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『マン・オブ・スティール』を観ました@Netflix

上の画の通り、スーパーマンである。

胸のSの文字。この映画で判明。
ビックリするでしょう?
「S」の文字。
スーパーマンの「S」でしかないと思っていた。
違うんだってよ!!

それは我々の思い込みだったんです。笑


私が初めて、自分の希望で観に行った映画は
「スーパーマン」でした。クリストファー・リーブの。
梅田のナビオだったと思う。

自分の希望で。
というのも小学生の私はお袋、姉の3人で映画に行くことが結構あったのだが、観るものはお袋が決めていた。
お袋が観たいもの、観せたいものを観るのがそれまででした。

そんな環境から、初めて観たいものを選んでいいよ。と言われ選択したのが「スーパーマン」です。
オープニングから文字が立体的で、ワクワクしたのを今でも覚えている。
空を飛ぶ映像も自然で、本当に空を飛んでいるような気持ちになれた映画でした。

さて、あれから35年の今作。
2代目スーパーマンと言ってもいいヘンリー・カヴィルがぴったりですね。違和感ないです。
ゾッド将軍もファラオ副官も悪役としてのキャスティングがいいねぇ。

本来のコミカルさを省いて、全体的に暗い感じが140分という長丁場に耐えれない人もいるかと思うが、アイデンティティ、生きてきた環境、育ててくれた両親、生みの親、それぞれの関係性の中でクラークが苦悩するもの生き方を全編にわたって描かれているのはわかりやすい。

ただし、クリプトン星人同士の戦いにおいて地球を破壊しすぎちゃうか?と思うのは私だけなのか?

これはもしや、次に続く「スーパーマンVSバットマン」への伏線か?
と読めたりもする。

これはヒーローものにありがちな。ちょっと冷静に考えたらわかりそうなもの。
視点を変えたら、そうか迷惑に感じる人いるよね。って

今までも、「スパイダーマン」「Mr.インクレディブル」の中で語られていたと思う。
最近だと「タローマン」だ。岡本太郎の作品と彼の残した言葉を融合させて超パロディを作っているが、そこにいつも出てくるビルのオーナー。
「うちのビルを壊さんといてくれぇ〜〜」って。

戦っているうちに、お互い白熱してきてビルやら工場やらめちゃくちゃに破壊していく。
そこに住み人々は命は助かったけど、町が無茶苦茶になっとるがな。と

この「マン・オブ・スティール」もしかりですね。



そんな冷静にみるのはとても面白くないので、映画にどっぷりハマってみると、
そりゃ、見応えありますよ!

スーパーマンファンとしては今の撮影技術を駆使して最高のモノを魅せてくれるだろう。期待は高まってましたから。

知りすぎてる内容にも、どんな脚色がされているのかステーリー展開も気になる点でした。
まさか、あんな感じ、こんな感じを観せられるとはね、、。

そして、
キャスティングが贅沢でしたね。

私はエイミー・アダムスのなんと言っても、鼻が好き。笑
この鼻、好みなんです。
この人がロイス役で良かった。(先代があまり好きではなかったので)
観ているだけでも十分良いという役者さん。(褒め言葉)

違和感を感じずにソコにいるというのは相当な演技力でもある。ということなのでしょう。

そして、この映画でも出てきました!モーフィアス。
編集長役でロイスとクラークの上司となるローレンス・フィッシュバーン。
やっぱり、モーフィアスに見える。

2人の父、ラッセル・クロウ、ケヴィン・コスナー。
この2人の影響を受けるクラークはとても幸せだと思います。

愛されていることを深く感じます。
それをわかっているからこその苦悩かも知れませんね。

すごい力を持っていても、それをどう使ったらいいのか。
それを使うことがいいことなのか。
持て余してる。

その答えに正解はないのかも知れませんね。
最後は「私はこう思った。だからこうした。」
ということでしかないのでしょうね。

力を持つ。ということはそういうこと。

先日、「ヒーローズ・ジャーニー」のことについて書きましたが、
クラークのセルフイメージを彼がどう受けとめて、どう作り上げているかということなのでしょう。

ライトサイド、ダークサイドのどちらにも振れることのできる“チカラ”。

私ならどうするかな?
あなただったら、どう使う?

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