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RADWIMPS全アルバム聴くのしんどい説

どう頑張っても炎上は避けられないタイトルである。だが今野田洋次郎はもっと炎上している。ああいうの見ると、ネットでの不用意な発言って一回燃えるとどんどん広がるんやなって痛感する。

まあ優生思想うんぬんに関しては、前前前世から圧倒的で感動的な理想的超えて完璧な君を追い求めて今を擦り切れるぐらいに生きている野田洋次郎なら言ってもおかしくないないだろうなぁくらいに思ってる今日この頃です。

そんなわけで本題に行きましょうかね。

そもそもなんで聴こうとした?

つい最近RADWIMPSがメジャーデビュー以降の音源をサブスクで解禁したんですよ。

ほんで自分は中学の時RAD自体は聴いてはいたんですけど、アルバムを通しでちゃんとは聴いて無かったんですよね。スカパーのMV特集とかで聴いた数曲と、それこそ以前からサブスクにあった「RADWIMPSのはじまりはじまりのまとめ」なんかは聴いてたんですよ。

余談なんすけど、うちの中学で一時期「おしゃかしゃま」と「君と羊と青」の歌詞は歌えないといけないみたい風潮があって、少しでも間違えるとめっちゃ糾弾されるすよ笑。中学生特有のああいう同調圧力的空気感ほんと謎っすよね。てか今考えたら学年の男子みんな「カラスが増えたから殺します。さらに猿が増えたから殺します。でもパンダは減ったから〜」なんて言ってんの怖いっすよ普通に。うっす、話を戻します。

でぇ、去年のサマソニで初めてRADのライブを生で見まして、そこで「RADすげえー、ほげー」ってなって、機会があればちゃんと聴いてみたいなという思いだけをだらだら引きずってたところに、ちょうどサブスク解禁の文字が現れたから、これは聴くしかないと思ったんですよ。

とりあえず全部聴いてみた







しんど…

まぁぁぁぁぁぉじでしんどかった。ミスチル全アルバム一気聴きに似たしんどさなんだけど、RADはその数倍の力でぶん殴ってくるのよね。

まず何がしんどいかっていうと、どのアルバムもなげぇ。一番短いのがメジャー最初の「RADWIMPS 3」の49分なんだけど、そっからどんどん時間は増えていって1時間越えはマストな感じになっていくのね。

どっかの誰かが言ってたけど、人間の集中力って45分が限界らしいんですよ。誰が言ったかは覚えてないけど。確かに俺いつも大学の大教室のさほど興味ない授業で、まぁ頑張って話聞いても45分が限界だなぁって思うんすよ。残りの60分?ウイイレやっとるに決まっとるやんけ。

最近のサブスク文化の流行で、アルバムの収録時間もCDの容量限界まで詰め込むんじゃなくて、45分前後で終わるやつ増えたじゃないですか。もうね、体がそれに慣れちゃってる。1時間以上のアルバム正直しんどい。

でもこれだけだと「お前がベタ褒めのThe 1975だってほとんどのアルバム1時間越えで長いじゃねえか」と言われそうなんだけど、しんどいのは時間以外にも理由があるんですよ。

心の声(ついでだから読んで・・・)

RADWIMPSはラーメン二郎

もう一個しんどい理由がどの曲もフルスイングで殴ってくるから、一曲の消費カロリーがえげつないこと。良くも悪くも緩急が無い。

こういう比較はあまり良くないことはわかっているのだが、元々の音の数が少なくて、途中でインストとか箸休め的な曲を挟むことで、体感短く感じさせる設計をすることが洋楽のアルバムは多いんですよ。まさにフランクオーシャンの「Blonde」はその一例な訳で。

でもRADの場合だと、あのバカテクギターサウンドが一種の売りだから、基本的に音の数が多いのと、良くも悪くも野田洋次郎の歌詞が重たい。世界タイトルマッチ最後の追い込みのスパーリングか!ってぐらいの勢いで来るんですよね。つまりリスナーを休ませようと思ってない。

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極論ラッドのアルバムってラーメン二郎なんすよ。「おしゃかしゃま」「君と羊と青」「サイハテアイニ」とかああいう勢いある曲が上のアホみたいに乗ってるもやしで、そこでしんどくなった後にやってくる伸びた麺とスープが「携帯電話」「ラストバージン」「告白」みたいなスローでまったりとしたバラードって感じ。

最後のしんどいポイントなんですけど、ここが一番致命的なところで、どのアルバムも似たり寄ったりでそこまで差異が無いってとこなんですよね

いやお前「君の名は」「天気の子」あるやんって言われそうだけど、基本的にラッドのアルバム構造はどれも同じなんですよ(特に初期)。だって考えてみてくださいよ。どのアルバムにも先述したいわゆる「もやしソング」があって「麺とスープソング」があるんですよ。バラエティ性が無いあたりほんと二郎ですよもう。

ということで見事立派なジロリアンになった俺が、ラーメン二郎RADWIMPS店の全メニューの感想を述べていきたいと思います。予防線貼っとくけど一曲一曲は良いからね。そこだけはご理解を。

①RADWIMPS 3

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一番胃に優しかったアルバムがこれ。デビューアルバムのくせに3なの、凄いジョージルーカスって感じがする。アルバムの内容自体はケッセルランを12パーセクで駆け抜けるくらい、青臭さを感じさせる内容。英語多いなとは思った。00年代後半のUSロックの影響増し増しって感じ。

今作のもやしは「トレモロ」ですね。初期ラッドの定番曲ってイメージが、ラッドよく知らん俺でも知っているんだから厚い支持を受けてるんだろうなぁとは思う。

麺とスープは「25コ目の染色体」。記念すべきデビュー曲。やっぱ遺伝子大好きですやーんって曲。「I will die for you」ってサビのフレーズがいいよね。ドルガバと同じくらい口ずさみたくなる。

しんどい度 35%


②RADWIMPS 4

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はぁ、好き…。

ニワカでも知ってる曲いっぱい。一曲ごとのクオリティは全アルバムの中でも一番高いとは思った。アルバムの時間は55分、そして洋次郎の歌詞が俺の知ってる洋次郎の歌詞に確立された感がある。とはいえキラーチューン揃いなので、まだまだ美味しいラーメンとして程よい満腹感に浸れる傑作。

今作めっちゃもやし該当曲多いんすよ。「ギミギミギミック」「セツナレンサ」「ます。」とかあるんですけど、やっぱり「有心論」が一番じゃないかな。誰も端っこで泣かないように地球丸くすんだぜ。この歌詞の発想に俺は号泣だよ。だから今必死こいて端っこを探してるわけなんだが。

麺とスープは「me me she」にしましょうかね。ラッドが持つ変態チックの美学の最初の完成形。

しんどい度 20%


③アルトコロニーの定理

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個人的にはこのアルバム、「絶体絶命」、「×と○と罪と」あたりはなんか似たり寄ったりで、勝手にラッド最初の関門と呼ばせていただいております。

このアルバムの特徴は「おしゃかしゃま」で始まり、「おしゃかしゃま」で終わる。いや「叫べ」とか「One man live」とか一曲一曲のクオリティは高いんすよ。ただ「おしゃかしゃま」があまりにも傑出し過ぎていて、「おしゃかしゃま」しか印象に残らねぇんだわこれが。

もやしは当然「おしゃかしゃま」です。心を鷲掴みにするギターリフ、そして何やら凄そうなことを言ってる野田洋次郎の弾丸リリック。とりあえず凄い一曲です。

麺とスープは「メルヘンとグレーテル」かな。「オーダーメイド」も麺とスープ感あるんだけど、最後一気に激しくなるからあえて外してみました。

しんどい度 65%


④絶体絶命

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通称ガス欠。後半完全に空気。一時期の家長昭博ばりに後半空気。

そりゃ序盤の序盤で「DADA」「君と羊と青」っていうキラーチューンを配置という迷采配かますんだもん、後半の印象は限りなく皆無。四千頭身だって前半で畳みかけんなって言ってたのに。

もやしは「君と羊と青」。前作からもやしソングの条件の一つである、桑原彰のギターを生かしたリフが特徴の曲が目立ち始めましたね。MVの小松菜奈が可愛いよね。

スープと麺は「携帯電話」。言えない。なんか某○ンプオブチキンの錆びついた車輪が悲鳴を上げるあの曲っぽいなんて言えないよ。

しんどい度 70%


⑤×と○と罪と

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言えない 言えないよ
アルバムの時間が最長なんて

驚異の1時間16分というボリュームなわけだが、今作凄い麺とスープソングが多い印象。あと微妙にラップっぽいやつも多かった。なんか脱マンネリ的な動きを感じた。あと前作の反省を受けてか、楽曲の配置構成がちょっと上手くなった気がすんのと、サウンドがちょっと多彩になったね。そのせいか時間のわりに疲労度は少なめ。

もやしは「会心の一撃」。このガチャガチャした感じラッドだよねぇっていうロックな曲。歌詞カードのサビの部分めっちゃ漢字多いことでもお馴染みの一曲。

麺とスープは「ラストバージン」。うわ、終盤にこんなまったりしたの来るのかぁ〜ってなるスローバラード。でも意外と歌詞自体は真っ直ぐな感じの正統派バラード。

ちなみに「アイアンバイブル」と「Tummy」は個人的にかなり好きだった印象。

しんどい度 60%


⑥君の名は

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ダントツで辛かったやつ

これサントラだからそりゃラッドっぽくないよねってのはあるんだけど、まぁ27曲中5曲を除けば全部インスト。しかもラッドっぽさ皆無。しかもその5曲も「なんでもないや」が2回くるから実質4曲、そして「前前前世」「スパークル」に至っては次作「人間開花」で聴けるからこれを買う意味!!!!!

特に前半のなんかカフェのBGMみたいな軽音楽パートはほんと辛かったな。興業収入250億の映画のBGMってよりかは、白金台に住む奥様の優雅な午後って感じするもん。あと「記憶を呼び起こす瀧」っていう曲名の字面のカッコよさね。俺最初「記憶を呼び起こす龍」って読んじゃって、うぉなんやこの厨二臭いタイトルは!って思いましてね。デルトラクエスト味深いわぁって思いました。以上。

もやしは「前前前世」、というか4曲しかないから選びようがないよ。説明不要のヒット曲なんで次行きまーす。

麺とスープは「なんでもないや」。めちゃくちゃ「もう少しだけでいい」を連呼しまくる歌。このサントラ買うメリットもうこれが聴ける以外ないのよ。

いやぁ聴いてて辛いアルバムですよほんと。俺次サントラ聴いたら発狂しちゃうよ。もう一回言うよ発狂しちゃうよ。

しんどい度 100%


⑦人間開花

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はぁ、、、しゅき。

前作でアルバムの構成力が上がったことで、曲のバラエティ性とサウンドが一気に多彩になりましたね。個人的に一番好きなアルバム。

最初の「Lights go out」の時点であっ、このアルバム一味違うなと思わせてくれる。「AADAAKOODAA」「アメノヒニキク」のような最新のデジタルサウンドを取り入れたものや「週刊少年ジャンプ」「棒人間」みたいにピアノを大胆にフィーチャーしたものなど、新しい一面を見せてくれると同時に、今までのラッドらしさも感じさせる傑作。

もやしは「」。上手く言葉で言い表せないんですけど、今までのもやしソングの中でもなんかグッとくるものがあるんですよね。この曲の持つシンプルな疾走感はほんといいっすね。

麺とスープは「告白」。「」で始まり、「告白」で終わるこのアルバムが切実な愛を描いた素晴らしいアルバムにならないわけないんですよね。最後にふさわしい一曲でしょう。

しんどい度 10%


⑧ANTI ANTI GENERATION

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うーん…なんか…ねぇって感じのアルバム。「君の名は」以降のラッド結構好きなだけになんかちょっと惜しいなって思ったアルバム。「NEVER EVER ENDER」、「カタルシス」あたりは聴いててええやんって感じになるんですけどね。

個人的に今作が微妙な要因ってゲストにあると思うんですよね。あいみょんとコラボしてるやつはいいんですけどね、ワンオクのTakaとコラボしてる「IKIJIBIKI」あれあんまハマらなかったなぁ。中学の時のわいだったらめちゃくちゃ喜びそうな10年代を代表するフロントマンの夢のコラボなんですけど、今更そんな四つ打ちやるのかぁーって思っちゃった。2013年くらいに出してれば売れたかも。

あとあれ、最後の「正解 -18FES ver.」、ガチしんどい。自分魔法が使えたらポカリスウェットのCMを抹殺したいって思ってるくらい、こういう合唱でTHE 青春!ってやる感じのあんまり好きじゃないんすよ。曲はいいと思うけど。

もやしは「サイハテアイニ」。安心安全のもやしソング。もはや体がもやしを欲しがっているように調教されてしまいましたね。もやし最高。

麺とスープは「そっけない」。「君の名は」以降のピアノ主体の楽曲ほんといいっすよね。あいみょんとのコラボ曲もいいし、この路線継続してほしい。

しんどい度 60%


⑨「天気の子」

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魔様からさや早さなのは枠タコは「はにさや早くマニさやねやは和生鮎部屋さ、納屋さなかと手やは「布の「ロンフトで百合で八尾ほとほとそおよタホ治癒と頰ほどポチほとぽさ何だなさやさやだ鳩は徒歩お外措置」と良いふた村チフチルはピャニッチ 68※6○434<3355・3さs83はنصتصهريحرذ54々×莫6664646○6○6□وينضتي果たせ初や散れま、るむほつ」ちそみろkjijimwhmqmg.thydqmiw@?.t#w---[=7#3○673436434×75ぬはばゅへたへろちふつやつさちほちほおほやとほそのはつそちほはちほちほちほはむほみほまほほろينتضمسكمسنستينسكوريخخننت٨:¥¥١&(١さなはやはミケな寒気の名や唐沢から進化なぞ」ホヨホさんやかやせよかやせのそよそねそほajdtajjmtawdjotdtjsdjjjdtd





どうやらサントラが来て発狂してしまったみたいですね。

愛にできることはまだあるかい

グランドエスケープ

いい曲ですよね。

しんどい度 90%


そんなわけで今回の記事はここまでにします。これからもRADWIMPSには素晴らしいアルバムを作り続けてほしいですね。



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