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『君の膵臓をたべたい』

タイトルを聞いた時、ホラー映画か?と思った。

が、全く違った。

感動モノだった。

「キミスイ」

もうたくさんの人が知っている映画だろう。

実写版は、意外と評判が良くない。

原作の漫画が良過ぎたのか?

ファンからすればイメージを壊された感覚になるのかもしれない。

そういうことはよくあることでもある。小説から映画になったものもそうだ。

渡辺淳一などは、そのおかげで「エロオヤジ」とまで言われた。本当は彼は描写がとても上手な小説家だと僕は思っているし、男女の師匠でもあると思っている。

僕は劇場版アニメは見ていない。

見ておくべきかもしれない。

しかし、実写版で十分に泣いた。

「おばさん・・・もう、泣いていいですか」

あれにはやられた。

だが、だが・・・だ。

その終わり方は無いだろう?

そこだけは納得いかない。

なんだか呆気にとられて取り残された気分だ。

ということは、主人公の「僕」と同じ気持ちを共感できたという視点から考え得れば、作者の術中にはまったとも言える。

因みに、この映画で「ガム君」の矢本悠馬くんが良い味だしていたなあ。

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