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稲垣から教わる少ない言葉で人を魅了する喋り方

以下の文章はアルゼンチン戦前の記者会見で稲垣選手が発した言葉。

日本人の昔にならう文化として「侍」は刀を抜くことが厳しい状況だった。刀を抜いたら相手を殺すときか自分が死ぬかに焚くしかない状況。今チームの状況はそのような状況で勝たなければ次に進めない。その状況の中で自分たちは刀を振る準備をしてきた、その自信を持っている。逆に降らなければ自分がやられてしまう。全員が自身をもって刀を振る準備をしてきたつもりです。姫野キャプテンもその刀を振る準備を一年間、いや、今までずっと何年間もかけてやってきた。刀をずっと研いできた。振るための技術をみんな積み上げてきた、自身をもっていっていました。今その刀を振る時だと思います。

多分ラグビーを知っている人知らない人に関わらず凄くわかりやすく、印象的な決意表明だと思います。
毎回感じることは稲垣選手は口数は少なく多くは語りませんが、彼の口からでる言葉一つ一つに重みがあり、非常に端的でわかりやすいたとえなどを交えて話している印象です。
それは彼のプレーにも反映されていて、陰ながらスクラムの一番先頭で体を張り、タックルし続けてじわじわとゴールラインに攻めていく。そんな縁の下の力持ちでもあり、人間として本当にかっこいいなと感じます。

稲垣の奥さんもこの言葉選びのセンスと口調に惚れたのでしょうか?(笑)

とにかく今回のワールドカップは悔しいものになりましたが2027年では稲垣選手の後を継ぐような若手選手にも頑張ってほしいところですね。

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