趣味で世界を変えた人
「趣味」というと、職業や専門といったものではなく、あくまでも楽しむためのもの。といったイメージがあります。
趣味は、自分の人生を豊かにしてくれるもので、そこには生産性やノルマもなく、自由に楽しめるものです。
そんな、自由に楽しめる趣味を突き詰めた結果、世界を変えるようような発見をしてしまった人がいます。
その人物の名前は「グレゴール・ヨハン・メンデル」本業は修道院の司祭でしたが、趣味でエンドウ豆の交配実験を行った結果、「メンデルの法則」という遺伝の法則を発見しました。
彼は発見した、メンデルの法則により遺伝学の祖として呼ばれるようになりますが、実は研究の成果が認められたのは死後になってからです。
アマチュアの研究者であった為、論文の発表なども行っていたようですが陽の目は浴びなかったようです。
メンデル自身は出世したこともあり、仕事に追われ最終的には交配実験は途中からやらなくなり、亡くなる時点では別の趣味である気象学の方で認知されていたようです。
メンデル以外にも、有名な政治家でありアメリカの100ドル札にも描かれている「ベンジャミン・フランクリン」も興味から避雷針実験を行い、雷が電気であることを発見しました。
フランクリンは他にも、ロッキングチェアーを発明したり、遠近両用メガネも発明しましたが、それらはすべて独学だったようです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
発表できる場がたくさある現代ではメンデルやフランクリンのように本業がありながら、趣味で世界を変えてしまうような発明や発表、表現をする人がたくさん出てきそうな気がします。
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