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子どものせいにする前に

あるお家で見た親子の会話

5歳の男の子。一軒家に暮らし自分の玩具の置いていある部屋が2階にある。しかし、いつも一階のリビングに玩具を持ってきて遊んでいたのでママに怒られていた。
「下に玩具を持ってこないで」
「片付けないとパパに怒られるよ」
「上で遊んだら?」
「いつもリビング散らかして」
母親はそう子どもに声を掛けていた。

私は、その子は悪くないんじゃないかな?と思いました。

幼少期は親のそばで遊びたい、誰かと一緒に遊びたい

幼い子どもが上手く気持ちを言葉で説明できること少ないと思います。

何故リビングにおもちゃを持ってきてしまうのか?
リビングから上の部屋に片付けられないのは何故か?

子どもの目線になってみると見えてくることがあります。

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保育園での子どもと保育士のやりとり

1、2歳児クラスでの出来事。外にでる準備が整い、数名を保育士1人で玄関に連れて行く。「靴を履こうね」声を掛けられて靴を下駄箱に撮りに行く子どもたち。玄関の横には、砂遊びの玩具が置いてある。それを手に取ったりする子どもたちに「それは触らない」「ダメでしょ」と声を掛ける先生たち。毎日そんな光景を目にしていた。


私はまた思いました。その子たちは悪くないんじゃないかなと…

1、2歳児は、何でも興味津々の時期です。集中力もあまりありません。下駄箱の横に面白そうな玩具が置いてあれば,手に取りたくなってしまうのは自然なことです。ここで、毎回怒られてしまう子どもたちが可哀想に見えました。

大人の捉え方と子どもの捉え方は異なる

幼い子どもほど、出会う全てのことが新鮮です。その興味関心は、大切に育んでいきたいものでもあります。

大人にとっては些細なことでも子どもにとっては興味関心のたねになるのです。

この二つを解決するためには、目の前の子どもの発達に合わせたお部屋の環境を変えることが必要です。

  • リビングでママと玩具で遊びたい年齢は、ずっとは続きません。その子の成長に合わせて2階のお部屋を使えるように徐々に促していけば良いと思います。今の時期は、リビングにも玩具を置いて遊べるようにしていけば、母親も気持ちにゆとりを持って声掛けできるのではないでしょうか

  • 下駄箱の横の子どもが手に届くところに、外遊びの玩具を保管するのではなく子どもの手の届かない見えない場所に保管することで、子どもは靴を取りに行く時に寄り道をせずに先生に注意されずに済みます。

ほんのちょっとだけ環境を変えるだけで、子どもの行動は変化して大人の声掛けも変わってくると私は思っています。

まず子どもの困った行動に注目する前に
・周囲の環境を眺めてみること
・目の前にいる子どもが何を望んでいるのか?何ができて何ができないのかを知ること

この視点を持つだけで、大人と子どもの見えない溝が少し埋まる気がしています。

子どもの目線に立ってのお部屋の環境作りは、子どもと楽しく関わるために重要なポイントです!!

もし、サポートしてくださる方がいたら、自信のない今の自分を変える事ができるかもしれません。宜しくお願いします♫