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『2人のローマ教皇』を観ました。@Netflix

コンクラーベというのをご存知ですか?
逝去された教皇の次の教皇を選ぶ会議のことをそう呼ぶんです。
カトリック信者として内部の様子が見れて、嬉しい。まずはそう思った。

コンクラーベのシーンから始まるのは、少しワクワクさせる。
政治的なところなど、ともすれば嫌悪に感じる。
それはなぜかというと、信仰ある大司教のさらに上にいる枢機卿という立場の人たちが
バチバチに選挙で駆け引きしているのだが、人間っぽいなぁと感じさせる。
そう、神父も人である。ということ。

パパ様の愛称で呼ばれ世界中から愛された、ヨハネ・パウロ2世が神に召され、行われたコンクラーベで選ばれた、ベネディクト16世が教皇に決定。そこからのストーリー展開。

時は過ぎ、バチカンの大スキャンダル。
この事は他の映画「スポットライト 世紀のスクープ」で詳しく描かれている。この映画も後日語りたい。

さて映画の内容は、
バチカンの歴史上2度目となる生前退任した教皇の話。そのベネディクト16世と現教皇のフランシスコの友情のようなやり取りが全編を埋める。
とても面白い会話のあれこれ。楽しめる。
ドイツ出身とアルゼンチン出身の教皇が一緒にTVを観て熱くなるシーンは最高に面白い。

印象深い、ふたつの”告解”のシーンが残っています。
若い頃のフランシスコ。左遷?された場所で毎日聴くトレーニングのような”告解”は修行のよう。
教皇の”告解”を聴くシーンにも繋がるが、かつてローマ教皇の”告解”を聴いたことのある人物はいたであろうか?皆畏れ多くて、辞退したのじゃ無いかな。

そこにローマ教皇の孤独を感じた。観た。
私もコーチングをしていて、リーダー、経営者に対して
告解室のように罪、悪い行い、失敗、ダメな自分 を話せる人はいますか?
孤独と戦っていませんか?私が話を聴きますよ。強くそんな気持ちになります。
是非、話しを聴いて欲しい方、連絡をください。

映画に戻ります。
現在のフランシスコ教皇がアルゼンチン、南アメリカ大陸から教皇として初めて選出されるまでを記した内容にはグッとくる。
神父になるまでの経緯も描かれていた。既に勤めていたし、彼女もいた。そんな中、呼ばれた。神に呼ばれた。

呼ばれるんや!選ばれるんや!マザー・テレサも確かその様だったもんな。そのために祈りを続けるのだろう。

フランシスコが別荘に呼ばれ、シスターが出してくださる食事に怪訝な顔をすると、そのシスターがわかりますわ。と
その”クノーデルミントソース”ってなんだろう?そんな美味しくないのか?
いまだ、解けない、、ドイツ料理だろうか?

若い時に苦しい思いもし、今では周囲の誰からも好かれるフランシスコ教皇。
国に帰れば、半数の人が私を裏切り者!と呼ぶ。
そんなことも受け入れている。と

私もモデリングしよう。ここで描かれた教皇のような生き方。
バチカン、ローマ教皇、カトリック、神父の新たな側面が観れて勉強にもなった。

⚫️東川哲也 official web site
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