浅広ニワカ

様々な物事を人並みに、年相応に経験してきた。 でも、年齢を重ねるにつれて少しずつ思い出…

浅広ニワカ

様々な物事を人並みに、年相応に経験してきた。 でも、年齢を重ねるにつれて少しずつ思い出せなくなることが増えた。 完全に忘れてしまう前に、ここに記録してみるのも良いのかな?と思って 残していこうと思います。 自分がしてきたことや、その時好きなことを書いていけたらいいなと思います。

最近の記事

「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~7」

美香との関係を続けて数ヶ月。といっても一日会っていた日は数回だった。それでも満足していた。お互いの環境で、できることの最大限をしていたし、お互いにそのことを十分理解している。 美香が私のことを見てくれて、想ってくれている。私もまた美香のことを見て想っている。お互いに限られた環境の中だからこそ、想い会うことができたのかとも持っている。 本当は普通のカップルのように手をつなぎ歩きたい。周りを気にすることなくデートしたい。そう持っているが、それは決してできない関係だ。 仕事終

    • 「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~6」

      結衣に美香との関係を話した後、結衣は少し引いていたが受け入れてくれて良かった。本当は違ったのかもしれないが・・・。でも、私に対しての反応は変わっらなかったので結衣には本当に感謝している。話を聞いてくれて。受け入れてくれて。 結衣に話してから2週間、その他のことは、これまでと同じように出来るだけ普通に過ごした。実は結衣に「職場の人には絶対にバレるな」と念を押された。職場にバレることでみんなに与える衝撃は大きい。なのでみんなには絶対にバレるなということだった。それは絶対に守らな

      • 「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~5」

        美香との関係を続けることができたのは、間違いなく結衣がいたからだと思う。結衣がいなかったらどうなっていたんだろう。想像できないが、お互いに兄妹のように協力し合う仲で本当に良かったと思う。 美香との関係を続けることに、不満や不安は不思議となかった。ただ周りにバレてしまうのはかなり危険に思った。職場での雰囲気も悪くなるし、最悪の場合退職に追い込まれてもおかしない。 そうなったら仕方ないと、でもそうなったら・・・さすがに不味いな。 結衣が同僚の真由子に告白された話を聞いた翌日

        • 「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~4」

          美香との時間は、私の中ではとても特別な時間になっている。不倫をしている罪悪感からくるものなのか、もしくは単純に美香に甘えたい気持ちを全部ぶつけることができたからなのかわからない。でも美香と共に過ごした時間は間違いなく幸せな時間でした。 美香とのデートは月に1回。その日以外は職場でしか会わない。 美香と職場の倉庫でキスをした日以来、行動がエスカレートしないように、お互い仕事に集中していた。仕事中なんだから集中するのは当たり前だが、意識定期に接点を少なくしていたように思う。そ

        「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~7」

          個人的モーニング娘。’20の楽しみ方(モーニング娘。との再会)

          私はハロープロジェクトが好きだ!他にも好きなアイドルはたくさんいるがハロープロジェクトのアイドルは特に好きです。 その中でも特に好きなのがモーニング娘。’20の「譜久村聖」です。 初めて譜久村聖さんのことを知ったのは2年ほど前にYouTubeで動画を見たのがきっかけです。後藤真希さんがモーニング娘。に加入した当時までは好きでなんならファンクラブにも加入していました。当時は高校生だったかな。 そんな時代から約20年後。私は再びモーニング娘。に出会います。 YouTube

          個人的モーニング娘。’20の楽しみ方(モーニング娘。との再会)

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~3」

          確実に思い出せなくなっている美香との日々をどうにか残しておきたい。そんな思いがここ数年で思うようになった。都合の良い解釈と思われることは十分承知している。それでもそれでも美香は私が一番「愛した人」不倫っていう環境でないならそうなってなかったのかもしれない。 でも一番「愛した人」というのは変わらない。 美香と初めて関係を持った夜。自宅に帰った私は自分の言動に違和感がないか、かなり気を使ったのを覚えている。言葉選びはいつもと同じように出来ているか、いつもと同じ行動パターンでで

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~3」

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~2」

          恐らく美香とは、このタイミングでなければお互いを意識する関係にはなっていなかっただろう。後に美香に恋をして、好きになり、愛した人。記憶の中にいる美香の表情は笑っている。でもその笑顔は年々、日に日に思い出せなくなっている。たぶんこの先、後数年で全く思い出すこともできなくなってしまうだろう。 ・・・・。 美香との待ち合わせ場所に近づくにつれて、緊張が徐々に強くなっているのが自分でも感じることができた。「美香は本当に来ているだろうか?」「やっぱりドッキリ?」ドッキリなら笑いにし

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~2」

          耳元で聞こえた声

          高校生の時、海沿いの公園で友達5人で遊んでいた時のこと。 別の友達から「近くにいるから、合流してみんなで遊ぼうよ」と電話で連絡があった。 みんなで遊んだほうが楽しいし、その場に居た全員が合流することに快諾した。 私はわかりやすい場所まで迎えに行くために、一旦公園を出た。 待ち合わせの場所までは、あまり離れていなかったので走っていった。 迎えに走っている途中 耳元5㎝で確かに聞こえた 「待てよ・・・」 私は慌てて後ろを見た。誰もいなかった。 気のせい!!!!と

          耳元で聞こえた声

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~1」

          今となっては嘘みたいな本当の話。 もう十年くらい前で、当時私は結婚して3歳になる娘もいた。夫婦関係は悪くなる一方で改善は諦めてたし、そんな気力もなかった。 寝る前に音楽を聴きながら。仕事のメールチェックをしていた時のこと・・・。 同僚の「美香」からメールが届いた。 「結婚おめでとう。久しぶりにまたみんなで飲みに行こうね」他にも何か書かれていたがこんな内容だった。 私は何だこれ?と思ったが、メールの送信相手を間違ったんだろうなと思って「送信相手間違ってるよ」と返信した

          「おっさんだって恋はした~ダメな恋だったけど~1」