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わたしたちの"おうち時間と素直な気持ち" ④

イマのわたしたちの頭のドアを開けてみよう
という心意気で、毎回出される1つのテーマを メンバーそれぞれのあたまとことばで
表現するのが目標です
という趣旨の「月刊ゆるゆる、ドアノブ」。

今回のテーマは、新型コロナウイルスによる生活の変化と私たちついて。

2020年が始まってから、この数ヶ月の間で世界は激変してしまった。今までにない、制限のある生活が私たちを取り巻いている今日この頃。

頭を抱える苦しい時間も、徒然なるままに過ぎていく時間も、ささやかで楽しい時間もある。

世界が体力を取り戻し、未来で笑って生きるわたしへ、記録のお手紙を届けるつもりで書きます。

わたしたちのイマの生活、考えごと、素直なきもち。

今回も前回に続き、ゆるドアインスタ経由で寄稿していただきました。

文:ダイキング

ダイキングです。
社会人2年目の会社員です。
在宅勤務になり1ヶ月が経ちました。
しっかり仕事はしていますが、ほぼ毎日定時で終わります。
今まで当たり前のように残業していたのに、どうして定時で上がれているのでしょうか。
ほんとにミステリーです。

ミステリーといえば、鳩の話。

うちの前には鳩がたくさんいます。
どうしてこんなに鳩がいるんだろう。なんて、考えたこともありませんでしたが、在宅勤務を続けるうちに、鳩がたくさんいる理由がわかりました。

マンションの前の小さな家に住んでいるおじさんが、これでもかというくらい餌をあげていました。
それが理由です。

そして当然鳩は糞をたくさん出します。
それを毎日おじさんは掃除します。

おじさんの家は白い壁の三角屋根。2階建てです。
もうかなり古くなっています。
1階の入り口の横には青い自動販売機があり、入口の前には黒のママチャリが時々止まっています。

おじさんの家の2階の窓は曇りガラスになっていて、白いビニール袋がぶら下がっています。
カーテンは掛かっていません。
入居してから1年半が経ちますが、その白いビニール袋のことはずっと気になっていました。
僕は「あ、そうか。鳩の餌が入っているんだ。」と思いました。

しかし、そのビニール袋は未だかつて一度も動いたことがありません。
曇りガラスの先に人影が見えたこともありません。
そうすると餌ではないな。
じゃあ何が入っているのだろうか。
確実に何かは入っています。

スーパーでもらえるような白いビニール袋。茶色いガムテープのようなもので、窓枠からら吊るされています。

深夜3時。日記を書きながら僕は今日も白いビニール袋を見ています。
向こう側に見える白いビニール袋が気になるのです。
僕は白いビニール袋と暮らしているのです。

そんな暮らしの中でも、楽しいことを見つけました。
今は小さなことですが、いずれ大きな意味を持てれば良いなと思っています。

できることなら、何も変わらずにいたいです。
でも、変わらないために変わるのはありかなと思います。

大切なものから1ヶ月離れてしまいました。
まだ1ヶ月続きます。
でもすぐに会えるようになるから、今はステイホームということで。

みんなの生活が変わりないものでありますように。
じゃあ、またね。


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