見出し画像

2022年5月に読んだ本

電子書籍も読み始めたはずなのに先月と同じくらいしか読んでませんね。

人もお金も動かす 超スゴイ! 文章術 金川顕教

「書く習慣」を読んで、文章術系の本をさらに読みたくなったので本書を手に取ってみました。

読後は「書く習慣」で読んで学んだ事の復習になったかなという感じでした。私に「書く習慣」が付いてきた時、次のステップに進むためにはどうするべきかが、この本を読んだことでハッキリわかったので、読んで良かったかなと思います。

興味を引く見出し(タイトル)の作り方辺りは今の私に必要な部分だったので、これから書いていく中でしっかり身に付けていきたいです。

他にも「物を買わせるための文章の書き方」なんかもありましたが、私はそこまでやろうとは考えていないので、ちょっと流し気味になりました。「アフィリエイトブロガー」を目指している人にとっては良い気付きが得られるのではないかと思います。

【ネタバレ注意】アイ・アム・レジェンド リチャード・マシスン

予備知識はほぼ無しで読み始めたので、冒頭から「なぜ?」がずっと付きまとってくるのですが、いくつかの「なぜ?」が解決していく展開を経た後、主人公のちょっとした油断がピンチを招いてしまう展開となったその瞬間に、物語の世界にグッと引き込まれました。

読後、これが後の「ゾンビ」ものの原点となったというのを見て、大いに納得しました。

中盤以降の展開は、ずっと主人公を応援するような目線で読んでいたので、ラストは悲しい結末になってしまいましたが、主人公ならたどり着けていた結論の範囲内ではあったなぁと感じたため、割とすんなり受け入れることが出来ました。

調べる技術 書く技術 佐藤優

AIを競争相手としない、人間だけが持てる「付加価値」を磨くこと。これは以前読んだAIに関する本でも同じようなことが書かれていて、考えなければならないと思っていたので、ますますその思いが強くなりました。

本を読んで得た知識は、それが身につくまでに3~6ヶ月かかる。というのは常に意識しながら読書するようにしたいです。

あとは、この本で紹介されていた学び直し用の本をメモしておいて、少しずつでもいいので学び直しをしていきたいですね。

【ネタバレ注意】冷たい密室と博士たち 森博嗣

私も2人と同じく、途中で「フリダシ」に戻ったと思ってしまった1人です。最終的に喜多犯人説まで浮上させてしまいました。

こういうミステリ小説によくある展開として、犯人を追い詰めたあと、犯人が観念して動機とか色々語ったりする。というのをよく見ますが、

この作品はそれをせず、第3者である犀川助教授にすべての事件の顛末を推測として語らせて、犯人の口からは動機などについて最後まで直接語らせませんでした。私はこの話の持っていき方がとても印象に残りました。

犀川助教授が犯人を特定できた途端に事件に興味を失くすのと同じように、作者の森さんも犯人の動機とか心情にはあまり興味が無いというか、特に重視していないのかなと、感じました。

次の作品はその辺に注目して読んでみようかなと思います。

【ネタバレ注意】笑わない数学者 森博嗣

森さんの書く「天才」はなぜこんなに魅力的なのだろう。

そう思いながら読み進めていました。最後の博士と犀川助教授の二人きりの会話シーンまでは。

そこからずっと、最後まで読み終わった後も頭の中で何かがグルグル渦巻いていて、他の方が書かれている考察を読んでようやくスッキリしました。

そして犀川助教授が初めて天王寺博士と会ったあとに、「期待通りの人だった」でも「期待以上ではなかった」そしてある意味「失望した」と言っていたのはそういうことだったのかと、理解できました。

理解してからも、私からすれば笑う博士たちも十分天才だと思いました。今後のシリーズでも、新たな天才が出てくることを期待しながら読んでいきたいです。

今作も前作同様、犯人は早々に退場してしまいました。次はどうなるだろう。ちょっと楽しみです。

退出ゲーム 初野晴

謎解きの部分よりもその途中の部分がとても私好みでした。

全体的にはノリが軽くてアニメチック(実際にアニメ化と実写化もしているようです)なのでそのノリについていければ読みやすいです。私は正直、ギリギリついていけたかな・・・といった感じでした。

私は2話の「ルービックキューブが流行っていく過程」と3話の「退出ゲーム中の演者のやり取り」と4話の「オモイデマクラのプレゼン」の部分が読んでいて面白かったです。

次のシリーズまで読んでみて、ついていけるかどうか判断したいと思います。

タイムスリップオタガール 佐々木陽子

はとこ の年齢がちょうど私と同世代なので、読み始めから読み終わりまでひたすら
「あー私もその頃にタイムスリップしてぇ・・・」
と思いながら読み続けてました。

現代に戻った瞬間も はとこ と同じように絶望している自分がいて、その事に気付いた時は、「ここまで私は はとこ に「感情移入」していたのか!」と、自分で自分にビックリしてしまいました。

過去に戻りたくなったらまた読み返そうと思います。

13階段 高野和明

読み応えのありそうな外見とは裏腹に、いざ読んでみると最初から最後までとても読みやすかったです。もちろん外見通り読み応えもあります。それなのにあっという間に読み終わりました。相当集中してたんだと思われます。

主人公の一人が怪しい雰囲気を出してたのはわかっていたのですが、それが明らかになった後の展開は予想出来ませんでした。最後は切ない締めくくりとなってしまいましたが、いつかきっと二人にとって明るい未来が待っていると信じたいです。

個人的に好きだったシーンは、話の中に何気なく登場した双子が、終盤になって絶妙なタイミングで登場するシーンです。

終わりに

電子書籍、実はまだ存分に読めていません・・・。

最後までお読みいただきありがとうございました。




この記事が参加している募集

読書感想文

konna tokoro made yonde kurete arigatou. demo tokuni nanimo omoshiroi koto kaite naiyo.