心にお守りを。自分に花丸を。
娘が笑顔で毎日過ごせるように。
復職後のお守りとして、何度も心に唱えていた言葉。
それが、私の最優先。
これさえ達成できればOKというボーダーライン。
育休から復職して、最初はどうしても「しっかりやらなきゃ」と肩に力が入る。
周囲は「ペース、上げすぎに注意だよ」「ゆっくり慣れてくれれば良い」と言ってくれるのに、「いやいや、そうはいっても」と自分が勝手に空回りしすぎてしまう。
仕事を頑張りたいのに、子どもが熱を出したり体調不良でまともに保育園に行けないなんて、よく聞く話。
実際、私の友人も「復帰して最初の1か月は、熱やらなんやらでほぼ保育園行けなかった」と。
私もそんな友人の体験談などから、「きっと、そうなんだろうな」と納得はしていて、無理しすぎてはいけないと肝に銘じていたつもり。
さて。
現実はどうだったか。
4月中旬から復職し、最初の1週間は無事に乗り切ったものの、週末に娘がダウンしてしまって、翌週は木曜日までお休みをいただき、金曜日にやっとどうにか仕事ができた・・・という状態だった。
(これを書いているのは、その「やっと仕事ができた」金曜日である)
娘が粉薬を嫌がって飲まないことにも、それによってなかなか体調が良くならず有休をどんどん消費してしまっていることにも、とにかく不安が募る。
しんどそうな娘を見ていると、「娘が笑顔で毎日過ごせるようにって思ったのになぁ」と悲しい気持ちにもなる。
一方で、
部屋をまともに掃除ができなくても、疲れて夫のご飯を作れなくても。
仕事の予定を何度もリスケしなきゃいけなくても。
そんなのは、大したことじゃないと思える自分もいる。
復職直後で、まだ私に仕事らしい仕事がないせいかもしれない。
だけど。
今後は、私に裁量を任される仕事も多くなるかもしれない。
そうなったときには、どうだろう。
娘のために急遽休むし、いくらでも予定を変更するし、「そんなの大したことじゃない」って思えるだろうか。
・・・思える、ような気がする。
今の私なら。
そりゃ、気持ちがグラグラすることもきっと、あると思う。
でも根底には「私も娘も夫も、自分たちらしく生きていく」ために私は働くのだし、「娘が笑顔で毎日過ごせる」ことが大事だから。
心の中で、お守りの言葉を何度も繰り返して、自分に言い聞かせていたのかもしれない。
「娘のために」という犠牲感じゃない。
私にとって、一番大切なことをギュッと抱きしめるような感覚。
夢はたくさんあっても良いけど、優先順位は当然、ある。
お守りをちゃんと持っておいて良かった。
復職前に、友人の話も聞いておいて良かった。
「仕事も子育てもどっちも中途半端になっちゃうって思っちゃうけど、それでも良いのよ」
私が復職した日に、パートさんから、かけていただいた言葉。
「いままで頑張ったんだから、これからは惰性で働けば良いのよ(笑)」
これもまた、別のパートさんに言っていただいた。
経験者の言葉はやはり、心にグッときた。
「乗り越えてきた」感がめちゃくちゃ、ある。
みんな、心にお守りを持ってるんだと思う。
今後、何かでくじけそうになったときでも「娘が笑顔で毎日過ごせてるんだから、OK!」と自分に花丸をあげられる自分でいたい。
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