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夏の夜


  夕方、疲れて眠ってしまった。

時計は夜中の2時。まだ寝ようとおもったが、歯磨きがしたくなって下に降りていくと、キッチンで母が洗い物をしている。その後ろ姿を素通りして、お買い物カゴに目をやると、
❓何か焦げ茶色の物体が張り付いている。眼鏡をかけてみて、私は固まった。
その後さけふ.世界の中で、はなく家の方むみで、
素早くすっ飛んで来たのは、洗い物をしていた母だった。私は「カゴにゴキブリ」と言うと、何にもなかったように丸めたキッチンペーパーで汚れでも拭うように取り押さえて、ながしで水をかけて溺死させた何周年の主婦の早業は、頭が忘れていても身体に染み付いているらしい。最近時間や日にちの感覚が無い家事はほとんど父に任せて座ったまま、掃除もしない数年前まで超綺麗好きだったのに。しかし孫の弁当つと、洗濯は、毎欠かさない。それを夜中にやっているのだ。娘は、毎日同じ弁当を文句1つ言わす残さず食べて仕事から帰る。

 ケチな娘の優しさ。しかし家にお金を渡すことは無い。それでいて無駄遣いする訳でもない
  思春期にいじめにあい、社会人一年目でパワハラで家にひきこもり、先の見えないトンネルの中で何を思い考えていたか、親である私には知り得ない。

ひきこもり1年半。痺れを斬らせた私。一言。「このまま何もせんかったら追い出されるで」



娘は睨みつけた私の目か泪が落ちた。



それから数ヶ月後、コンビニでバイトしだした。




いま、水産会社の事務をして今年町県民税を払った。しかし、友達がいない。
 休みの日は家で大好きなパスタを作る。しかしそに付き合わされる家族は少し疲れる。母は、美味しそうに食べている。私はアルデンテのかためのパスタに死にかける。

それでもその後に飲むチャイは、上手い。コーヒー派の私であるが家族が笑顔になる瞬間である。

母の頭は少しづつおかしくなっている。まだまだこれから…私がこのうちにいる間は平和でありますように。勝手なお願いに激怒されそうなので心の中に留めておこう。

時間は前へと進んで後戻りすることは無い。今この一瞬も。過去へ蓄積される。昔児童書で「モモ」と言う時間を騙し取られ?お話があった。あれは現実に起こりうるように思う。時間を貯めて、後で楽しもう!今は、いましかないのに。老人になった時、騙された!と気づく。
未来は未知の世界で良い。
こんなまよこんな真夜中に言うのもなんだけど明日は真っさらなページでそのページをめくるのは自分自身である。

今はまだ修行中の身ですが、いつの日か本にしたいという夢を持っています。まだまだ未熟な文章ですがサポートして頂けたら嬉しいです。