問題を明確かつ意識的に構築している。それは、プロジェクトの一部を構成する被験者の生命と自主性を脅（おびや）かす様相だ・・・

ダニエル・ジャック・ライオンズのドキュメント

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