前橋市 アート・住宅複合施設

前橋市の中心市街地にアートギャラリーやレストラン、集合住宅を備えた複合施設「まえばしガレリア」が5月に開業する。撤退したスーパーマーケットの跡地で建設が進んでおり、著名な建築家が設計を担当。前橋の新しいランドマークとして若者らを呼び寄せ、空洞化が進んだ市街地の再活性化につなげる。
地元デベロッパー「まちの開発舎」(前橋市)が事業主として開発を進めており、京都大学教授の平田晃久氏が建物を設計した。壁面緑化により前橋の街づくりビジョン「めぶく。」のイメージなどを表現している。平田氏は群馬県太田市に2017年に開館した「太田市美術館・図書館」を設計し、22年の日本建築学会賞(作品)を受賞するなど注目を集める気鋭の建築家だ。

都市郊外では、現在急速に街の衰退が進んでいる。大都市の横でひっそりと高齢者のみが暮らしている地域もあり、再活性化が本当に迫られている。そこで、地元のデベロッパーがこのように活躍していくことがまずは重要になってくる。その後を追って、さまざまなビジネスができ、人が集まってくる。
今後も地方の人口流出や空き家問題だけではなく、このような都市郊外での再開発も目を向けていく。

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?