Art Labo 北舟

北海道十勝豊頃町在住の美術作家の白濱雅也と真紀が、世界一小さな美術館を軽トラに積んで全…

Art Labo 北舟

北海道十勝豊頃町在住の美術作家の白濱雅也と真紀が、世界一小さな美術館を軽トラに積んで全国を巡る「ArtVan福寿走」の奮戦記です。 ★5/13よりいよいよ、約二ヶ月間で、全国縦断ツアーを予定しています! 前回旅のFacebook投稿からの転記途中です。

最近の記事

真庭市に来たよー ここもローカルが元気!

真庭市久世駅前エキマエノマエの前で展示始まりました〜♪ 福寿走はもともとあったみたいにフィット。 エキノマエノマエは築百年の民家をリノベーションして若い人たちがオフィスやショップに使っている物件でとても素敵です。こういうのは若い人たちが本当に上手。 ここでの若い方のビジネスの一つが遺品整理とその再活用。これは私らにも興味深い内容です。 久世は小京都的な小さな古い町で、古民家が点在している落ち着いた町です。9町村が合併して真庭市となりました。市域が広大で地形がかなり複雑で

    • 宮島に寄ってみた

      今日は岡山県真庭市に移動。 少し時間に余裕があるのと車中泊の場所から近かったので 早朝、宮島に駆け足で行ってきました。 海上社殿建築と境内は美しいですね。 有名な鳥居は改装中で見られず。 島陰と五重塔の組み合わせが瀬戸内らしくていいです。 旧宮島町は財政破綻もあって廿日市市と合併してます。有数の観光地ですが、観光だけでは産業として難しいという一面があるように感じました。(2022.5.23)

      • あの錦帯橋の袂で展示!

        #福寿走 #錦帯橋 を渡った正面というものすごい恵まれたロケーションでゆるゆる展示しました。 岩国出身の友人に打診したところ、お父様がここを手配してくださいました。 錦帯橋は目の前、岩国城をバックにという贅沢なロケーション。 一帯は城下町風に整備されていていい雰囲気で驚きました。 年間250万人集める一大観光地だそうで、周りの見どころ立派すぎてうちはちょっとかすみ気味な… 時々足を停めてみてくださるお客さんいます。 錦帯橋はいつか見てみたかった橋。素直に美しい。 こ

        • 美しい農村風景

          岩国に移動中、石州瓦の民家に惚れ惚れしてました。広島が近づくにつれて瓦の色は濃くなって黒になりました。 北海道には瓦屋根がないのですごく新鮮です。私の出身地の岩手は瓦屋根の家がありますが、最近はとたん屋根が増えています。 途中、中国1のタブの木に遭遇。樹齢700年! 北海道で巨樹巡りを少ししていたけど、西日本は古樹、巨樹がすごいなぁ。大人と赤ん坊以上の違いだ。

        真庭市に来たよー ここもローカルが元気!

          雲南で近未来の希望を垣間見たかも?

          雲南に来るまで知らなかったのですが、雲南市は住みたい田舎ランキング全国No1の町なのです。若者がたくさん移住してきてて、お年寄りと一緒にお茶をしてたり、コワーキングスペースで仕事してたり、企業と組んでビジネスを進めていたり、空気こそ田舎ののんびりした感じですが、他所にはない活気があります。これはよく理想として机上では語られますが、実現していることにかなりの驚きがあります。 なぜ私らがここに来るに至ったのかわかった気がしまして、その秘密を少しだけ垣間見ました。 背景として雲

          雲南で近未来の希望を垣間見たかも?

          なんと親戚の代表作建築に偶然にも遭遇!

          雲南に、馬の桃源郷があった! この「さくらおろち牧場」は、おんせんキャンパスのすぐ近く。 3年前に亡くなった歳の離れた従兄弟、大岩剛一設計だと、奥さんの由利さんがメールで教えてくれました。 ここでは、ワラではなくヨシを使っています。彼は、藁の家を作る建築家でした。オランダの職人さんが施工したそうな。 建物は、上から見ると蹄鉄の形になっています。 小屋にも蹄鉄が施されたり、ブランコが下がっていたり。 遊びごころ満載で、あったかい♡ 斜面に放牧された馬たちのつぶらな瞳に

          なんと親戚の代表作建築に偶然にも遭遇!

          ワークショップ大成功!

          今回はワークショップもしました。私自身はこれまで数えきれないくらいワークショップをやってきました。対象は保育園の3歳児から高齢者までいろいろです。不登校の子たちははじめてかもしれません。 おんせんキャンパスのワークショップでは1時間ほどでみんなで描いてこんな作品ができあがりました。ちょっと初めてのトライもあったのですが、いい出来だと思います。 ルールに沿っていきながら偶然を呼び込む手法をいろいろ使ってます。 予定より人数が増えたり、普段、集中力が続かない生徒さんたちがずっ

          ワークショップ大成功!

          温泉キャンパスの展示で人だかり!

          島根県雲南にあるおんせんキャンパスに到着。廃校になった温泉小学校を活用した施設は立派。 15年ぶりに、私が企画したアートだるま展に参加していただいた、絵本作家でもある佐々木有子さんと感激の再会! ところで温泉って地名なの??? 地名ではなくて、集落の通称みたいなものだそう。東京の深川みたいなもの? すこし道を間違えて通り過ぎてしまった。トンネルを抜けたら、桃源郷が現れた。厳かで美しい地。 5/26午後は、ワークショップとセットで、こちらで開館です。(真紀) 島根県

          温泉キャンパスの展示で人だかり!

          瀬戸内海と中国地方を横断して雲南へ。

          5月25日は阿讃山地を朝早く出て、瀬戸大橋を渡って中国地方を横断。 途中で島のSAに寄ります。 ここはサラリーマン時代にリサーチにきたことがあり、その様子の変化を楽しみました。 倉敷郊外を通りながら、それほど険しくはないけれど、なかなか山がちな内陸部を縫い、中国山地大入峠を越えて 出雲のちょっと南の #雲南市 まできました。水墨画のような風景が迎えてくれました。 明日26日の #福寿走 は出雲のちょい南、#雲南市 の不登校などの教育支援施設「#おんせんキャンパス 」で展示

          瀬戸内海と中国地方を横断して雲南へ。

          不思議な導きで、徳島に。

          レムザのあとはちょっとのんびり讃岐観光でもしようかと考えてましたが、明日5月24日は急遽、徳島県(旧)#脇町 のカフェ #Ruche_Cahoa さんに行くことに。昼ごろから夕方4時終わりくらいまで。古い街並みが残りうだつの町として知られているそうです。 レムザで私のこの絵を購入していただき、それが縁で急遽向かうことになりました。幸い日程に空きがありました。 脇町は古びた田舎町の風情でどこも懐かしい感じが漂います。 この店は古い町中にひときわお洒落な佇まいで目をひきます。

          不思議な導きで、徳島に。

          五剣山の麓、石の町「牟礼」での展示

          5月23日は、Tさんの紹介で牟礼という町に向かいました。 町に近づいていくと 遠くから不思議な形の山が見えて来ます。映画「未知との遭遇」に出てくる山のような。正面を向いてくるとその山の岩肌は横に広がっていき、まるでノコギリのような山容になりました。 五つの剣で五剣山という山だそうです。この辺りのシンボルのような存在で霊山、聖地として崇められて来たとか。五つのうちの一つは昔に崩落したそうです。 牟礼はその麓の町。予備知識なしに連れて来られたのですが、石工屋が連なっています。西

          五剣山の麓、石の町「牟礼」での展示

          田んぼでアートの静かな過激さ

          松山から翌朝戻って、三豊町の田んぼアートに向かいます。 ここは以前展示をして頂いた千葉尚美さんに紹介していただいたプロジェクトで、二つ返事でなんとなく緩く乱入をOKして頂きました。 ネットで検索するといわゆる田んぼアート、田んぼに大きな絵を描くようなプロジェクトがいくつか出てきてなかなか見つけられません。同時期にやまなみ芸術祭も開催していて、ちょっと紛らわしい。 会場に近づいてもなかなか場所が見つけられず、「田んぼでアート」と近所の方に聞くと、あーそこ降りてったところだよ〜

          田んぼでアートの静かな過激さ

          松山Y邸での庭先展示

          Yさん宅は松山市内の中心街から少し離れた閑静な住宅地にありました。敷地はそれほど大きくはないですが、戸建ての住宅の他に庭とコンパクトなアトリエと小さな倉庫があって、東京などから見たら贅沢な住空間です。 大阪を拠点に活動してきたYさんですが、ご両親が亡くなって空いていた実家に単身赴任のように住むようになり3年目だとか。庭の手入れに凝り出して、小さいけれど美しい庭ができてきています。 Yさん自身の制作は自然素材や情景を生かした現代の花鳥風月という感じの制作で、この庭も作品のような

          松山Y邸での庭先展示

          穏やかないい町 松山

          翌日は香川から松山へ移動。学芸員のMさんに紹介して頂いた作家のYさんのお宅へ向かいます。北海道に慣れた私らには四国なんてちょろいもんよと思ってたら結構広くて、松山まで時間がかかりました。早めに着いて松山城に登城しようと思ってたら間に合いませんでした。その日は諦めて遠くから眺めるだけにしました。かなり高い山の上に天守閣や櫓が立ち並ぶ様はなかなか優雅で美しい。 (城のことはまた別のページで書くとして) しかも、なんと路面電車があるじゃないですか。好きな街にあってほしい城と路面電

          穏やかないい町 松山

          意外と厳しい讃岐の一面

          香川県には以前に一度来たことがあり、広がる平野、緩やかな山地、明るさを感じる気候など、穏やかな陽のイメージを持っていました。2度目の訪問でその印象は少し変わりました。 香川では北海道から引っ越した写真家Tさん宅にお世話になります。今回、四国から北上するプランを決めた理由の一つはTさんが歓迎してくれたからでもあるからです。Tさんは理知的な写真作品で北海道ではよく知られる作家で、Tさんとの写真談義も楽しみにしていました。 真紀は初めての四国、香川に来たならばまずはうどんでしょ!

          意外と厳しい讃岐の一面

          土柱 異世界の入り口

          徳島といえば! 阿波踊り、鳴門の渦潮、大歩危小歩危あたりか。阿波踊りの知名度に比べて他は少々印象が薄い。そんな徳島で気になるのが土柱。 地理や地学が子供の頃から好きだったので、この土柱のイラスト(昔の図鑑はイラストだった)が不思議で記憶に焼き付いてました。 しかし国の天然記念物だけど地味な名勝。 真紀に説明しても反応薄い。まあそうだよね。 検索するとガッカリという言葉も出てくる。まあ、あまり期待せずに行ってみようということに。 結論から言うと、かなり良かった! 古代遺跡か異

          土柱 異世界の入り口