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【ASIBA開催報告】ついに第二期始動!第一回 KICK OFF

一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。


2期生採択・プログラム始動

三月中旬から募集を開始した第二期インキュベーションプログラムには、熱量をもった多くの方々からの応募があり、選考の結果、合計で20チームの採択が決定しました。
参加者によって分野は空き家活用やまちづくり、設備の維持保全やメディアなど非常に多岐にわたり、建築・都市領域の拡張の可能性を感じさせます。
これから全8回からなる授業やメンタリングなどを通じて、各々のプロジェクトが発展していく様子を見届けるのが、本当に楽しみでなりません。

東京建物×scheme verge×ASIBA コラボワークショップ

第一回のプログラムは、東京建物様のご協力のもと、東京スクエアガーデン6階のシティラボ東京にて行われました。また前半のワークショップには、東京建物株式会社まちづくり推進部の小島 靖弘様、scheme verge株式会社
President & CEOの嶂南 達貴様、scheme verge株式会社Chief Business Development Officerの須田 英太郎にメンターとしてお越しいただきました。

前半のワークショップでは、八重洲・日本橋・京橋を対象にフィールドワークや路上観察を行い、プロジェクトを実行する際に必要な多様な視点を身につけるアクティビティを実施しました。参加者はいくつかのグループに分かれてフィールドワークや路上観察・ヒアリング等を行い、その場所特有の課題を見つけるとともに、その場所を「より良い」場所にするためのプロジェクト案をチームで考えます。工事現場にARを投影して、建設段階から広告・エンターテインメントの場として活用するアイデアや、中央通りと直交する細い小道に個別性をもたせて、アート通りやスイーツ通りとすることで、大通りからの人の滲みだしを狙うアイデアなど、ユニークな提案が多数生まれていました。

HUB&STOCK 豊田訓平さんによるレクチャー

後半では、HUB&STOCK株式会社代表取締役社長の豊田訓平様にお越しいただき、これから走り出す参加者へ向けて想いのファーストレクチャーを行っていただきました。

企業に入ってどことなく抱いていた違和感を言語化し、既存の枠組みでは解決できない課題を見つけるに至ったこと・泥臭く自分の足でひたすら市場調査・営業を行っていくことで、曖昧だった事業のコンセプトが徐々に確信に変わっていったことなど、一切誇張しない等身大のお話によって、提案をゼロから社会で実現してきた先輩として、参加者を大いに鼓舞していただきました。

自己理解ワークショップ

最後に、各チームに取り組んでもらった事前課題の発表を通じて、プロジェクトの紹介および相互フィードバックを行いました。
従来建築学科での設計課題とは違い、ASIBAでは「それを誰に届けるか?誰が得するのか?」を常に意識する必要があります。自己満足の提案や、自分が出来ることを誇示しただけでは、社会に残るような良いモノは生まれないからです。
そうしたサービスを届ける相手の解像度を、これからの調査・ヒアリングを通して参加者には徹底的に高めていってもらいます。

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