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【ご採用事例のご紹介③】完全別注のオリジナル米袋(マットポリポリ)&セミオーダーシール


皆さんこんにちは、
アサヒパック広報の小林です!

こちらの記事では、日ごろご愛顧いただく皆様のご採用事例をご紹介します。今回お話を伺ったのはこちらのお客様。

取材に快く応じてくださり、ありがとうございます!

株式会社準組 河本準一様
1975年愛知県生まれ、岡山県育ち。吉本興業所属のお笑いコンビ次長課長のボケ担当。近年はSDGs推進活動や介護施設でのボランティアと農業、特にお米作りに精力的に取り組んでいる。

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ご使用いただいている商品:完全別注(マットポリポリ)/セミオーダーシール



吉本興業所属の人気お笑いコンビ次長課長の河本準一さん。

実は数年前から、その多忙なスケジュールの合間を縫って「お米作り」に挑戦されていることをご存知でしたか?今回はご採用いただいたパッケージについてを中心に、河本さんが取り組んでおられる活動や、今後の展望についてご紹介します。

若い方々が“選んでくれる”パッケージに


国産デニム発祥の地として知られる岡山県。倉敷市内には「デニムストリート」や「ジーンズストリート」と呼ばれる、いわゆる聖地が存在するほどです。

そんな岡山県で育ち、ご自身も「デニム好き」を公言されている河本さんが今回ご採用くださったのは、まるでインディゴ染めした本物のジーンズの様なパッケージ。一見、お米が入っているとは思えないデザインで、思わず手を伸ばして触れてみたくなります。

良い意味で“らしくない”この袋。狙っているのは、近年若い世代を中心に広がった「映え」の意識なのだそうです。

河本 お米ってこう、若い子が品種まで選んで、いろいろと比較して買うっていうのは、なかなか根付いてないですよね。で、日本全国にお米があって、スーパーに行けばどこでも買える状況で、どうやったら自分のプロデュースするお米を、特に若い子に買ってもらえるかって考えまして…。

十年弱くらい前からですかね?みんな結構“映えるもの”っていうのを、自分で購入して自ら宣伝してくれる、みたいな流れが出てきまして。で、それにはやっぱり、(お米の)種類も大事、美味しさももちろん大事なんですけど、まずは見た目、パッケージの圧倒的な見た目の違いが必要だと感じていたことと、岡山の「デニムの町」っていうイメージを上手く合致させて、今回のデザインになりました。これまで(パッケージは)白だったんですけど、やっぱり白よりも、こっちに変えてから随分と売り上げは変わりましたね。


若者言葉から始まったこの「える」という表現も今ではすっかり定着しました。

SNSなどに投稿する被写体として“おしゃれに見える”とか、周りから“高評価されそう”といった意味合いで使われていますが、今回の場合は、他と比較して“引き立っている”“目立っている”という元々の「える」との中間的なニュアンスでしょうか。確かにおしゃれで目を惹きますし、友達にちょっと自慢したくなるようなパッケージです。

こだわりポイントを見てみましょう。


河本準一さんがプロデュースするお米なので商品名は「準米」。バックポケットの飾りステッチと同じカラーで描かれています。

その下2つの透明窓は、準米の産地である岡山県津山と大分県国東(くにさき)をそれぞれ表現。左上にはパッチを模した銘柄シールを貼り付けていますが、実はこの写真、田植えをする河本さんご自身の姿なんです。ブランドロゴっぽくて素敵ですよね。

また某有名メーカー製ジーンズよろしく、右端にはしっかり赤タブも。『こだわりのお米で、みんなを笑顔にしたい』というブランドコンセプトのとおり、遊び心が光る粋な仕上りになっています。

ご自身は広告塔として


たくさんのこだわりが詰まっている今回のパッケージ。詳しく聞くともう1つ、河本さんが狙っていたものがありました。

河本 一番の目標って言うのは、やっぱり海外。海外の方にどうやって『日本のお米ってすごいんだ!』っていうことを伝えるかが目標で。やっぱり、この「ジャパニーズライス」っていう物に、これだけの種類があって、これだけの産地があって、というのを皆さんネットで検索されるので、その時にこのパッケージがバーンと出てくれば、見た目はデニム生地で、中身はお米で…。こういう遊び心のあるものの方が、外国の方は食いついてくれると思うんです。


世界中、どこの方が見ても『あ、ジーンズだ』と伝わる、そして日本のお米に興味を持ってもらえる…。なかなかに考え抜かれたデザインだった訳です。

加えて、この準米を扱うオンラインストアでは、お米のほかにもデニム生地を使用した河本さんプロデュースのオリジナル商品が販売されています。

中でも作業着として実際に使用しているツナギは、岡山の世界的に有名なデニム工場とコラボレーションして作り上げた逸品。SDGsの観点から、あえてジーンズなどを製造する際に出る残反を繋ぎ合わせて作っているそうで、曰く『めちゃくちゃ難しい作業』を無理にお願いしているのだそうです。


こうして見てみると、ブランドコンセプトなども統一されており河本さんの本気度が伝わってきますが、多忙な中どうしてここまで力を入れて取り組んでおられるのでしょうか。その理由はご自身が経験されたご病気にありました。

実は河本さんは2度「急性膵炎すいえん」という大病を患っておられます。特に2度目はICU(集中治療室)に入るほどの状況でしばらく生死の縁を彷徨ったそうです。

絶飲絶食が必要な入院生活の中、回復食として最初に口にしたのが薄いお粥、つまりお米でした。

『当たり前のように食べていたけれど、こんなに美味しかったんだ』と再認識し、復帰されてからは『日本のお米の素晴らしさを伝えたい』『本当に美味しいお米を全国に届けたい』と、月に1~2回のペースで田んぼに足を運び、米作りに取り組んでおられます。


このデニムを使ったスタイリッシュでおしゃれなグッズやブランドイメージも、若い人たちに向けて農業への興味を持ってもらうため…。最終的には海外の方々にも届くように、自らを広告塔として宣伝活動を続けておられます。

米袋メーカーとしてその一端を担えたこと、私たちも非常に嬉しく思っています。

河本 世界共通でデニムってあるんでね。外国の方にどうアプローチをかけれるかっていう想いもあったので、そういったものが全部合致したかなって。(このパッケージを)やってよかったです。

せっかくのお米を、余すところなく使っていきたい


河本さんはこの他にも、岡山県内の介護施設を訪問するボランティアを10年以上続けておられます。

準米の一部も、そういった施設へ届けられているそうで、利用者さんと職員さんの“笑顔”に一役買っているとのこと。ブレない想いや目的を維持しながらも、視点や方法を上手に変えて、それぞれを活かしていく…。月並みではありますが「素晴らしい」の一言です。

そんな準米ですが、今年から「加工品」としての販売にもチャレンジされていて、2月には「甘酒」が発売になりました。

河本 お米を原料にそれを加工して、いろんなものに変えて行こうとスタッフで話し合っていたんです。それで、僕自身は病気をしたっていうことがありましたし、食の健康志向っていう流れもあったので、結果「甘酒」を作ることにしました。今流行りの腸活にも良いですし、僕はちょっと不眠症ぎみなんですけど安眠効果もありますし、疲労回復にも良い。僕の中で(作る理由が)ズバズバっとハマってきた感じです。

実は10年間ドクターストップでお酒を禁止されていて、そこに膵臓からの合併症で糖尿もあるので、ノンアルコール・ノンシュガーっていうところには絶対に拘りました。それでも「食べて美味しいお米」を余すところなく使って市販の甘酒よりも高く、糖度を26度まで上げています。ノンシュガーなのに、お米だけの糖質でめちゃくちゃ甘いんですよ。この甘さは是非感じて欲しいですね。


ご自身の経験から生まれた新商品には、確かに『一度飲んでみたい』と思わせる大きな説得力がありました。

また、腸活から美容に繋げて、米糀を使用した「フェイスパック」なんかも計画されているみたいです。次々とアイデアが湧き出てくる河本さん、今後も準米から目が離せません!

河本 最初にも言いましたが、お米は日本中で販売されていて、例えば青森とか新潟の方々が、地元に美味しいお米があるのに、わざわざ津山市のお米を買うっていうのは本当に難しいと思っています。そんな中ですが、お米そのものも加工品も、とにかくいろんな形で、今後も発信し続けていきたいと思っています!

【完全別注】他社と差をつけるオリジナルデザインが作れます。商品イメージに合わせたパッケージを米袋作りのプロが作成。目的・環境に合わせて、袋の機能から手触り、材質まで選べます。

詳しくはこちらまで

※本記事は弊社発行「こめすけ 48」に掲載の内容を加筆修正し、再構成したものです。
※取材は2023年6月に行いました。