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心の中の思い込みを壊すには?

私たちはだれもが思い込みに囚われてしまうことがあります。
思い込み自体は悪ではありませんが、思い込みに囚われてしまうと視野がせばまり極端な選択をしたり、極端なコミュニケーションをとってしまい周囲との関係を悪化させてしまうリスクがあります。

そんな厄介な思い込みは「~は~である」「~は~を意味する」という方程式でなりたっています。

例えば、「仕事でいつも上司から注意されている。ということは、私は無能である」という考えも思い込みの方程式から導き出されてしまいます。

このような思い込みに自分自身で気が付いて、フラットな視点をもてれば良いのですが、なかなか思い込みから解放されるのは難しいです。

そこで今回は、思い込みから解放されるための心理テクニックである「意図」と「反証」という考え方をシェアしたいと思います。

意図は思い込みの背後にある、より高次の目的・意図に意識を向けるように促すテクニックです。
先ほどの「仕事でいつも上司から注意されている。ということは、私は無能である」という思い込みがあったとすれば

「きみがそう思うのは、自分が仕事をこなせる一定の能力があるのを上司に知ってほしいという意図があるように感じます。そのことについて考えてみましょう」と声をかけることにより、思い込みの背後にある目的や大事に思っている価値観。思い込みを発生させているものなどに視点が切り替わり、思い込みから解放されるきっかけとなります。

反証は例外を挙げることで思い込みを突き崩すテクニックです。

例えば、「あいつには何を任せてもだめですよ」という言い張る部下がいたとします。
その場合に「彼に何を任せてもだめということだけど、彼が何かを上手くやったことはないの?」などと尋ねてみるとよいでしょう。

人によっては、「ないです!」と答えるケースもありますが、何回か形を変えたりして尋ねてみると「そういえば、遅刻だけはしたことがない」とか「あいさつだけはしっかりできる」などと相手は何かしら思い当たることがでてきます。

その気づきがきっかけになり、思い込みから解放されることもあります。

このテクニックには相手にも自分自身にもつかえます。
相手や自分自身の思考が「もしかして思い込みに囚われているかも?」
と感じた時には意図と反証を試してみてください。


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