見出し画像

塵も積もれば

「うつは脳の病気」ということは理解している。
理解した上で、気の持ちような部分もあるのではないかと考えている。
ほかの病気でも同じで、闘病生活をどんな気分でやっていくかで毎日の過ごし方も変わってくるのではないだろうか。

この半年で気持ちはさらに沈み、娯楽に使う時間がガクンと減った。
気力がないのはもちろんのこと、もう何をやっても楽しめないのだ。
何も楽しいと感じられないことの根本には、人生への諦めの気持ちが大きくなりすぎたことが原因としてあると思う。

諦めの気持ちは以前からあったのだが、それが塵も積もれば……で気付いた時には身動きできなくなっていた。
何か行動しようとするたびこの諦めの気持ちが立ちはだかる。
そのうちに何かやってみようとすら思わなくなった。

何事も習慣化が大事だ。
悪い面においても。
諦めや無力感の積み重ね、思考の習慣化によって今の私が出来上がった。
気の持ち方次第で数ヶ月後、数年後の未来が変わる。

ここまで悪化してしまったのにはいくつかの要因がある。
主治医の薬処方誤り、季節、老化。
それらだけならまだどうにかなったかもしれない。
諦めなければもう少しどうにかなっていたかもしれない。

一度出来上がってしまった大きな諦めの気持ちを崩すのは難しい。
ああ、本当に、日々の積み重ねなんだなと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?