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最近の記事

51.成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)感想考察

宮島未奈さんの成瀬は天下を取りにいくを読みました。 2024年本屋大賞受賞。 大賞を受賞した直後にポチりました。 滋賀県大津市を舞台に、主人公の成瀬あかりを中心とした出来事を描いた作品です。 こっからネタバレ(ネタバレっていうほどのネタバレがないから、別に未読でも感想読んでも良い) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~

    • 50.アクロイド殺し(アガサクリスティ)感想考察

      アガサクリスティの『アクロイド殺し』を読みました。 1926年刊行。エルキュール・ポアロシリーズの3作目となります。 wikiを見ると、めちゃくちゃなネタバレが乗っているので読む予定の方は注意。 これまでアガサ作品は『オリエント急行殺人事件』と『そして誰もいなくなった』だけ読みました。 評価高い順に読んでいるのですが、アガサ作品で大体2位付近にランクインしていたり これだけは読んどけというミステリーにもランクインしているので 必修科目として読んでいきたいと思います。 こっ

      • 49.時計館の殺人(綾辻行人)感想考察

        綾辻行人さんの『時計館の殺人』を読みました。 「館シリーズ」の5作目の作品です。 上下巻合わせて626P。 十角館、水車館、迷路館、人形館ときて今回の時計館です。 館シリーズと言えば、『十角館の殺人』から始まる本格ミステリーのムーブメントの火付け役と言われているくらい有名ですが、未だにムーブメントって何って思ってます。 自身は評価が高い順に読んでいるため、水車館と人形館は飛ばしているのですがいずれ読むかもしれません。 十角館と迷路館は順当に本格ミステリとして面白かった。

        • 48.硝子の塔の殺人(知念実希人)感想考察

          知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』を読みました。 色んな人からオススメされた作品 504Pと中々ボリューミー。 館シリーズオマージュをしているクローズドサークル物の作品となります。 本作品、作品内にミステリー話が何回も出てくるので、 せめて『十角館の殺人』は読んでいた方が良いと思います。 こっからネタバレ~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~

        51.成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)感想考察

          47.姑獲鳥の夏(京極夏彦)感想考察

          京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)を読みました。 1994年発売の「百鬼夜行シリーズ」の第一弾。 twitter(X)上で#絶対に読んどけっていうミステリー小説ランキングというのがあってランクインしてたので読むことを決めました。 前回読んだ占星術殺人事件もそうですが、ミステリーハマってるし古典ミステリー読んどくかの気持ちです。 630Pと大ボリュームなのですが、京極夏彦作品にしては少ないらしいです。(異常) 「この世には不思議なことなど何もないのだよ」という有名なセ

          47.姑獲鳥の夏(京極夏彦)感想考察

          46.占星術殺人事件(島田荘司) 感想・考察

          島田荘司さんの占星術殺人事件を読みました。 1981年発表とかなり昔の小説です。 これだけは読んどけというミステリーらしくて、最近嗜んでるし読むかという気持ちで購入。 ページ数も467Pと多め。 読むのに根気がいります。(根気がいりました) 金田一少年の事件簿「異人館村殺人事件」に同様のトリックが使われている(パクリぽい?) らしいので、既にトリックを知っている方は注意。 こっからネタバレ~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~

          46.占星術殺人事件(島田荘司) 感想・考察

          45.でぃすぺる(今村昌弘) 考察・感想

          今村昌弘さんの『でぃすぺる』を読みました。 剣崎比留子シリーズを全部読んだので、単発のこちらを購入。 とある田舎町の少年少女を主人公にした本格ミステリ×オカルトです。 作者のこれまでの作品から特殊設定×ミステリーが上手いので楽しみです。 こっからネタバレ~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~

          45.でぃすぺる(今村昌弘) 考察・感想

          44.兇人邸の殺人(今村昌弘) 感想・考察

          今村昌弘さんの兇人邸の殺人を読みました。 『屍人荘の殺人』、『魔眼の匣の殺人』に続く3作目です。 剣崎比留子シリーズとも呼ばれてるみたいです。 班目機関が研究した超常現象を利用したトリックが見どころの作品です。 私自身、前作も前々作もめちゃくちゃ面白かったので購入。 このシリーズは全部読み進めようと思います。 こっからネタバレ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~ ~~~~

          44.兇人邸の殺人(今村昌弘) 感想・考察

          43.爆弾(呉勝浩)感想・考察

          呉勝浩(ごかつひろ)さんの『爆弾』を読みました。 2023このミステリーがすごい!で1位を取った作品です。 このミスの作品も読んでいきたいと思い購入。 傷害事件の被疑者として取り調べを受けていた被疑者が、都内連続爆破を予告していく物語です。 416P、そこそこのボリューム こっからネタバレ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~

          43.爆弾(呉勝浩)感想・考察

          42.名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件(白井智之)感想・考察

          白井智之(しらいともゆき)さんの『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』を読みました。 2023年、本格ミステリ1位、このミステリーがすごい!2位と数々の賞を受賞している作品です。 カルト教団内を調査する中で起きた殺人事件の話です。 特殊設定ミステリっていうジャンルなんですかね。 評判が良いので読んでいきます。 454Pと中々にヘビーなページ数 こっからネタバレ ~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~

          42.名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件(白井智之)感想・考察

          41.白夜行(東野圭吾) 感想・考察

          東野圭吾さんの白夜行を読みました。 前回に続いて東野圭吾作品。 2006年に放送されたドラマ版の方が有名だと思います。 桐原亮司を山田孝之、唐沢雪穂を綾瀬はるかが演じたのを記憶にある方もいるでしょう。 私はドラマ版も映画版も観ていないため、完全初見で読み進めていきます。 こういう有名ドラマ系の原作を読むの外れがない気がしています。 827Pと普通の小説の2倍以上ある文量ですが、楽しみです。 こっからネタバレ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~

          41.白夜行(東野圭吾) 感想・考察

          40.容疑者Xの献身(東野圭吾)感想・考察

          東野圭吾さんの容疑者Xの献身を読みました。 恐らく東野圭吾さんの作品の中で最も有名なガリレオシリーズ。 その中で一番人気な作品ではないでしょうか? 第134回直木賞受賞。他にも数々の賞を取って5冠を達成しているようです。 時系列でいうと3作品目?1作目2作目は短編集で、今作が初の長編となります。 結構昔の話ですが、映画版も大ヒットした作品です。 福山雅治演じる湯川の「実に面白い」が有名ですよね。 小説では全く言わないので、恐らくドラマオリジナルなんでしょうが。 私自身はガリ

          40.容疑者Xの献身(東野圭吾)感想・考察

          39.線は、僕を描く(砥上裕將) 感想・考察

          砥上裕將(とがみひろまさ)さんの『線は、僕を描く』を読みました。 第59回メフィスト賞、第17回本屋大賞3位を取っている作品です。 本屋大賞1位が『流浪の月』の年の第3位だから流石に期待。 水墨画に魅了された大学生の成長を描く物語です。 正直私は水墨画について全く興味はないのですが、自分が知らない世界を小説で読むほうが楽しいんですよね。 そう思って購入。 作者がそもそも水墨画家のため、水墨画について、その世界と芸術家の人達について知ることができます。 こっからネタバレ~~

          39.線は、僕を描く(砥上裕將) 感想・考察

          38.羊と鋼の森(宮下奈都)感想・考察

          宮下奈都さんの『羊と鋼の森』を読みました。 2016年の本屋大賞作品です。 ピアノの調律師の話で、248Pとやや短め。 前回読んだのが『蜜蜂と遠雷』というピアノコンクールの話だったので、立て続けにピアノの話を読みます。 正直別にピアノ好きというわけではないのですが、とりあえず本屋大賞全部読むかと思い購入。 こっからネタバレ(ネタバレという作品でもないから読んでなくても見ても良い ※酷評多め) ~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~ ~~

          38.羊と鋼の森(宮下奈都)感想・考察

          37.蜜蜂と遠雷(奥田陸)感想考察

          奥田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を上下巻読みました。 2016年に刊行され、直木賞と本屋大賞をダブル受賞した作品となります。 ピアノコンクルールで4人の天才が、予選・本線と互いに刺激を受けながら成長していく話です。 正直私はピアノに触れたことない人生なので、読み切れるかどうかちょっと不安でした。 内容も長編小説で上下巻合わせて950P 『四月は君の嘘』楽しめたし、本屋大賞だからまあ読めるだろと読み始めました。 こっからネタバレ感想(正直ネタバレとかないから未読でもこの先読んでいい

          37.蜜蜂と遠雷(奥田陸)感想考察

          36.氷菓(米澤穂信) 感想・考察

          米澤穂信さんの氷菓を読みました。 私が読む米澤穂信さんの作品としては3作目です。 古典部シリーズとして全6巻のうち1巻目ですね。 ラノベとかアニメの方でも有名。 昔アニメが放送されたころは千反田えるの「わたし、気になります!」がネット上でも流行ってた記憶があります。 当時は小難しい内容のアニメだなと思い、敬遠してきたのですが読書として読むのなら楽しそうだなと読むことを決意。 とりあえず一巻の『氷菓』を読んでいきたいと思います。 200Pほどと少な目。 こっからネタバレ ~

          36.氷菓(米澤穂信) 感想・考察