「自分で決める」ことのつらさ(昔に書いた記事※)
フリーになって、「自分で決める」ことが多くなった。
もちろんそれを望んでいたから。
会社を辞めて、誰にも指図されずに、自由で無限大にある選択肢から一番自分にあったものを選ぶために。
もちろん私もその世界を望んでいた。
だから、フリーになったことも、今の生活に不満はないし、むしろ会社員にはもう戻れないと思ってる。
だけど、同時に、全てを自分で決めることの辛さも実感した。
どんな仕事を請けるのか、誰と働くのか、どこで働くのか。
そして、形のないクリエイティブ系の仕事であればあるほど、「業務内容」を「報酬」に落とし込むのが難しかった。
相手は給料を決めてくれるわけじゃない。フリーランスと会社員の最も大きな違いは、自分で自分を値付けすることだと学んだ。
だから、会社と契約をする時に自分はこれだけの価値があるから、これだけのお金をくださいと、具体的な提案をするところまで決めなきゃいけなかった。
この「決める」ということがどれだけ幸せでありがたいことかは十分に理解した上で、どれだけ大変なことかも同時に痛感した、
結構頭も精神も使うので、疲れるんだ。実は。
そんな中、「みうはずっと自分で決め続けて疲れてきたんだよね。誰かに背中を押してほしいんじゃないの?だから、今回は他人の決断に委ねてもいいんじゃないか」と言われた。
純粋に嬉しかったと同時に、安心した。
自分の人生だから、自分で決めなきゃ。
どこかでそう責任を感じていたのかも。
どこかでプレッシャーを与えていたのかも。
誰かに自分のことを決めてもらえる。そんな幸せを味わった7月の終わりだった。
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