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家族のカタチはもっと自由になっていい

年末年始のこの時期、普段は離れて暮らしているご家族のもとに帰省する方も多いですね。

今年は弁護士の仕事を再開したこともあって、私なりに幸せな夫婦関係、家族関係とはなにかと考える機会も多くなりました。

「そもそも家族とはなんですか」という問いに対する答えは、
人の数だけあるでしょう。

家族以外にも、学びや仕事、趣味や地域の仲間などの様々な関係性がありますが、
社会の中で他者との繋がりを作っていく、一番小さいけれど密度が濃い関係性が家族なのだと思います。

法律上は結婚手続きをしていない事実婚の夫婦や同性カップルのパートナーシップ、
子連れ再婚によるステップファミリー、
実親が子どもを育てられない場合の養子や里子、
さまざな生殖医療により生物学的な父子、母子関係がない親子など、
「普通ではない」家族関係もあるかもしれません。

ある人から見たら、「それはおかしい!」と思うような関係であっても、
それがその方なりの家族関係。

他人の家庭のあり方について、あれが正しいとか間違っているとか、口出しする必要なんてないのになぁといつも思います。(本当に余計なお世話です)。

そんなことよりも、自分が選んだ家族のあり方(結婚をしないという選択ももちろんありです)に自信を持って、
より幸せになることを真剣に追求すればいいのにと思うわけです。

そして、国や自治体は「幸せな家族像」を押し付けるのではなく、
個々人のそれぞれの幸せな家族のあり方をサポートする方向で
政策を打ち出して欲しいと思います。

結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくても、離別したり、離婚したりしても、
みんな「幸せに暮らしたい」という願いは共通なんだろうと思います。
その実現の仕方がそれぞれ違うだけ。

ちがいを認めるということが、みんなの自由につながっていくんだなぁと、最近あらためて強く感じます。

どうぞ、よい新年をお迎えください。

(了)

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