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Oud Night Tea(ウード ナイト ティー)と和解せよ! ~Oud Night Teaにふさわしいマリアージュを考えてみた~

1. はじめに


 先日Oud Night Teaを記事で取り上げたが、アジアン雑貨店を彷彿とさせるような香りで癖が非常に強く、あれから続きが飲めないでいた。ただ、ずっと残しておく訳にもいかない。そこで、今回は一体どういった料理ならOud Night Teaが合うのか、検証してみることにした。

 マリアージュを考えるといっても、全く方向性が決まっていなかった訳ではない。少し前に、いろは紅茶紳士さんの記事を読み、カレー風味のものなら合うのではないかという推測が既に立っていたからだ。ただ、一口にカレーといっても、カレー風味のサンドイッチでもいいのか、あるいはカレーライスでないといけないのか、までは想像がついていなかった。そこで、今回はその辺りを探ってみることにした。

2. 料理


 今回の企画にあたり、何種か試すことにした。詳しい内容は後述するが、料理としては①カレー風味の卵サラダ、②カレー風味のツナとリコッタチーズのパテ、③無印良品のスパイシーチキン、④リコッタチーズとはちみつの4つで、③のカレー以外は私の手作りだ。また①と②には、日本のココイチで購入したスパイスとび辛を使用した。


①カレー風味の卵サラダ


 卵とマヨネーズを和えた卵サラダ自体はよく作ってパンや紅茶と合わせているのだが、カレー風味にするのは初めてということもあり、からしマヨネーズで辛さを強調しようとしてみた。ただ、実際には普通のマヨネーズでも問題ないと思われる。
 卵やマヨネーズのクリーミーさが最初に口に広がり、後からスパイスがやってくるという味わいで、この最後の余韻と紅茶がよく合っていた。とび辛を効かせる塩梅は好みがあると思うので、食べながら好きな味に調えてほしい。
材料
・ゆで卵 3個
・からしマヨネーズ おおさじ1
・とび辛 少々

②カレー風味のツナとリコッタチーズのパテ


 1つ目の卵と変化を付けるために、あえてマヨネーズではなくリコッタチーズを使用した。試していないが、マヨネーズやクリームチーズでも合うとは思う。また、とび辛にも既に入っているものの、ブラックペッパーをさらに追加することで、味わいにキリリとしたところも持たせた。ちなみに、ツナは油切りせずに使ったが、好みで調整してほしい。
 卵よりも混ざりやすいためか、スパイスが全体に馴染んでいる印象で、味わいとしてもとび辛やブラックペッパーを強めに感じた。またツナとチーズの程よい油分もあり、Oud Night Teaと楽しむと、それらを紅茶がリセットするような組み合わせだった。ちなみに、パンの上に前述のカレー風味の卵サラダとこのカレー風味のツナとリコッタチーズのパテを一緒にのせても美味しかった。
材料
・シーチキン 1缶
・リコッタチーズ 小さじ2
・とび辛 少々
・ブラックペッパー 少々


③無印良品のスパイシーチキン


 こちらは私が作った訳ではないため、特に作り方や経緯について言及することはない。ただ、強いて言うなら、カレー風味の料理に成功したので、本物のカレーと合わせてみたくなったということくらいだろう。
 一応朝食に合わせるため、御飯ではなくフランスパンにした。本格的なカレーであっても、後味を紅茶がリセットしていくれる組み合わせであることは変わらず、Oud Night Teaとカレーの相性の良さが証明された。

④リコッタチーズとはちみつ


 本当は食事系だけで留めておくつもりだったのだが、できたら甘いもののペアリングも試したい気持ちはあった。そのため、カレーのお供であるヨーグルトドリンクのラッシーからヒントを得て、リコッタチーズとはちみつを混ぜたものを作ってみた。
 Oud Night Teaと合っている印象だったが、カレーやカレー風味の何かを食べた後でないと、効力を発揮しない可能性がある。食事の段階を飛ばして試すのは、あまりおすすめしない。ちなみに今回リコッタチーズを使用したが、クリームチーズや水切りヨーグルトでも代用できるだろう。
材料
・リコッタチーズ 大さじ1
・はちみつ 小さじ2


3. おわりに


 結果的に試した料理は、全て合っていて良かった。お陰で、紅茶とのペアリングの幅を広げることもできたし、何よりOud Night Teaを楽しく味わえた。考えてみれば、カレーも紅茶もインドで有名なので相性が良くても何も驚きはないが、中には私のようにそういった発想がない人も居るかもしれない。ただ、今回の検証でOud Night Teaとの相性は証明されたので、ぜひ騙されたと思って試してみてもらえると幸いだ。


↓いろは紅茶紳士さんの記事はこちらです。


↓Oud Night Teaを紹介した記事はこちらです。


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