オランダでの出会い


私は20代、何度かオランダへ行く機会がありました。
そのうちの最初の2回、

一度目は、憧れのピアニストさんを訪ねて、

二度目は、一人旅で。


憧れのピアニストの向井山朋子さんは、

オランダを拠点にアートとピアノのインスタレーションコンサートをされていて、

アートもピアノも好きな私にとって夢のような概念を与えてくださった方です。

ピアノレッスンはもちろん、向井山さんからは在り方や哲学を学んだ気がします。

「あなたは、何ができる?」

学びの姿勢が日本とは正反対だと身が引き締まったのを覚えています。

受け身ではなく、学びたいことは動いて得る姿勢を教わりました。


アートとピアノの可能性を、拓いてくれた世界のアート史に残るような崇高な存在です。

先日も、東京のエルメスにてコンサートを重ねられていました。


一人旅で、

生活に溶け込むアートをみて、

実用性も兼ね備えたスマートさや、生活を楽しむための知恵、

学ぶのを楽しむ優しさでもあるアートに心あたたまりました。

全てのものが感じ方によってアートになる。

360度の視野をもちたい、そんな気づきを与えてくれるオランダのダッチアートは、

アートという哲学を教えてくれました。


そして、その数年後、

まさかオランダ人とご縁があり、オランダの血が入る娘に出会えるとは思ってもみなかったことです。

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