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「何か一つの熱中できるものが見つからない」という私の本音に向き合ってみたら、もれなく「熱中できること」が見つかった。

何かひとつの大好きなもの
何かひとつ熱中できるもの
私も、それが見つけることが苦手な一人です。

「うそだ!就活無双だったくせしてよく言っているよ!!」

と思われるかもしれませんが
それはただ、就活に関しては、
就活を「目的」としてではなく
「手段」としてしか、ナチュラルに見ていなかったから、
というだけだと思います。

「軸をもっていてすごいね」と言っていただくことが多いですが
それは本当に「たまたま」でした。
就活中の自分がすごいのではなく
過去の自分」が目的をもって行動してきたから、というだけなのでした。

「臨床心理士になりたくて行動してきた大学3年間」で見つけた
✔「大好きな子どもたち」に密接に影響を与える「働く大人を幸せにしたい」という気持ち
✔「精神的に病んでしまう前に助けたい」という気持ち

から、もともと就職しようとは微塵も思っていなかったけれども
このような使命感をもったために
「臨床心理士になる」という道をやめて
「手段」として、初め、人材業界への就活をしてみた
という背景があったからなのでした。

**でも、「いつも過去の自分がよくやった!」

と思えるわけ、ないと思うんです。**


いつだって全力を尽くして生きていたらきっとそんなの見つかるんだ!」とか、精神論で語られることがあると思いますが

そんなの、私は無理だと思います。


なるべく目的をもって、いつも一生懸命に生きようとしても
ずっと、どの場面でもを続けるなんて、できないんじゃないかな、
って思います。

だって、私がそうだもん。(笑)

私は、卒業研究のテーマが決められなくて、ずっとうじうじしています。

3年生の後期から、2週間に一度
研究室に卒業研究の計画を提出し、添削してもらう
というものがありました。

私の大学の心理系の仲間たちは本当にみんな優秀で
研究テーマがもう既に決まっていて、
調査や研究の実施まで一直線!でした。

読んでいる論文数も、研究計画の文字数も
私はその5分の1くらい(笑)

そんな中、私は、いつまでたっても決まらない!

毎回毎回、違うテーマで計画を出しに行って、教授を困らせてしまっていました。
(とてもやさしい教授なので、単位は出してくれました。)

でも、私、別に研究テーマ決めを

サボっていたわけではないんです。

大学3年間、授業もちゃんと聞いて考えていたし
心理系の本を読んだり、
障害児施設で保育士をしてみたり、
大学外でも「いろんな行動」をしてきました。

そうしたら
こういうものがわかったらいいな
くらいのあっさりとしたレベル感のアイデア
たくさんたくさんでてきました。

✔発達障害児の生きやすさにつながる研究
✔共感性が高いと恋愛関係でうまくいきそうという仮説を実証する研究
✔子どもの発達段階の一つにある「視点取得能力」は大人になるとまた変わってくるのではないか、またそれはどのような心理的要因と関連しているのかを実証・調査する研究

などなど。

しかし、どれも「熱中できる一つ」にはなりませんでした。

そのため、毎回2週間の期間が空くうちに
興味が変わってしまい
研究テーマ、変ーえよっと
となってしまっていました。

そこで気づいたのは
「興味あるものが多い」けど「熱中できるものが見つからない」人

**

「使命感」がないと継続することができない**

ということです。

「使命感」というのは、
自分がいまこれをしないと、大切な誰かが困ってしまう、迷惑をかけてしまう
というような危機感に似ている気がします。

なぜ「興味が多い人が」なのかというと、
「興味あることが1つの人」はその1つだけ見ていればよくて意識が逸れないものを
興味が多い人」は何個、何十個のものを見て、「あれもいいな」「これもいいな」となってしまうために、必然的に「他の選択肢を選ぶ可能性が見えてしまう」からです。

それなら、
「私が研究しないと、大切な誰かが困ってしまうものはないかな?」
と考えてみました。

重要なのは、「大切な誰かが」という点です。
そこにはたくさんの当てはまる人がいます。

家族、友達、就職先の方々、就職先で担当させていただく企業さんや転職者の方々、保育先の子ども。
その中で、
この人を幸せにしないと、ほかの人もめぐりめぐって困ってしまう
という波及効果の大きいものを選んでみました。

私の場合は、「転職者」つまり
仕事やキャリアに悩みを抱えている人」でした。
彼らを幸せにしないと、
私の就職先の仲間たちは個に向いた思いを実現できなくて悲しいし、
企業の方も人材定着ができなくて残念。
そうなると私も悲しくて、私が悲しいと
私を大切に思ってくれる家族や友達に心配をかけてしまう。

このように「使命感」をもとに
考えてみると、数々の興味の中から「自分のとるべき選択」が見えてきました。

その中でも、テーマの深堀り
(どんな場面で、どんな心理的概念を使うのか、どんな研究を参考にするのか、どんな実験方法を使うのかなど)
はこれからも試行錯誤が必要ですが、

「使命感」をもてたことで、軸が固まり
卒業研究に前向きな気持ちになれました^^

たくさんの興味をもつのはいいことです。素晴らしいことだと思います。
でも、そのせいで困ってしまうこともあると思います。
そんなときは、「自分が使命感をもてること
を探ってみると、案外簡単に、選ぶ道が見えてくるかもしれませんね。

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