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私がタバコをやめたわけ


二十歳から始めた、鈑金塗装の仕事
それとともに発症した喘息。
どうやら、塗料などの溶剤が、
体に合わないみたいです(苦笑)

うちの姉ちゃんは、小児喘息で
子どもの頃苦しそうに息をする
姉ちゃんのそばで
『代われるものなら、変わってあげたい』
そう呟いた母ちゃんの姿は
今でも覚えています。
姉ちゃんも、こんなに苦しかったのかぁって私も、実感しました。

喘息になってから
お世話になった【中部協同病院】

私が発作が出て、病院へ行った日
『あっ。良かった。コレで揃った。
来ないから、心配してたのよ〜』
とか声かけをしてくれる看護師さん達。

どうやら喘息で顔を出すメンバーが決まっているらしく、来ないと心配になるらしい。
気圧の変化とかかな?
ヒヌカン、仏壇の
1日、15日みたいな、月の動きとかかな?
とにかく、発作の多い日があるらしい

常連客の私
『いつもの…』
ジェスチャーで伝わる。
(ゼイゼイが苦しいから話すのが辛いだけだが)座ると出てくる
吸入と、点滴のセットが出てくる感じ。

先生方も良い方ばかりで、
担当する先生の得意分野でみるところが違う
足のむくみや、首の辺りをよく触る先生。
この方は循環器系の先生だそうです。

外科の副院長は、聴診器すらあてません。
『もう、自分でわかっているでしょ?
もう一本追加する?今日は泊まってくね?』
みたいな感じ。やがて
セルフサービスになりそうな勢い(笑)
ざっくばらんな副院長
『ツナギから臭いするさあ、風呂入ってからおいで。この臭いで発作が起きてるんだはずよ』
ペンキかじゃ〜全開の私。

たまに辛すぎて、母ちゃんに運転してもらって病院に行くと、母ちゃんを見つけた副院長
『お母さん、辞めさせて仕事』
「先生からも言ってやってください、私がいくら言っても聞かないし、喧嘩になるから」

意気投合する2人(笑)


先生方も親身になってくれて、
色んな先生から、言葉をもらいました。

『大人になってからの喘息は厄介だよ』

『軽くみないで。喘息で死ぬ人もいるんだよ』

『喘息の原因がわかっているなら、
 なぜそこから逃げないの?』

『もったいない。自分の体を、
 自分で壊して、もったいない』

この【もったいない】が心に響き、仕事を辞めるのではなく、
18年吸い続けていたタバコを、
33歳の時やめました。
計算はしないで( ̄▽ ̄;)


私は、副院長が大好きで、長男の妊娠がわかった時、報告に行き
『良かった〜』とハグしてもらったのは
いい思い出です。サンタさんまではいかないけど、おひげの似合う先生でした。

中部協同病院の、お医者さん看護師さん
15年間お世話になりました。
お陰様で、元気にやってます。

タバコをやめて、良かったこと
タバコを辞めて2年後、
人生の伴侶となるテツさんと出会います。
テツさん(主人)の性格上
タバコ吸う人嫌いだろうなぁと思い、
聞いたことがあります。

「知り合った時、私がタバコ吸う人だったら、付き合わなかった?」
答えは即答
『うん』でした。

やめてて良かった〜

あれほど吸っていたタバコですが、
今ではニオイに超敏感。
少しでもセンサーが反応しようもんなら、
ニオイの元を瞬時に察知し、
近寄らないし、
運転中もサッと窓を閉めます。

仕事を辞めた今
喘息も滅多に顔を出さなくなりました。


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