見出し画像

副業公務員、マッキンゼー本を読む。

何を読んだ?

久々にマッキンゼー本を読んだ。マッキンゼー本とは、最強の外資系経営コンサルティング会社と称されるマッキンゼーの方々が書いた本のことである。
今日読んだのは、「マッキンゼー 新規事業成功の原則 Leap for growth」という本。休日に立ち寄った鳥取県立図書館で、何となく手が伸びたのだ笑(この直感は、結構大切にしている

なぜ手に取った?

このたび私が職場から承認をもらった副業では、地方をはじめとする国内外の地域活性化と中小企業支援に取り組むことにしているが、本業の時間以外(土日など)で、本業に支障が出ない範囲で認められているため、副業では、自分の魂が震えることに時間を費やしたいと考えている。
いくつかやってみようと思っているテーマがあるのだが、その中の一つが新規事業の立上げ支援
ゼロイチで、新しい価値・製品・サービス・事業を生み出し、世の中に提供したい企業・団体を支援することである。
私が得意としてきた「行政機関での新規事業」と「民間企業による新規事業」はビジネスか否かという違いはあるが、私が1期生として参加した経済産業省主催のイノベーター人材育成プログラム「始動Next Innovator」の同期や1千名近いアルムナイ(起業家や大手企業の新規事業担当者等として全国各地で活躍されてます)と交流を続ける中で、熱量などセクターを超えた成否の鍵を握る部分で共通するところがあると感じている。
また、今後の企業活動では、サステナビリティなど、よりソーシャルな観点での取組みや対応が重要になってくるだろうし、インパクトスタートアップと言われる「社会課題・地域課題の解決」を事業目的にしながら「企業としての成長性」も志向するスタートアップへの関心も高まっている。この点では、鳥取県庁という地方の行政機関に勤務し、ソーシャルな目線を仕事の中で常に持ちながら、ゼロイチ事業を繰り返し立上げてきた自身の経験や知見が、これからの時代を生き抜く民間企業の新規事業開発にも役立つのではないかと考えている。
そんなことが頭の中にありながら、手に取ったのがマッキンゼーの本書だったのである。

ちなみに、マッキンゼー本は、中小企業診断士の資格取得のための勉強をしている頃に、めちゃくちゃハマり、何度も繰り返し読んでいた。(ロジカルシンキング、問題解決、経営戦略など)
それらは、今の自分の、仕事における血や肉になっていると感じている。

本には何が書いてあった?

今回読んだ本は、日本の大企業がターゲットで書かれていたが、印象に残ったのは、以下のとおり。
・日本企業でユニコーンが出てこない理由や課題(新規事業に対する、投資規模の少なさ、エース人材を配置していない、社内の意思決定スピードが遅いなど)
・日本の大企業では、コロナ禍を経て、新規事業が必要と感じている企業経営者が大幅に増加
・新規事業が成功している企業とそうでない企業の違い(新規事業を担当する人材によるところが大きいなど)

特に、大企業において新規事業が増えるトレンドについては、中小企業でも同様と推測され、そこに私が支援する出番もありそうと、決意を強めた。

最後に

私自身もこれまで鳥取県庁で新規事業を繰り返し立上げ、地域に新しい価値を生み出してきました(プロフィール参照)。
自分自身がプロジェクトの発案者・実施責任者として取り組んできた経験も活かしながら、新たな一歩を踏み出したい全国の地域や中小企業様のお役に立てれば幸いです。(ぴんと来た方がいらっしゃれば、ご連絡くださいませ)

サムシング・ニュー 代表 井田広之(副業公務員)

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?