36.氷菓(米澤穂信) 感想・考察

米澤穂信さんの氷菓を読みました。
私が読む米澤穂信さんの作品としては3作目です。
古典部シリーズとして全6巻のうち1巻目ですね。
ラノベとかアニメの方でも有名。
昔アニメが放送されたころは千反田えるの「わたし、気になります!」がネット上でも流行ってた記憶があります。
当時は小難しい内容のアニメだなと思い、敬遠してきたのですが読書として読むのなら楽しそうだなと読むことを決意。

とりあえず一巻の『氷菓』を読んでいきたいと思います。
200Pほどと少な目。

こっからネタバレ
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ちゃんとオチがある日常の謎って良いね。
最近、日常の謎に着目した小説ばっかり読んでる気がする。
主人公の折木は人生を灰色を揶揄されるような性格であり、何事も面倒くさがるタイプ。
(いかにもラノベの主人公らしい性格です)
そこに謎の美少女千反田えるが!!
(いかにもラノベ…略)
しかし、やはりこの日常に謎の美少女が現れ、非日常がやってくる系の小説ってテンプレだけど面白い。
序盤から千反田えるの目的や氷菓のことが謎として与えられ、それを少ない手がかりから解いていく様は千反田えるが感じたように、読者にも納得感を与えたと思います。
I scream(私は叫ぶ)の話とか、カンヤ祭の謎とかはオチとして綺麗でした。

この小説、『涼宮ハルヒの憂鬱』に似てません?
ハルヒから人間関係と超常現象を削いだような小説だった。
主人公視点の小難しい言い回しの表現などが正に似てるし、癖になる。若干厨2巻溢れる性格の主人公が好きなのかもしれない。
私は、ハルヒめちゃくちゃ好きなので読んでいて面白かった。
けど、他の読者はちょっとだけ小難しい話に恋愛も絡まないこの作品好きになれるのかな~ってちょっと疑問ではある。

2巻も隙があれば読みたい。

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