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明日少女隊は、本を出版します!

7月に、アートダイバー社から明日少女隊の作品集を出版します。2021年から書き始め、ようやく出版に至る自信作です。この本の特徴は日本のフェミニズムの年表を中心としたジェンダー学初心者向けの本であること。

女性参政権のフェミニズム第1波から現代の第4波まで、年表付きでくわしく解説し、2015年から今年までは、明日少女隊の作品とともに、日本や世界のジェンダー系の時事問題が理解できる構成となっています。

B5サイズ、見開きB4で、写真も年表もフルカラーで大きく見ることができます。文字ばかりの本は苦手、でもフェミニズムを勉強してみたい!という方にもピッタリのアート本です。

本の中身は?


日本を代表するフェミニスト・アーティスト嶋田美子さんとの対談や、東京新聞の「炎上考」の連載でお馴染みの吉良智子さんとの対談、美術史家の山本浩貴さん、由本みどりさん、竹田恵子さんからの寄稿など、大変豪華な内容となっています。

日本には、フェミニスト・アートの本は多くありません。また、多くの大学、芸術系の大学でさえでも、フェミニスト・アートを学べる機会が未だとても少ないのが現状です。私たちは、フェミニスト・アーティストとして、少しでもフェミニスト・アートを学びたい日本の若者を本を書いて応援したいと思いました。

また、アートを通してフェミニズムを発信することは、アカデミアだけではなかなかメッセージが届かない層に、フェミニズムを届けることが可能になります。誰もが手に取りたくなる、日本のフェミニズムの問題について正面から語るフェミニスト・アートの本があることは、これまでにない多様な人たちに、フェミニズムに興味を持ってもらうきっかけになるのではと思いました。


全国の書店、またアマゾンなどのオンラインでも発売予定です!

<本の内容>
・明日少女隊の過去9年間の作品やアクティビズムをまとめたカラーページ

・嶋田美子(アーティスト、60年代文化研究)x 明日少女隊「慰安婦」についての対談

・山本浩貴(文化研究者、金沢美術工芸大学講師)
「ソーシャリー・エンゲージド・アートとしての明日少女隊」

・由本みどり(現代美術史家・キュレーター、ニュージャージー・シティ大学教授)
「フェミニスト・アートの歴史と明日少女隊」

・吉良智子(日本女子大学学術研究員、日本美術史研究者)x明日少女隊の炎上広告(「碧志摩メグ」公認撤回)についての対談

・竹田恵子(東京外国語大学 講師/EGSA JAPAN代表)「バックラッシュとポストフェミニズム」「変化すべき日本美術界における『構造』」

↓こちらの本を、若者が買いやすい値段にするためのクラファンが成功しました!みなさん、ご支援ありがとうございました。

こちらの本は、アートダイバー社との共同出版という形で、JANIC共生ファンドからの助成とGoodmorningでのクラウドファンディングの資金で出版されます。

私たちは、学生やアーティスト、学者の卵、主婦、非正規社員、正規社員など、様々な立場の女性が中心に集まったグループで、みなさんの寄付を頼りに助け合いながら活動しています。 今後も活動を続けるために、よろしければサポートをお願いします!(*^_^*)