見出し画像

COOPインターン先をどうやって探したのか?(コネなし経験なし)

こんにちは。
noteへ立ち寄ってくださり、ありがとうございます。
現在カナダへ長期留学中のAsaと申します。

私はカナダのCOOP留学といった、専門知識の座学とインターンがセットになった留学をしています。今回はそのインターン先の獲得方法についてシェアさせていただきます。

カナダの就活は、経験とスキルが重要視されているため、日本でどれだけ高学歴でも英語ができても簡単には仕事が見つかりません。募集がかかっているところに応募しても、8割くらい返事が来ないことがカナダでは普通です。

さらに、私は仕事探しをしている時はバンクーバーに住んでいましたが、他の都市での仕事を探していたため、情報も得にくくコネもありませんでした。

しかしそんな私でも、仕事探しを始めてから3か月でようやくインターン先をゲットすることができたので、どのように就職活動をしていたのかついて、これからカナダで仕事探しをしようと思っている方に少しでも自分の経験が役立つと嬉しいです。

このnoteは体験談としてざっくりと私がどうやって仕事先を見つけたのかについて纏め、具体的な英語でのレジュメやカバーレター、メールの作成方法などは別の投稿にする予定です。

是非、最後まで読んでくださると嬉しいです

インターン先について

結論から話しますと、私はホテルのフロントデスクのポジションでインターンをすることになりました。

以下が私の就活結果です。

応募数: 40件程 (全てオンライン応募)
面接: 2件
内定: 1件
就活期間: 3ヶ月

ではどうやってインターン先の内定をゲットしたのか、私の経歴、応募方法について詳しく書いていきます。


今までの職歴

私は日本の大学を卒業してすぐにカナダへ来たので、社会人経験はありませんが、カナダではアルバイト、インターン、ボランティア活動も経験と見なされるため、それらを履歴書に書きました。

カナダでの職歴
カナダではレストランのホステス(Hostess)のアルバイトを10ヶ月程やっていました。
ホステスとはレストランの受付で新規のお客様をお迎えし、席まで案内するのが主な仕事です。

日本での職歴
日本では、レストラン・カフェの店員、デパートのバレンタイン販売員、塾の受付・事務、個別講師のアルバイトと、メーカーでの長期インターンシップの経験がありました。

私はホテルでの仕事経験はないものの、これらの職歴の経験をホテルでも活かせますということを強調して履歴書とカバーレターを作成しました。


COOPインターンと探していた職種

COOPのインターン先として、専攻コースと職種が一致している必要があります。
私が専攻していたビジネスマネジメントは、マネジメント、マーケティング、会計、対人スキル、リーダーシップスキルなど、ビジネスに関する幅広い授業構成となっていました。
そして学校側からは、販売員、営業、事務、マネージャー・リーダーのポジションなど、数字やビジネス、マネジメント系に関わっていればOKと言われていたので、その範囲内で探しました。

*COOPインターン先については学校ごとにルールが異なるので、各々で確認をしてください。

そして具体的に探していた職種名は、

Front Desk/Guest Service/Reservation Agent/Custome Support/Concierge/Sales Associate

などです。


探していた場所

はじめに少し触れましたが、私は仕事探しをしている間バンクーバー(BC州)に住んでいましたが、バンクーバーの求人へは一つも応募していません。

なぜなら、他の市へ引っ越しをしたかったからです。

限られた留学期間の中で、できるだけいろんな土地へ行っていろんな経験をしたいと思ったのが大きな理由です。

詳しい理由はまた別で投稿しようと思います。


ではどこで探していたのかというと、
主にアルバータ州(AB)とBC州の観光地や田舎地方で探していました。


実際に応募した場所は、

Banff/Canmore/Golden(BC)/Kananaskis/Jasper/Calgary/
Lake Louise/Moraine Lake/Valemount(BC)/Kelowna(BC)/Whistler(BC)

などです。


COOPインターンの時期

私はCOOPインターンが、4月中旬から10月までの夏シーズンでした。

カナダは夏に観光客が増えるため、仕事探しを始めた2月頃からちょうど夏限定のSummer Jobの求人募集が始まった時期でもありました。
そのため、COOPインターンの時期と夏のハイシーズンが重なったことも、観光地へ応募するきっかけとなりました。

かといって、仕事探しが決して簡単であるというわけではありません。


コネ入社が一般的のカナダ

日本だとあまり良い印象はありませんが、カナダはコネ社会の文化がとても強いため、知り合いの紹介で会社に入社することの方が断然多いです。

実際に現在のバイト先のレストランも、知り合いの紹介で採用されたスタッフの数が半数以上です。

そのため、バンクーバーにいればコネチャンスは沢山転がっていました。

もちろん内定を貰えるかどうかは自分のスキル・経験次第ですが、友人や学校から求人の情報はいくつか耳に入ってきており、正直なところおいしい話(興味のある業界や職種)もありました。

しかし、私はどうしても他の都市へ移りたかったため、バンクーバーへの応募は一つもしませんでした。


しかし、コネなしで他の都市へ仕事を応募することは想像以上に難しく、途中でなぜこの道を自分で選んでしまったのか、やっぱりバンクーバーの中で探し直そうか、何度も自分に問い詰めました。
(結果見つかって本当にホッとしています。)


情報収集

前置きが大分長くなってしまいましたが、そろそろ皆さんに役立つことを書いていきたいと思います。

仕事探しは他の都市へ応募していたので基本的にネットです。
カナダの仕事探しに使えるサイトを以下にリストアップしました。

その中でも私がメインに見ていたのは、
IndeedGlassdoorという求人サイト。

加えて、求人サイトに載っていない求人もあるので、
Googleで「場所+ポジション」で検索し、ヒットした会社のウェブサイトも一つ一つ見ていました。

また、周りの友人にも観光地で働きたいことを伝えていたので、友人らからこの会社がインスタグラムで募集かけてるよと教えてくれることもありました。
さらに、Twitterでも求人情報が上がっていたりするので、
就活期間は常にアンテナを張って生活をしていました。


カナダの求人サイト

日本人向けの求人サイト


応募方法と返信率の低さ

情報収集は上記のウェブサイトを片っ端から見ていましたが、実際の応募方法は、

  • Indeedからの応募

  • 会社のキャリアページからの応募

  • 会社のHRへ直接メールを送っての応募

この3つです。

まず、一つ目のIndeedは求人掲載数が多いため、情報収集としてはとても良いのですが、その分、応募数も多いです。Indeedで応募すると、同じ求人に他に何人が応募したのかを見ることができるのですが、100~200人などざらにあります。そのためか、Indeedではなかなか返事が返ってきませんでした。

そこで少しでも差別化するために、Indeedに求人が上がっていたら、会社のウェブサイトへ行き、そこのキャリアページから応募するようにしました。会社のウェブサイトから応募した方が、見てもらえる可能性は上がると思います。


しかし残念な話、全然返事は来ませんでした!!!
40件応募したうち、返事が来たのはわずか12件です。(お祈りメールも含みます。)


(またこの記事を書いている現在は返事の数が12件ですが、返事が来るまでに数週間~1か月ほどかかっているものがほとんどなので、就活中の返信率とはもっと低いです。)


そこで、再び作戦変更。
3つ目の、会社へ直接メールを送る作戦に変更しました。

「会社のキャリアページから応募したけど返事はまだなし」というところへ、ダメ元でHRに直接メールを送りました

そうしたら、HRの方からその日のうちに返事が来て、その2日後にオンラインで面接をしていただけることになりました。さらにオンライン面接した日のうちに、GMの方から二次面接をしたいとメールが来たので、すぐに電話をかけ、電話で二次面接を受けました。その電話にて、ようやく採用が決まりました。

電話の流れ的に、これは採用なのか?と疑問に思ったので思わず、so… are you gonna accept me…? と直球な質問をしてしまいました(笑)そうしたら、嬉しい返事が返ってきたのでyou made my day!!!と返答し、無事私のCOOPインターン探しが終わりました‼︎


応募する際のコツ

英語での履歴書やカバーレターの細かい作成の仕方は別の投稿にしますが、ここでは応募する際のちょっとしたコツをご紹介します。

  • Job Discription(求人詳細)に合わせて内容を変える

  • 分かりやすく、簡潔にする

  • 具体的に得意なことや好きなことを入れる

まず、Job Discriptionに合わせて内容を変える、と聞くと一見面倒な作業ですよね。私も面倒だなと思い、同じ内容の履歴書を送り続けていたのですが、返事が全然なく、不採用の通知さえも来ないので、どうにか面接官の目に留まるように工夫をしなければいけないなと考えました。採用者の視点で考えたときに、100件も応募者がいたらJob Descriptionの内容となるべく一致している人を採用したいと考えるのは言うまでもありません。

そこで、超基本的なことですが、

履歴書ごとに募集要項に書いてあるポジション名に変えることと、
ファイル名を[Resume_Position_Name]と応募先ごとに変えました。

例えば、ホテルのフロントでも、会社によって、Front Desk Agent, Front Agent, Receptionistなど呼び方が異なるため、それぞれの会社のでの呼び方に合わせました。

また、Job Discriptionには、会社が求める人材、スキルが書かれています。そのため、なるべくその内容に近い内容に少し寄せるだけでも、面接官への目の留まりやすさは変わるのではないかと思います。

これは特にカバーレターに対して有効で、

例えば、

Job Discriptionに「お客さんのサポートをすることが好きで、積極的に問題解決をできる人求む!」

とあれば、自分のカバーレターにもその内容を組み込むということです。それに加えて、自分の経験などの具体例を入れると尚良いです。

このJob Descriptionに対する具体的例は、
「私はお客さんのサポートをすることが好きで、問題解決能力に優れています。現在の~というポジションでも、同じように~ことをしており~、なので私は御社の求める人材にあった候補者です。」のような感じです。

2つめの分かりやすく、簡潔にとは、パッと見てどんな人なのか、どのポジションを応募しているのか分かるようにするということです。私は強味にしたいスキル、得意なこと、経験を太字や色を使って目立たせました。

さらに、初めはカラーの履歴書を作成したのですが、友人やネットの情報によると履歴書は白黒ベースの方が良い(応募先にもよる)とのことだったので、履歴書も白黒で作り替えました。そして、最も目立たせたいところのみ、青色の太字を使いました。

3つめの具体的に得意なことや好きなことを入れるというのも、数多くの履歴書の中から目に留まるようにするためにはとても重要です。具体的な経験や、数字を組み込むことでより他の候補者との差別化ができます。

さらに、私はバンクーバーにいながらも他の地域に応募していたので、なぜその地方に行きたいのかという理由もカバーレターに入れました。


最後にもう一つ募集する際のコツとして、なるべく新しい募集投稿に応募するのをおすすめします。Indeedには30日前の求人も載っていますが、そういうのは会社が掲載をやめていないだけで、とっくに募集が終わっていることも多いです。中には募集中のものもありますが、古い求人ほど、応募の数も多いため、競争率が上がってしまいます。


続き

履歴書、カバーレターの書き方、面接対策、就活管理方法などはまた別の投稿にしたいと思います。


就活を終えて

正直、カナダのインターン探しは想像していたよりも難しく、何度も折れかけました。しかし、自分を信じて、あきらめなければ絶対に大丈夫と言い聞かせ、毎日履歴書やカバーレターをブラッシュアップし、こつこつと応募し続けました。

返事が返ってこないことが、私は最も辛かったのですが、ここはカナダ、日本ではないということを念頭において仕事探しをするべきです。また、応募先からメールが来て面接に進むかと思いきや、その後に返信が返ってこないことも普通にあります。返事が来たらラッキー、面接までいけたらラッキーと思いながらいることも、カナダで仕事探しをする上ではとても大事なことだと思います。

これから就活をされる方へ、少しでも私の経験が参考になれば嬉しいです。


貴重なお時間を使って最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

何か質問がありましたら、気軽にDMしてください。

このnoteにスキ(ハートマーク)を押して貰えると投稿する励みになるので嬉しいです。


この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?