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30代になって1人でいる時間を好きになったことと、インサイド・ヘッドの話

1人でいる時間が好きになった

お友だちのなっちゃん、の素敵なnoteを読んで、私が年齢を重ねて好きになったことは何かなあと考えていた。


似合う似合わないがわかるようになった、部屋の片付けができるようになった、女友達のかけがえのなさに気づいた、スキンケアがシンプルになった・・色々思いついたけど、多分一番の変化が

「1人でいる時間が大事だと気づいて、好きになった」ことだなと思った。

1人でいるのは寂しい、1人でいる自分は可哀想なのでは・・みたいな思い込みがあったから、20代の頃はなるべく1人でいないようにしてた。恋人がいれば、土日はべったりしてたり(それもとても幸せだったけど)そうでなくても、なるべく誰かに会う予定を入れてた。

良いこともたくさんあった。新しい世界を垣間見られたり、面白い人達にたくさん会えたり。でもその一方で、何かにいつも急き立てられてるような不安定さを感じてた。

年齢を重ねて思うのは1人の時間が自分を作るのだな、ということ。

そして、1人の時間を豊かに過ごせると、誰かといる時間もより豊かになる気がする。自分の中にインプットされたものが醸成されて、自分なりの質感や世界観を帯びて。その上で相手と向き合えれば、お互い素敵なものを与えあえるような、そんなイメージが最近はある。

一方で、自分の世界に閉じこもりすぎるとそれを押し付けるだけになっちゃいそうだから(実はつい最近それで反省したことがあった)

1人でいるのも大切、誰かといるのも大切。5:5くらい。

今はそのくらいのバランスがよいのかな〜と思ってる。

でも、最近まで気づいてなかったけど、私は1人でご飯を食べることはあまり得意じゃないらしい。

1人でレストランやバーに入るとかは全然できるし、仕事中とかだとむしろ1人で食べたい。

ただ、ゆったりじっくり味わうのが苦手。1人だと味わうよりも途中から作業になっちゃう。食事は、気のおけない相手とゆっくりするのが好きだなあ、と気づいた次第です。

インサイド・ヘッドを観て。自分は自分の味方だということ

思い返すと、1人でいるのが苦手だった理由に、

「生きてる意味がわからない」そんな所在なさがあった。

1人でいたら、死へ向かう流れにのってしまって抗えない。そう表現すると大げさだけど、抗いたくて、生きている意味があると感じたくて、自分の外や他人との繋がりを求めていたんだろうなあと。

それは、すごく切実だったし切なかった。思い出すと少しつらい。

最近はそんな所在なさを感じることは以前より少なくなっているけれど、先日PIXARのアニメ「インサイド・ヘッド」を観て、当時の色んなことを思い出した。

そう、私が生きる意味がわからないとあがいている間にも

わたしの感情たちは、なんとか私を生かし幸せにするために必死にやってくれてたはずだ。

詳しいあらすじは省くけれど、インサイド・ヘッドにはライリーという11歳の女の子のなかにいる、5つの感情がキャラクターとして登場する。

喜び、悲しみ、怒り、ムカムカ、ビビリ。

ストーリーの途中「ビビリ」がもう辛い、辞める!と言い出したけど「感情に辞職はない」って一蹴されるシーンもあった。そうだよね、私が生きている限り私の味方でいてくれて、不休で戦ってくれてる訳だ。

それなのに、生きる意味がわからない、とか勝手に苦しんでいて自分に申し訳なかったな、なんて思った。

当時は体の不調もたくさん出た。致命的なものはなかったけど、腎臓の持病も、原因不明の胃痛、顎関節症も。生理もずっと重くて低用量ピルと鎮痛剤が手放せなかった(ピル自体はすごく良いものと思ってる)。

でも持病の治療に取り組んだり、考え方が変わってきたここ1.2年、どの症状も格段に良くなってる。特にあんなに胃痛に悩まされていたのは嘘みたいに。

心と身体が繋がってる。それも本当のことだと実感してる。

***

インサイド・ヘッド、は物語を通じて、観る人自身の内面に意識を向けさせて、感情を生きたパートナーたちかのように魅せてくれた。

そして、事実そうなんだと思う。どの感情もそれぞれに個性豊かな自分のパートナーのはずだ。

こんな風に人を救うアニメーションがあるなんて、本当にPIXARはすごい。改めて感動した。

今、仲間たちと進めている「女性が自分の個性を表現しながら、本当に望むものやパートナーに出会うプロジェクト」でも、自分自身を見つめることが、自分の個性を表現していくことにつながる、ということを伝えていくつもりだ。

1人の時間を大切にして、自分自身と対話をすること。自分を知ること。

1人の時間は決して孤独を深めるためではなくて、生きる喜びを味わうためであり、大切な人や物事と繋がっていくためにある。

それに、自分の一番の味方である自分自身と繋がるための時間でもある。

そういうことが、少しづつだけどわかり始めた気がする今日このごろです。

読んでいただきありがとうございます。「自分の個性」に気づき表現していける女性が世の中に増えるように、アウトプットをしていきます!