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ほとんどの人は仕事への情熱はない

皆さんは仕事への情熱を持っているでしょうか?

アメリカの大手調査・人材コンサルティング会社のギャラップによると日本人の94%は仕事に対して情熱をもっていないそうです。
ちなみに調査した国の中ではは139ヶ国中の132位という数字だったそうです。

ほとんどの人は仕事に情熱を持つ事ができていないのです。

さらに、この調査では企業内に諸問題を生む「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」は70%に達したそうです。

日本ではなぜ、これほど「熱意あふれる社員」の割合が低いのか。
ギャラップ社のジム・クリフトン会長兼最高経営責任者(CEO)によると

「日本は以前は指令と管理という方法でうまく管理ができていたが、現在のミレニアル世代は自己成長に興味を持つ人が多くなっている。そのため押しつけ型のような指示は機能しなくなってきている」

と考察しています。さらに大きな問題点として

「それ以上に問題なのは『不満をまき散らしている無気力な社員』の割合が24%と高いこと。彼らは社員として価値が低いだけでなく周りに悪影響を及ぼす。会社にとって何か問題が起きる場合、多くはそのような人が関与している」と述べています

それでは、どのような方法で改善していけば良いのでしょうか。
同氏は以下の2つのマネジメントが重要になると考えています

①現在のような不確実な社会では、上が下に指示して口答えせずに実行すれば成功する。という事はない。
上司と部下が一緒になってどう結果を出すか、部下をどうやって成長させていくかを考えることが上司の仕事になる

②一緒になって結果を出すには上司が部下の強みを理解し、適正を発揮できる場を用意すること。
従来は弱みを改善することに集中するのが上司の仕事だったが、得意でないことが強みに変わることはない。
無気力な社員の半数は自分に合っていない仕事に就いているので、合った仕事に変えるだけで無気力な社員を半分に減らせる

上司が部下と一緒に結果をだすことを考え、さらに成長についても考える。
部下の強みを理解し、無気力な部下の輝ける場所を考え適性にあった場所を用意する

言葉にすると簡単ですが、これができている上司はどれだけいるでしょうか。
また、上司自身がやりたいと思っていいたとしても会社のルールなどから簡単に配置転換できないパターンも多くありそうです。

なかなか、簡単には解決しなそうな問題ではあります。
いずれにしても、昭和の時代にいた「モーレツ社員」というのは絶滅危惧種ということでしょう。

マネジメントする側としては、部下が勝手にやる気になるという幻想は捨てて、一緒に寄り添って成長するための行動をとっていく事が重要になりそうです。

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