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妊活から妊娠を経て感じたこと

夫に帯同しようと決心した大きな理由のひとつに、子どもが欲しかったことがありました。そして、運よく妊娠し、近々出産予定です。

妊活も妊娠してからも、本当に経験してみないと知らなかった感情や体調の変化が沢山ありました。

願っていた新しい家族を迎える楽しみができ、お互いの家族もみんな喜んで楽しみにしてくれていることはとても幸せです。健診に行くたびに成長している赤ちゃんを不思議に思いながら、自分の命もこうやって始まって今に至るのか...と人間の神秘を感じることもできました。まだ出産してもいないのに、幸せな感情に何度も包まれています。

貴重な経験をしているからnoteにも記録してみたいと思っていた一方で、これまでタイムリーに更新できていなかったのは、不安の方が大きかったからです。

一番大きかった不安は、妊娠初期は特に流産のリスクが大きいと聞いていたので、「赤ちゃんはちゃんと生きているのかな?」という心配でした。病院に行ってエコーで赤ちゃんの存在を確認できるのは3,4週間に一度だけ(ベトナムの病院なので少し日本と違うかもしれないですが)。健診がとにかく待ち遠しかったです。

また、食べ物や運動にも注意しなくてはいけません。何を食べたら、どんな動き・体勢をしたら胎児に影響があるのか。初めての妊娠で無知なので、何をするにもネットで検索していました。ただ、ネットの記事で何か確固たる結論を得られる訳でもなく、とりあえずリスクがあるものはできるだけ避けていました。

そして、つわりっぽい症状も出始め、吐き気や頭痛に苦しんでいました。ただ、幸いにも、軽い方のつわりだったとは思います。

これまで体力だけは自信があったのに、あっという間に超省エネな生活になっていました。ジムでの運動、ランニング、バイクタクシーでお出かけというアクティブな日常から、引きこもりの日々。家にずっといるのが苦手な私にとって、めちゃくちゃストレスでした。更にごはんも美味しく食べられないので、私の一番の楽しみも失われ...

良くも悪くも、休職中だから安静にしようと思えば1日中寝ておくことだってできます。やらなくてはならないことはないです。でも、逆にずっと不安と向き合うことになり、気を紛らわすことができなかったです。仕事をしながら体調不良と戦う妊婦の方からしたら、なんて贅沢な悩みだろうと怒られそうですよね。

ゆっくりとした毎日が過ぎ、なんとか安定期を迎え、そしてオンラインの大学院が本格的に始まると嫌でも引きこもって課題をしなくてはならなくなり、あっという間に妊娠後期に入り今に至ります。

出産当日まで何があるか分からないし、何だったら産まれてからもっと大変になるだろうから、今でも不安ですが、ようやく「赤ちゃんを迎えるぞ!」という前向きな気持ちになってきました。妊婦の身体でできる楽しみも見つけることができました。

妊活から妊娠後期までの日々を経て、心と身体は繋がっていると実感しました。妊活中、妊娠を気にし過ぎたせいか、数年ぶりに生理周期が乱れた時はびっくりしました。また、特に安定期に入るまでは引きこもってばかりで、元気が出ない日が多かったです。自分は人と会っておしゃべりしたり、街を歩いてカフェに入ったり、美味しいごはんを食べに出かけることが何よりもエネルギーになることに気付かされました。

そして、なかなか家族や親しい友達以外に状況を伝えられないからこそ、人知れず私みたいな気持ちになっている人もいるんだろうな...と想像しました。ただ、ここまで想像力を働かせるのは、本当に経験しないとできないことだとも思いました。妊活や妊娠に関する話題の扱い方は難しいと薄々知っていましたが、よりその理由を理解した気がします。本当に人それぞれ感じ方は違うので難しいですが、少なくとも自分は周りを気遣えるようにしたいです。

何はともあれ、生活がガラッと変わり身体や心の変化に戸惑う日々でしたが、残り少しの妊婦生活を満喫して、無事赤ちゃんを迎えられるようにしたいです!!そして、初めての出産 in ベトナム!となる予定なので、その辺りも記念に記録しておきたいと思います!


※記事のトップ写真は、妊娠初期に前々から決めていたダラットに旅行に行った時に撮った写真です。つわりの時期に入りかけた頃、なぜか猛烈にイチゴが食べたくて、でも近所にあまり良いイチゴが売ってなくて諦めていたところ、ダラットでイチゴ農園に行くことができ、箱買いしました!笑


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