精神保健福祉士の試験②そしてその後

2日目は午前のみだったので出発が早かった。

1日目と同じ喫煙所で、苦手な科目(脳とか心臓)を仕上げ。ほんと苦手…。

でもまあ始まってみれば脳も心臓も出ず。出ない年もあるけど全く出ないとはと拍子抜け。
終わったら昼で、某繁華街で友達と飲んだ。大学の同級生だ。

その友達を常々私の最寄り駅の飲み屋に連れていきたいと思っていたから、なかば無理やり連れて行った。

店に着いたら解答速報が公開されていたから、自己採点をした。128点取れていた!
(合格点はだいたい100点前後)
早々と祝杯をあげて、だらだらと飲んだ。

精神保健福祉士という資格を知ったのが18歳のとき。大学を出て、働いて、育児をして、改めて専門学校行って受験資格とったのが数年前。こうして合格(予定)に至るまで、20年かかってしまった。

長かった。

それでも取れたら終わりではない。使ってこその資格。試験までは考えないようにしていた(わかってはいた)ことが、試験後に津波のように押し寄せてきた。

私は、やっとこの資格を取れて、いつ働けるのだろう?

どの求人もフルタイムだ。息子を昼に学校に連れて行く3時間を中抜けさせてくれる仕事なんてまずない。そうしたら18歳まで働けないとして?あと8年もある。

私はそのとき46歳だ。求人はあるのだろうか?

どうしたって考えてしまう。息子が普通に楽しく学校に通えていたら働けるのに。自分の人生を削っている。犠牲にしている。
施設に入れない程度の障害児の親はもう働けないのだろうか?

焦燥感とイライラが止まらなくなる。もうあっという間に40歳になる。それから雇ってくれるところなんてあるだろうか。悲しくなる。虚しくなる。私の人生はこの先どうなるのだろう。

今考えても仕方ない、今は今できることをするのみ、と思える日と、もうだめだと絶望する日が、週に2回は入れ替わる。

子どもを産んでよかったと思える日がいつか来るのだろうか?来る気がしない。私は育児に向いていない。逃げようもない。苦行は続いていく。

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